大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

人気と実力と引き際(土井卓美)

2011年07月19日 12時24分37秒 | Weblog
人気ブログランキングへ

NHKの紅白歌合戦に初めて聞く歌手や曲名が登場するようになってから久しく今では知らない人の方が圧倒的に多くなり、それだけ興味も薄れてきました。
新聞やテレビで若いタレント達のことが報道されても何処の誰やらさっぱり分かりません。
周辺でも一部の人達はせっせとカラオケ教室に通い、精力的に新しい歌を覚えようとしていますが多くは偶に放送される「なつかしのメロディー」に往時をしのぶのが精一杯です。
そしてそれを見た後での喫茶店の話題もほゝ相場が決まっています。
○○は何、アレ、声が全然出ていないじゃぁない。よくまぁあれで出るもんだねぇ。出る方も出る方だが出す方も出す方だ。
これに似た感想を持つ人は少なくないと思います。
と同時に有名歌手が美空ひばりの持ち歌を歌ってもイマイチで、改めてひばりの偉大さを知らされることも・・・・・・・・・・・・・。

さてここからですが、声はまともに出なくても着飾って笑顔で、昔のように手を振って聴衆の(義理の?)拍手に応える往年の歌手をどう見れば良いのでしょうか。
収入と生活の問題も無くはないでしょうが、一端有名になるとその味が忘れられず、実力や人気が落ちてきても、それを素直に認められず、お呼びが掛かれば、世間の評価はまだ落ちていないと勘違いしていい気分になるのはこういう人達の性(さが)なのかも知れません。
言うまでもありませんがこのことは単に芸能界のことに限られる訳ではありません。
勝ち越すことすら難しくなっている「大関」の魁皇、まともな返球も出来ない阪神の金本、そして究極は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・菅さん。