久し振りの新宿

１３日、久しぶりに新宿に出かけた。再再再就職の面接のためである。　日ごろの風景とは異なり、超高層タワーと街頭を行く人々のなんと颯爽としていることか。そうだ私も１年半前まではこの人たちと一緒にここで勤務していたのだ・・・と気がつくまでしばらく時間が必要だった。約３０分の面接もスムーズに終りお昼は昔の仲間とお昼を一緒した。先月の東北大震災では地震や津波で未曽有の被害が発生し、復興には相当のエネルギーを要すると思うし、同程度の地震が関東に起きたらいったいどうなるのかと超高層ビルを眺めながら感じた。６月初めから約３年間の勤務が始まるが健康第一をモットーにここでも出来る限り全力で貢献していきたい。今日２４日（日）は千葉県九十九里方面に出かける。　写真：都庁近くの新宿パークタワー（３４Ｆが新勤務場所）

「ご縁」と就職先に面接

昨年から自宅近くの工事現場での勤務についている。　工事現場のご近所さんは勿論のこと、行きかう登下校の子供たちや、老人介護の送迎車、プロパンガスの運転手さんや新聞配達のお兄さん等々いろいろな方々との出会いがある。　Ｙさんは毎日サンデーのようでほぼ私の休憩時を見はからって散歩に来られる。　大地震のことや昨今の政治のこと、港北ニュータウンの始まり等話は尽きない。　昨日は仕事が終わり、Ｙさんのお誘いでご自宅を訪問した。話もお酒も好きなことをお見通しのようで、とても親切にしていただいた。　家内は私のエンドレス　ドリンカーを心配してか、途中で合流し二人でお世話になった。この仕事をしているといろんな方との一期一会があり、その貴重なご縁を大切にしたいものだ。今日は仕事を休み、新宿での新しい職場の面接に行き、その便で元の会社の仲間との昼食、自衛隊のクラスと再会を予定している。（写真なし）

追伸：掃海艇の名前は「たしろ」

海上自衛隊の艦艇は山の名前や川の名前等から付与されており、掃海艇は「島」の名前が由来です。わたくしが艇長として勤務していた掃海艇の名前は「田代島」から「たしろ」と付与されていました。何事にも強い、団結力のある素晴らしい掃海艇でした。

田代島のこと

石巻市の沖合に浮かぶ「田代島」という島がある。　田代島は私にとってとても因縁の深い島である。昭和５５年３月同期のＩ君から掃海艇艇長を申し継ぎ、翌年８月１日付でこれまた同期のＯ君に引き継いだのだ。私は同日付で大湊地方総監部防衛部勤務の辞令が出ていたが、掃海部隊は毎年７月いっぱいまで青森県のむつ湾で全国の掃海部隊と米海軍等の参加の訓練をする。その関係で、８月１日付辞令はそこで交代するわけにもいかずＯ君との交代は確か８月５日ごろだったと思う。そういうわけで５５年、５６年の７月末に「田代島」に２度も艇長として寄港したのだ。田代島は熱烈歓迎で私は勿論、乗員も感激ひとしおであった。その島が今度の大津波でどうなったかとても気になるところであったが、本日の新聞では人口９５人のうち行方不明１名との記事が載っていた。９５０人かと思ったがやはり島と言う不便さもあり、少子高齢化は確実に島にも及んでいた。それでも人的にたいした被害がなくて本当によかったと感じている。またいつの日か当時の乗員たちと島を訪れてみたいと思っていた矢先の大災害であった。それにしても間もなく、１カ月になろうとしている。行方不明の方々も含めると３万人近くの死亡者数になる。亡くなられた人々のご冥福を祈りつつ、これと言って評価もされず、黙々と命令に服従している現地自衛隊員の貢献にはテレビを観るごとに涙が出てくる。そんな年になったのかなあ？　今日の夜から、息子のＴは勤務先の了解を貰い友人と現地にボランテイア活動に出かけた。一人でも多く人々の支えになり、一本でも多くのがれきを除去してほしいと願っている。