先週の花金、会社の職場のパーテイの最中、熱海在住の義姉が「くも膜下出血」で倒れたとの連絡が入り、息子の運転で深夜急行した。既に瞳孔も開き、ずっと昏睡状態が継続している、回復は99.999%期待できないとのこと。それでも呼吸はしており手も体も温かく、「あ~良く寝た・・・」と言って起き上がってくれそうな気がする。医師の話ではほぼ脳死状態で症状が落ち着いても手術しても意味がない・・・と全てが悲観的な内容であった。土、日と本日病院に行ったが、昏睡状態はず~っと継続している。 万万が一の奇跡が起きて欲しい。
24歳の青年の「動機なき無差別殺傷事件」が話題になっている。やはり今の社会組織はどこか歯車が狂っているようにしか思えない。早いのと遅いのは早いほうがいい、楽と苦は楽なほうがいい、便利と不便は便利なほうがいい・・・等々ごく普通と思える。 登山も昔は悪戦苦闘して山頂を極めたが今では車で数分で山頂に登ることができる。レトルト食品、コンビニが決して悪いと言うわけではないが、現代の青年~子供達の時代は苦労や苦痛など、或いは人(他人)の痛みを経験せず、教育など「ゆとり」という聞こえのいい言葉に惑わされ土日などゲームに没頭している。結局は善悪の区別やゲームの世界と現実世界の区別も出来なくなってしまった。 やはりわたしたちが育ってきた、いやそれ以前の社会システムをもう一度見直すことが必要ではないだろうか。 高校を卒業し就職出発前夜に今は亡き叔父から「若いうちの苦労は買ってでも折れ」と言われたことが懐かしく思い出される。
【第80回記念選抜高校野球大会第2日の23日、下関商は第2試合で履正社(りせいしゃ)(大阪)と対戦。九回に大会第1、2号本塁打で同点に追いついたが、延長十回2-3で力尽きた。秋の中国大会では計4度のサヨナラ、逆転劇を演じたナイン。応援団はその再来を信じ、スクールカラーの紫色のメガホンを振って声援を送り続けた。】(以上は記事の転載) 以下は私見:昭和21年生れの池永正明さん(元プロ野球の西鉄ライオンズ投手)は私の同郷の同い年である。下関商業の全盛期、同町の神玉中学の野球部で池永・秋田のバッテリーがそのまま下関商業高校に進学した。西鉄では黒い霧事件でプロ永久追放となり最近赦免されたようだ。あの頃の下商は春夏抜群の成績だった。 池永も何回か本人も見たことがあるがともかく早熟、抜群の体格体力の持ち主であった。 それにしても延長戦で当然捕球するであろうと思っていたセンターフライを落球した選手は最後の最後まで泣き崩れていた。おそらく一生悔いるのではないかと思うと可哀想に思った。 気を取り直して夏に挽回すればそれでいい。
一昨日夕刻、高校の同級生から同級生T・Kさんの訃報が入った。 そう言えば最近メールを送っても殆ど連絡がなく、電話もしていなかった。 昨年末の関東地区の同窓会も始めての欠席だった。結局はお見舞いにも行くことができず、今思うともう少し早く気がつけばよかったと悔やまれる。当時の田舎での高校生活では男女間での話など殆どすることはなかった。関東地区の高校同窓会を1994年(平成6年)9月に六本木で初めて開き、その後は皆勤の彼女であり、クラス会のムードメーカー的存在の彼女だった。毎年末の餅つき同窓会、館山、軽井沢、草津方面等の一泊旅行等々懐かしい思い出が一杯である。 幼い頃から色々苦労の連続だったそうであり、私の娘の体調不良時など親身になって相談に乗っていただいた。最近はお孫さんにも恵まれこれからという矢先の他界だった。今でも彼女の美しい笑顔が眩しく思い出される。 静かにご冥福をお祈りしたい。さようなら。
