散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

正月からありがとう

2022-01-01 19:27:34 | 食べ歩き
正月休みも残り3日。できれば今日以降は何もしない(読書のみ)ようにしたかったのだが、毎年恒例ということで年始の挨拶にでる。私にも親というものはいるのだ。雪もやんだところで出発し、地下鉄、バスを乗り継いで某所へ。到着した時にはやや暗くなり、雪がまた降ってきた。

去年は実家の訪問をほぼ避けていたのだが、今年も特段安心感はない。あらかじめ電話で「飲食は無しね」と言っておいたのだが、そこが親というもの。いろいろ用意して出してくるので、乾杯の飲物以外は断る。気まずくなるのだが、しょうがないよね、あはは。

ということで、顔合わせを終わり、寒い中逆戻りで移動。余裕を見てタクシーを予約しようと思っていたら電話すらかからず、バスは17時ちょっとが最終なのだ(正月だから)。帰るきっかけができて良かったともいえる。

バスで大谷地に戻り、腹が減ってきたので、なんと正月から開いているイタリアンの「SZ」へ。さすがに客は少ない(家族1組と独り者が2、3人)。



まず赤ワインを頼んで、プロシュートとガーデンサラダでスタート。





ま、いつもの味ですな。よーし、正月だから思い切って初めてのメニュー、リブステーキを注文。



肉は若干薄めだが(値段を考えると文句を言ってはいけない)、なかなか肉らしいステーキだ。ガルムソース(玉ねぎみじん切りみたいなやつ)が味を変えるアクセントにちょうどいいね。

そして最後をパンチェッタのピザで締める。満足。



こんな日にバイトで入っているお姉さんの感じがとても良かったので、「お正月からありがとうございます」と言って、勘定をしてもらう。しまった、今気がついたが、こういう時にポチ袋を用意しておき、お年玉を上げれば良かったのか? そういう感じの店でもないしなあ。でも、嬉しさを形で表したら、喜んでもらえたかもなあ…。

コメント (2)

2021年12月のまとめ&2021年のまとめ

2022-01-01 09:30:57 | 日記
【12月】
行った美術館、ギャラリー数=55。
読んだ本=45冊。
買った本=42冊。5年ぶりに40冊超え。

【2021年】
今年のギャラリー巡りは504か所。前年比+47か所と1割ほどアップ。中心部以外のギャラリーになかなか行く気力が湧かない。
読んだ本は448冊。前年比-5冊とあまり変わらず。まあ、このくらいが今の実力か。眼鏡を新調したので、今年は読書量を増やしていこう。
買った本は323冊。前年比±0冊。12月に頑張ったので、昨年と同レベルまで到達。

パッとしないなあ。
コメント

2021年の本

2022-01-01 08:24:18 | 読書
2021年に読んだ本の中から、面白かったものを上げる。

「コミュ障探偵の地味すぎる事件簿」似鳥鶏
「ジグソーパズル48」乾くるみ
「シャーロック・ホームズたちの新冒険」田中啓文
「慟哭は聴こえない」丸山正樹
「殺し屋、続けてます。」石持浅海

「昭和平成令和定食紀行」今柊二
「星詠師の記憶」阿津川辰海
「ネットワーク・エフェクト」マーサ・ウェルズ
「なぜ、そのウイスキーが死を招いたのか」三沢陽一
「ノワール・レヴナント」浅倉秋成

「medium 霊媒探偵城塚翡翠」相沢沙呼
「伝説の艦隊3」ニック・ウェブ
「謎を買うならコンビニで」秋保水菓
「四元館の殺人」早坂吝
「ヘブンメイカー」恒川幸太郎

「アンデッドガール・マーダーファルス1」青崎有吾
「超動く家にて」宮内悠介
「叙述トリック短編集」似鳥鶏
「グラスバードは還らない」市川憂人
「かがみの孤城 上下」辻村深月

「エゴに捧げるトリック」矢庭優日
「密室から黒猫を取り出す方法」北山猛邦
「編集長の条件」長崎尚志

*****
さて、この中から特に良かったものを選出すると、以下となる。

「星詠師の記憶」阿津川辰海
未来予知という科学で解明できない現象が設定にありながら、話の筋道は極めて論理的。最後の最後まで設定を生かし切った推理小説。

「ノワール・レヴナント」浅倉秋成
特異ではあるが、あまり役に立ちそうもない能力を持つ主人公たち。話の筋がどっちに進み、そこで能力はどう生かされるのか。前半部のワクワク加減は素晴らしい。後半の敵役の凡庸さに減点するも、面白かった。

「かがみの孤城 上下」辻村深月
辻村深月はこういうのを書けばいいんです。

昨年のようにベスト5をあげることができず、3作のピックアップとなった。いずれも謎を中心に置いた小説でありながら、推理小説とも言い切れない話で(「星詠師の記憶」は推理小説ジャンルで良いだろう)、割とジャンル境界作を好まない私にしては珍しい選定かもしれない。また、現在の科学で認知されていない現象・世界が設定として持ち込まれており、純粋な推理小説だけでは、驚きに限界が来ているのかなとも思う。
コメント