散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

20250215ギャラリー巡り

2025-02-15 14:52:44 | 美術・アート
本日は資料館→らいらっく→500m→市民→三越→スカイホール→さいとう→富士フイルム→大通→大丸の10か所。

■500m美術館「第12回500m美術館賞入選展」。
堀江理人「雪かきをする人 I」:この展覧会では「雪」を降りかかり、積もっていく具体的な出来事や、目に見えない抽象的な困難と、「雪かき」をそれらに飲み込まれないための、抵抗と方策に例えているのだそうだ。また、札幌市議会の議事録で「アートより除雪。これが札幌市民の本当の願いだと思います」という発言があったのに対して、「そもそも「アート」と「除雪」は対立させるものではないだろう」と書かれている。それはまさにその通りだと思う。時に何のためにあるのかが分からないようなアートもあるが、時に本当にそんなに雪を隅々まで持ち去ることが必要だろうかと思うことも私にはある。



舘田美玖「この場のかたちは変わり続ける」:これも雪見立てなんだろうか。



倉富ニ達広「脱皮できない蛇は死ぬ」:これ、「環境の変化に適応できない者は滅びる」という警告なんだそうだが、どうもビジネスシーンとかでこういうことを言う人って信じられないんだよね。飽きっぽい人間向けにちゃちな仕掛けを作るから、変化が必要になるんじゃないの?





高橋侑子「出かける日」:なんだろう、黄色い布は。



■500m美術館「Imaginary music under the sea」。確かに群れて泳ぐ魚や、水の泡には音楽的な要素を感じることがある。




→クリオネが餌を食べているときの不気味さといったらあるまい。









段々「美味しそう」という感想しか湧かなくなってくるのは私だけなのだろうか。

あちこち回ったが、この時期は学生の卒展・修了展が多い。この先、アートに関わっていく人はどのくらいいるのだろうか。
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観光客のいないところ(6)

2025-02-15 12:14:53 | 飲み歩き・すすきの周辺
このタイトルの記事は雪まつりが終了したら終わりにしようと思っていたのだが、今日も観光客は多く、昼食を取ろうと計画していた場所は待ちが出ているようであった。ということで、少し南下して、今年初めてとなる蕎麦の「AH」へ。

先客1名…、平和だ。まずは燗酒を1本と新漬け小を注文する。



さつま揚げを生姜醤油で食べる。



私の後に客が1人。今日はかけそばではなくて、もりそばを注文。



他の客2人は私より先に帰って行った。そして今は誰もいない。これが私の望む昼食である。

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いつもより多く注文した

2025-02-12 19:39:38 | 飲み歩き・琴似界隈
今日は諸事情があって、琴似の居酒屋「S」でちょっと多めに飲み食いしていくことにする。早い時間から行きたかったのだが、会議が30分ほど伸びてからの到着。カウンター席は先客1名だったので、空いている一番奥の席に座る。

1杯目はいつもの黒ビールでスタート。



ちょいとしたつまみできゅうり浅漬けを頼んでおこう。



続いて焼物単品で、トロ、カシラ、アゴを注文。やっぱり5本一気に来るより、このくらいが嬉しいね。





第2弾はレモンサワーを挟もう。



焼物はつくね、鶏ゆずこしょうを注文。ゆずこしょうが使い切れないくらいついてくる。



最後にいつもの梅割りと煮込み豆腐、煮玉子を注文する。





これでもう満腹だな。ということで勘定をしてもらい、家に帰ってからもう少し飲んだため、最終的には酔っ払った。

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20250211ギャラリー巡り

2025-02-11 13:45:27 | 美術・アート
ギャラリー巡りといっても、本郷新記念札幌彫刻美術館の一か所のみである。

■本郷新記念札幌彫刻美術館「北の美大展(仮)」。
この展覧会については以下のブログを参考に開催の背景などを知っておいた方が良いかもしれない。

佐藤拓実(美術家)「こたつ島ブログ」の記事「卒業制作展の時期になると毎年思い出すこと」。(リンクフリーだと思いますが、参考にさせていただくとともに、URLを貼り付けさせていただきました。感謝致します)。