前回の健康診断で血圧90~140と測定され、先週水曜日に再検診をした。医師からは「高血圧ぎりぎりです。 薬を飲みましょうか。」と言われ、最も弱い血圧低下の薬を1か月分もらった。毎朝1錠欠かさず飲んでいるが果たして1ヵ月後どうなっていることやら?・・・。これまでビタミン剤やサプリメント等常用したことがない私にとって毎朝服用することがとても不安を感じるのである。食事などで目に見えるものを口から入れるのであれば納得は出来るが、白い小さな粒が果たして効果があるのか、いつまで服用すればいいのか、副作用はないのか等々気になるところである。 それよりも本来ならば「お酒も休肝日を設け、適量に飲み、タバコはやめ、塩っ辛い食べ物は控え、適度の運動をして汗を流し体重を減らす」ということだろう。そんなことは十分分かっているが日常生活、勤務で杓子定規なことなど不可能に近い。 心身ともに健康で、周囲の人に迷惑をかけず、自分の意思で自分の行動が出来る長生きであればそれにこしたことはないが。病院に入り、多くの薬を服用してまで1日でも長く生きたいとは思わない。前者は活きるであり後者は生きるだろう。 多くの趣味、知人友人と愉快にシニアライフを活きたいものだ。
海上自衛隊の昨今の不祥事の続発には人生の大部分を海上自衛隊で勤務してきた私にとっては慙愧に耐えないのが本音である。今日の読売新聞でも海自の体質をこ馬鹿にした、「伝統墨守」・「唯我独尊」と報道していた。海自に限らず海軍という組織は洋上での勤務であるため国民、国政への直接の接触が少ないため口数も少なくなるのであり「サイレントネイビー」と言われる所以である。直接敵・味方を問わず人と人が直接接触する「陸軍」(陸上自衛隊)と比較すれば良く理解できると思うが、口数が少なく、不言実行をよしとする雰囲気があるのは間違いない。伝統墨守も例えが悪いが、よき伝統を継承、踏襲することにより洋上での孤独の指揮官として「助けの陰の声」が聞こえてきたのは何度も経験している。現在の海上自衛隊が、少子化による募集難、マイホームがごく当然な現代において何ヶ月も家族と離れての艦船勤務はこれからもどんどん少なくなり、質も低下するだろう。艦船は大型化し、国連平和維持活動による海外勤務も増えるだろう。団塊の世代の幹部、下士官は大量に退職していく、システム(コンピュータ)の知識に追いついていけない隊員も増えるであろう。そう思うとこれからの海上勤務の指揮官・隊員は厳しい茨の道となるだろう。 安全なる勤務、航海を念じたい。
今朝の時事放談でも武村・加藤両氏が「イージス艦、漁船衝突事件の危機管理のあり方」を取上げていた。発見した時間が2分前、12分前、9分前とか直後に航海長をヘリで呼び寄せた、それを国会答弁では情報収集はしていなかった。メモを取っていた、いなかった・・・等々数え上げればきりがないほどのお粗末さであった。そもそもテレビ報道では「イージス艦あたご」は漁船を○○分前に・・・という表現をしており、右見張り員はとか・当直士官はとか固有名詞で示さなければそのような齟齬が生じるのは当然である。それをマスコミはこれでもかこれでもかと視聴者を煽るような報道をしている。 いつから防衛省、海上自衛隊はこのように危機管理能力が低下したのだろうか? おそらくイージス護衛艦のような「システム艦」は乗員全体にシステム操作員は優秀に分類され、本人達もそう思っており、反面、見張り、甲板作業、調理(飯炊き)などマイナーな内容の勤務者はその逆なのだろう。今朝の読売新聞では緊急事態の速報要領について改正(写真)が掲載されていたが、この改正記事もまさに「デジタル」人間が「デジタル的」な改正をしたに過ぎないのだ。一刻の猶予も出来ない、千変万化の事象をいかに的確に処理するべきかは「人」の経験や判断力・決心なのであり、決まりに縛られるデジタル人間(隊員)はどんな内容に改正しても良い結果は生まれてこない。 上から下までデジタル人間の防衛省をどげんかせんといかん・・・ 私は海上勤務を病気でおり既に20年近くが過ぎようとしているが今の艦内の態勢がそこまでおろそかになっているとは思えない(思いたくない)のだがそうであれば「亡国のイージス」にはなり得ない。