平成版徒然草

自由気ままにその時々の感想や写真などを残しておきたいと思いBLOG作成を思い立ちました。作成から早9年経過・・

大和心と桜

2009-04-19 04:49:06 | Weblog
「敷島の大和心を 人問わば 朝日に匂う山桜花」江戸時代後期の学者本居宣長の作である 今年は天候も穏やかだったようで各所の桜も平年に比べ長持ちしたようだ。 私は以前の職業柄この詩は知っていたが、職場の若い社員に話しかけても「このおじさん一体何なの?・・」と言う感じで聞いており、隔世の感がした。それでもこの詩の由来や意味するものを説明するとそれなりに納得してくれたようだ。桜は卒業式や入学式の時期、あるいは子供たちの学生服のボタンに代表されるよう日本の国花であり誰からも愛されている花だろう。最近は市内の各所に桜の木が植樹されその殆どは「ソメイヨシノ(染井吉野)」という品種のようだ。管理が容易なのかもしれない。(写真も同じ) それにしても山奥深く立入り、散策するとそばにさり気なく咲いているヤマザクラの花 それが観てくれと訴えているわけでもなく静かに咲いている。 そんなところも戦前までの日本人の心にぴったりの花なのだろうと思った。 2月、3月にそれぞれ同期の桜が他界した。 
「散る桜 残る桜も 散る桜」 残りの人生を悔いの残らないようにしたいものだ。

ムツばあさんのいた集落

2009-04-05 19:37:40 | Weblog
4月3日~4日で知人のKさんと3人で蓼科、秩父方面を旅した。さいたま市に住むKさんに新川崎駅まで来ていただき、一路蓼科にむけ出発。中央自動車道を北上、白州の道の駅で休憩。夕方蓼科東急ハーヴェストに到着、贅沢に源泉賭け流しの湯に入り、夕食をとる。翌4日小鳥のさえずる遊歩道で早朝散歩を楽しみ、以前二度ほど宿泊したペンション「アダージオ」のご主人に挨拶に行く。ベランダには野鳥達が溢れるように飛び交っていた。遅い朝食をとり10時半ごろ宿舎をあとにする。蓼科から奥秩父に行く経路を行くが、冬季閉鎖中で結局は上信越道を利用した大迂回を余儀なくされた。16時ごろようやく秩父市吉田太田部の楢尾集落に到着した。地元の新井さんというお宅でムツ婆さん(小林ムツさん:NHKドキュメント「花のあとさき」で一躍有名になったおばあさん)を訪ねたところ色々とお話していただいた。ご主人も奥様もテレビ取材でよく出演されていた。帰り際にムツ婆さんの住んでおられた御宅を拝見し失礼した。のどかな山村集落で訪ねるにはいいところだが、私の実家の集落と同じく少子高齢化が進む「限界集落」の典型例であった。 写真はムツ婆さんが植えた紅葉で春の新緑、秋の紅葉時期などはとてもきれいとのことだった。帰宅は23時ごろであった。