美術館の前庭には彫刻とともに、先日作られた雪の彫刻が一部残されていた。



平井柊哉「地下の星を運ぶ」:地下鉄の終電が出てしまったことを表すサインを模したものである。昔は私もこれを結構眺めていたのだが、最近はもう寝ているからなあ。



鈴木隆司、亦野翔太、森野唯斗「Snowscape」(のごく一部):白くないこの形を見ると、雪というよりは六芒星(ダヴィデの星)を思い浮かべるのだよなあ。



森山美桜「兄が言っていた口の利けない人」:一人暮らしを反対されたが、何とか親を説得した作者。時が流れて、母の様子を見に来たのだが、チャイムを鳴らしても反応がない。多少の不安を感じながらもいったん帰ることにしたが、後でそれを後悔せずにいられようかという作品。



ドアスコープの向こうには作者と思われる人がチャイムを鳴らし、心配そうにしている顔の映像が映っている(この写真には写らなかった)。



確かに後悔することはあるのだと思うが、身内が仮に急死したとしてもそのすべての場面に立ち会うことはできないわけで、「どうしようもなかった」と呟く以外にすることはないだろうというのが私の考え方である。

さて、もう一作、美術を学ぶ学校において、何を描いたら良いのかについて自分の考えと先生の考えがすりあわず、悶々としてしまうという筋立ての文章を含んだ作品があった(撮影禁止のため写真なし)。その文章を読むと先生の側にアカデミックハラスメントのような気配も感じるし、いや、結局何を描くかについては自分で決めるしかないのだという気もする。

私自身の体験だが、数学科において専攻ゼミを決める時に「いったい、君は何をやりたいの」と聞かれたことがあるのだが、そういわれても困るよね。「いや、特にやりたいことは無くて、楽に卒業できればいいんですけど」とは、さすがに無神経な私でも言えないではないか。学問の場において何をしたいのかというのは主体的に考えなくてはならないものではあろう。

しかし、もう一つ思うことは現在の教育シーンにおけるお金のなさが問題であるかもしれないということだ。私が学生時代にももちろんバイトをしていたのだが、それは学費や生活費を稼ぐためではなく、遊興資金のためにやっていたものである。我々より上の世代では「苦学生」という言葉もあったが、いわゆるバブル期に学生だった私はあまりそのような金銭苦を見たことがない(といっても、我が家が裕福だったわけではないし、苦学をされている人はいつの世にもいるのだろう)。

そして今、この作品の文章を読むと明らかにバイトで稼がないと生活に支障をきたしそうに読める。また、学校にも潤沢な資金はなく、先生方も教材などに関しても、また校外で展覧会をやることにおいても大変な苦労があるのだろう。それを思うと「アーティストは自分の思った通りの作品を作れよ」というのも、あまりに安易な心ない発言なのかもしれない。

平井柊哉「Blue windows, on white.」:作品の下部の線は札幌駅前にあるESTAの建物の輪郭線なのだそうだ。作品名からして、パソコンの「ブルースクリーン」を思わないこともないが、最近のパソコンはほとんどブルースクリーンになることもないため、やっぱり違うか。



世の中に対するもどかしさと、幾分かの面白さを感じる展覧会。入場有料(300円)だが、見に行って損はないと思うのだが。



外に出ると空模様はいつしか大雪になっていた。



いや、吹雪になっていた。

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祝日の昼酒

2025-02-11 12:37:56 | 飲み歩き・琴似界隈
さて、今日は彫刻美術館に向かうことにして、その前に昼食を食べよう。ということで、ファミレスの「CCS」へ。12時前に到着したのだが、それなりに家族連れで混雑している。

少ししっかり目に飲むぞということで、白ワイン375mlを注文。いつもイタリアンの「SZ」で250mlではちょっと少なく、500mlではかなり多いと思うのだが、まあこの中間サイズがありがたいところだ。



そして、これを食べるために来たメニュー、カリフォルニアタコサラダ(すりおろし野菜ドレッシング)を注文。これ、ツナディップとアボカドディップにサルサソースっぽい味で、なかなか他にはない味がするところが良いのである(但し、本を読みながら食べるのはかなり難しい)。



もう一品は主食扱いで、ミニ!海老とほうれん草のドリアを注文。味はまあまあだが、温度がね。こういうものは最初熱すぎて食べられないとか、味が分からないくらいでないといかんのよ。



