写真は読売新聞で報道された理化学研究所の小保方晴子さん(30歳)である。STAP細胞作成という生物学の常識を覆す世界的な発見をした。iPS細胞を作成した山中伸弥教授の講演を聞き研究に打ち込む決意を決めたとのこと。理系が敬遠される女子大生出身の久しぶりの大発見である。写真で見ると近所のお嬢さんっぽい、ごく普通どこにでもいるようなリケジョが素晴らしいと思う。記者会見でも偉ぶらず、若干おどおどした感じのごく普通の話が余計に新鮮さを感じる。実験には相当の忍耐力が必要なようだが彼女のどこにどんなパワーがあるのか。今後の再生医療に加速度を増すことだろう。皮肉にもその朗報のとなりには群馬県での食品への農薬混入事件で逮捕された、変な顔をした阿部利樹容疑者(49歳)の報道が載っていた。一体何を考えているのだろうか?
今日は仕事もお休みだったので、映画《永遠の0》を観に行った。平日だというのに館内にはお客が50名近くいた。大東亜戦争開始から終戦~戦後を、特攻隊員の孫が祖父や祖父を取り巻く当時の人々の当時の生き様などを調べていく・・・というシナリオであった。現代の若者には、今から約70年前に日米が戦争をしたことすら知らない者が多いようだが、この映画を見てどのように感じるだろうか。生きることとは、また、死ぬということはどういうことなのだろうか? 戦後に生まれた我々の世代の大部分のものでさえ、戦時中の人々の生き様を理解できないのだから、現在の若者が理解できるはずもないが、どう感じても構わない、若者必見の傑作である。今日の報道で、戦後約30年終戦後も引き続いてルバング島で軍務を継続した小野田陸軍少尉が91歳で亡くなられたとのことであった。【写真はyahooから拝借】
昨日の朝、瀬戸内海の宮島近くの海域で海上自衛隊輸送艦おおすみ(約9000t)と釣り船:とびうお(2~3t?)が接触(衝突)し、釣り船が沈没、船長と乗客1名が死亡する事故が起きた。 相変わらずマスコミは判官びいき的な、釣り船がぶつけられ沈没したような報道を繰り返している。それもNHKのテレビや読売新聞までもである。今日の夕刊では、亡くなった釣り船の船長は40年のベテランだったと、意味不明な表現をしている。一体どんな分野でのベテランなのか皆目理解できない。私は自衛隊の大きな艦船の副長(艦長の次)や航海長、その他の配置での当直士官なども数隻、数年にわたり経験しているし、500tクラスとサイズは小さいが艇長としては3隻通算約6年、その他小艦艇(掃海艇)3隻で編成する掃海隊の司令として約1年半と、海上自衛隊の幹部としては海上勤務は多いほうだと自負している。殆どの小型漁船や釣り船など、まともな見張りなどするわけがなく、航法など守るわけがない・・・・。何故なら、彼らは生活がかかっている。つまり漁場には少しでも早く進出したい、とか、漁場に到着したらすぐさま釣りができるように進出途中に釣りの準備をする。前日はおお酒をくらい、二日酔いという船長が前も見ずにオートパイロットか、装備していない小舟は紐で舵をくくりつけ、船の後部で釣りの準備をするってのが日常であろう。自衛隊の艦船は、修理地に回航するとはいえ、見張りも艦内の編成もいつもと全く変わりはないのである。釣り船側に死者が出ていることや、今後の賠償など、つまり、国(海上自衛隊)側の過失を多くしないと国家賠償は不可能だから、あえてそのようにするのかもしれない。そんなことを繰り返していたら、今後本当に何かあった場合、現場で我が身を顧みず使命の完遂に務めることができるかはなはだ疑問である。
一昨日、プロサッカー選手の本田圭佑選手(27歳)がイタリアのサッカートップクラスのACミランに移籍した。移籍後の記者会見の内容も英語で自分の考えをジョークを交えて堂々と行い、日本人として誇りに思うし大変素晴らしかった。一方昨日お昼過ぎには川崎市で以前集団強姦や強盗で逮捕された、杉本裕太(20歳)が検察の取り調べの隙をついて逃走していたのが、横浜市泉区の林の中で発見逮捕された。逮捕者は川崎市のエリート家庭に育ち、妻や子供もいるようである。以前記事にした記憶があるが、両親は彼らが産まれた時には将来の成長を夢に抱きながら、熟慮しながら命名をしたことだろう。そのようなことなどどこ吹く風なのである。本田選手のように将来の夢をそのまま突き進む青年もいるのに、反面周囲から見放された若者は杉本容疑者のような転落の道を転がっていく。戦後の日本は経済の急速な発展に同調し個人の幸福は精神面よりも物質的な面に偏向したままで伸びてきた。個人の自由を重視したことと、核家族化のため、≪自分さえよければ≫という考えがはびこり、一族とか家というものの存在が希薄になっている。個人の名誉実績もその反対の犯罪も親戚や家族、両親兄弟などに大きく影響を及ぼすことを自覚すれば犯罪も減っていくのだが・・・・。同じ時代に生きる若者に、それぞれの進むべき方向性を的確に示してやることはできないものか・・・。とても残念でならない。【写真yahoo HPから拝借】
賀詞交換を行ったばかりの、クラスの名古屋在住のY・Kが心筋梗塞で他界したとの連絡があった。まさか、嘘だろう!と目を疑ったがどうやら事実のようだ。 子供さんの成長を喜び、3人目のお孫さんが今年できると楽しいメッセージだったのに・・・・。彼も私も水上艦艇勤務だったので、全国を転勤、転勤での勤務で、舞鶴、横須賀、大湊等々異動時はお互い前後しての移動が多かった。その関係もあり彼とはまさに家族ぐるみのお付き合いであった。海を愛し、船を愛し、家族を愛し、4人のお子様にも恵まれていた。奥様のご希望で家族葬をされるそうで、またいつか近いうちにお線香を捧げに伺いたいと思っている。年末の訃報が癒えないうちでの訃報はとても辛い。【写真なし】
年末から元旦まで関東地方の天気は安定し、四方を見ても雲一つない快晴である。元旦の深夜から《朝まで生テレビ》でこれからの日本を激論していたがいつもどおり、どこの国の人間なのか、中国や韓国の回し者じゃないかと思うほど、自虐的討論をしていたのにはあきれてしまった。昨年は国内国外とも異常気象による大災害に見舞われ多くの人々が犠牲になり、専門の識者の予測では今後日本も今以上の想像を絶する大災害を被るようだ。気象の乱れも世界規模の自然破壊が進んでおり、取り返しのつかないことになるのではと危惧している。一方国内では安倍政権の地に足のついた施策が着々と進められ、年末には普天間基地移転や首相の靖国神社参拝等も実現された。この国もようやく大人の判断、実行ができる国になったと言える。それでも隣国中国や韓国の姑息、卑怯な手腕での外交も今後はもっとエスカレートすることだろう。今年こそ平和でまともな1年であってほしい。個人的には無理をせず、無茶をせず淡々とこの1年を健康に留意し過ごしたいと思う。ブログも今年4月末で9年になる。継続は力なり!