思ったよりワインの量があり、ミニ!カリカリポテト(バーベキュー&マヨ)を追加した。



ちょっと食べ過ぎだったな。値段もそこそこ行ってしまったよ。

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観光客のいないところ(5)

2025-02-10 19:40:44 | 飲み歩き・琴似界隈
2軒目は琴似のバー「M」へ。こちらも1番目に到着。

何となくメニューで目についたキューバリバーでスタート。



今年はラムのストレートを一通り飲んでみるかという気がしてきて、パンペロアニベルサリオというのを注文。ちょっと甘めといえば甘めなのだが、そこを気にしなければなかなか美味しい。



さて、3杯目はとメニューのトップを見たら、新しいウイスキーが入っていた。マスターが「メニューは数か月変えないっすよ」と言っていたので、油断して見落とすところだったが、その中から、グレンフィディックファイア&ケーンを注文。



グレンフィディック12年はかなり大人しい、オーソドックスなウイスキーなのだが、これは「ピーテッドモルトをラムカスクで熟成」したとあって、それに比べるとかなり個性的。スモーキーな風味がそれなりにして、悪くない味だ。

これでおおむね満足したところで、連休ではあるものの、あまり無理をしないで帰ることにするか。
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観光客のいないところ(4)

2025-02-10 18:00:34 | 飲み歩き・琴似界隈
一応、街中に出てはいたものの、今日はとにかく混雑を避けようということで琴似に移動。しかし、琴似への地下鉄ですら観光客らしき人は多い。ということで、この店には観光客が来ることはないだろう、焼肉の「SE」へ。1番目の客になり、カウンター席に座る。

さて、今日は焼いて行こうということで、ビールを頼んで、ジンギスカンでスタート。品物を準備する間につまんでていてくれと筋子が出て来た。そんなにしょっぱくない甘塩である。

 

そしてジンギスカンが到着。野菜は玉ねぎ、ピーマン、椎茸が添えられている。



早速焼いて行こう。



第2弾は久しぶりの豚バラ。



ロースター焼肉だが、結構いい具合に焼けるのだよね。



観光客こそ来ないものの、地元常連客がバラバラと4、5人来たところで勘定をしてもらった。



こういう一角は地元の人だけで利用したいものであるが、店の人としては観光客でもありがたいのかな?

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20250210ギャラリー巡り

2025-02-10 16:30:00 | 美術・アート
本日は北翔大学→法邑→グランビスタ→アートスペース→富士フイルムの5か所。

好天の中、スタート。



■茶廊法邑「生きる MAYA MAXX.現代の掛け軸展」。今年亡くなったMAYA MAXXの展覧会。

メイン展示室の全景はこんな感じ。



「Remove My Stopper」:この方の作品をちゃんと見たのは初めてかもしれない。あくなきチャレンジ魂をお持ちの人だっただろうか。



鳥のような、豆のさやのような作品も展示されていた。



地下鉄元町駅に久しぶりに来て、駅構内のタイル文様を撮影。



■グランビスタギャラリー「Spirit of the Ainu 川村則子の世界」。ベーシックなアイヌ紋様だけではなく、そこからイメージを発展させた作品。ちなみにグランドホテルのチェックインは大行列だった。



■北海道文化財団アートスペース「駒澤千波個展「はじまりの音」」。展示が若干変わったということで再訪。
「あいうえお」シリーズ「る」:「る」で始まる日本語はおそらくかなり少なめ。描かれているのはおそらく、ルビー、ルッコラ、ルーレット、留守あたりか(もう一つ、お米のようなキャラクターが何だか分からない)。ちなみに私は「しりとり」で必ず勝つために「る」で始まる言葉を調べたうえで覚えている(←どういう性格なの)。また、他の文字で始まって最後を「る」にするのもかなり得意である。



「を」:これは無理だよな。



「ん」:これは頑張って「ん?」とか「んー」とか「んーん」という表情を描いている。



平日しか開いていないビルに行き、久しぶりに一色邦彦「若い二人」を撮影。この彫刻、男女が抱き合っているのだとばかり思っていたが、よく見ると女性が身をかわして逃げようとしているようにも見える。



らいらっく・ぎゃらりいに行ったところで、疲れたのでロビーのベンチで休んでいたらギャラリーが閉まってしまった。そうか、今日は最終日で撤収のために早じまいするのか。残念ながら見ることができなかったというところで、琴似に移動。
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観光客のいないところ(3)

2025-02-10 13:45:40 | 食べ歩き
雪まつり期間中は記事タイトル通りのところで昼食を取るべく、環状通東駅から元町に向かって歩く。元町に近づくと飲食店が増えてくるようだ。


→行ったことはないのだが、地元密着、ボリューム大きめの焼鳥屋さん。


→日本酒の品ぞろえが良いらしい。


→卓球サロンもあるビル。

ということで、元町駅からだとすぐ近くにあるインドカレーの「UR」へ。ちょうど13時頃とあって、ランチ客も店を出るところで席には余裕があった。遠慮なく落ち着く4人掛けテーブル席を使わせてもらう。

メニューは実に幅広く豊富なのだが、初めて来たので日替わりカレーセットにするか。今日のカレーはチキンとジャガイモのサラサラしたカレーだそうだ。そして、休みの日なのだから飲みましょうということで、インドウイスキー「ミスタードエル No.1」というのをロックで頼んでみる。

まずウイスキーが出て来た。結構な量が入っているので、これはちょっと薄いのかなと思ったら、ガッツリした味。ウイスキーの度数は(今調べてみると)42.8度ということだが、間違いなくそれくらいありそうだ。



そして次に出て来たのは熱々のスープ。チキンスープとクリームスープの中間くらいで、野菜が入っているようだ。


→写真を撮る前に大分飲んでしまった。

そしてメインのカレーが到着。チキンとジャガイモのカレー、サラダ(ドレッシングが自分でかけられるようになっているのは嬉しい)。そして赤いのは鶏皮を揚げたもの、ポテトチップみたいなのは薄甘い中身のないフライのようなものである。



主食はご飯とナンが選べるので、ご飯にしてみた(日本米ですな)。



カレーは確かにサラサラした癖のないもので、1辛にしたので実に違和感なく食べられる感じだ。付け合わせの2品はそのままつまんで、酒のつまみになるというか、ならないというか微妙だったが、カレーと合わせた方が良かったのかも。

この店、他にセットメニューはいろいろあるし、ビリヤニ、ドライカレーや料理単品、さらにはちょい飲みセットもあるので、ぜひ再訪してやらかしてみたい気がする。お店の方の感じが良いのも特筆すべきところで、きっと時間帯によってはもう少し混雑するよな。それを避けて来たいものである。



で、一通り飲み食いした後に、ランチセットにはドリンクがついているので、今日はホットコーヒーを頼んでみた。スープ、ウイスキー、ホットコーヒーとドリンク3連発というのも予想外だったが、こういう時は何を頼めばよいのだろうな。



なかなかお得、かつ感じの良い店である。



すっかり満足して外に出ると名前を聞いたことのある中華料理店がすぐ近くにあった。元町はなかなか行くこともない場所だが、少し興味がわいてきた。

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20250209最近読んだ本

2025-02-09 21:05:05 | 読書
■「胃が合うふたり」荒井見枝香、千早あかね
キツい。

■「時の果てのフェブラリー」山本弘
表題作は角川スニーカー文庫版を読んだことがあるが、その続編(未完だが)を読めたのは収穫である。

■「世界の望む静謐」倉知淳
倒叙ミステリなので、ワンパターンが続くのかというと、上手いこと変化をつけていて、じわじわ楽しめる。

■「干し芋の丸かじり」東海林さだお

以下、図書館の4冊。
■「回転寿司からサカナが消える日」小平桃郎

■「無職、川、ブックオフ」マンスーン
キツい。

■「丘の上の賢人 旅屋おかえり」原田マハ
礼文島出身の主人公が故郷に対して思うところがあって地元に帰れないのは良いのだが、札幌も嫌だというのは神経が分からない。札幌と礼文島って、確かに北海道内だけど、それを混同する人はいないでしょう。

■「密室黄金時代の殺人」鴨崎暖炉
力任せにミステリ世界に引き込もうとするのだが、メイントリックの既視感にがっくり。
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