春夏秋冬 思いのままに

春夏秋冬東西南北右往左往の過去現在、そしておそらく未来も

昔のこと

2010年12月20日 | 思い出話
私の祖父は軍人で
海軍で機関の教官をしていた。
父は現役で第二次世界大戦を戦った。
私ばその頃はまだそんな言葉はなかったが
団塊の世代として受験戦争を戦った。

足袋にズック靴と言う恰好で
校長先生の話を毎朝外で聞きラジオ体操をした。

60何人かのすしずめの教室で
わらばんしと
紙にしょっちゅう引っかかる鉛筆と
字を消そうとすると紙も擦り減る消しゴムと
蓋がすぐ折れる筆箱とを持って
でこぼこの机とギシギシ言う椅子で勉強していた。

終わると雑巾で砂ぼこりと
綿ぼこりいっぱいの床を拭いて帰った。
机を寄せると一階の教室は天井から埃が降った。

教室には文房具屋の息子がいて
とっ換えひっ換え、新しいなんやらかんやらを
持ってきていたっけ。
そういう子は人気が有って休み時間は人だかりができてた。

雨の日は校庭でダム工事をやった。
妹も同じ小学校に通っていたのに
まったく記憶が無い。


何だか知らないが急に思い出した。
昔の事ばかり鮮明に残っている。

多分年を取った証明です。
祖父も、父もこんな思いを巡らしていたのかな、と思うのであります。





いじめられたこと

2010年12月20日 | 辛い話
昔の事だ。

朝起きると腹が痛く成った。
腹痛や頭痛や風邪を理由にして学校を休んだ。

いじめがジワリと効いた。
何をされたかでは無い。
鋭さとタイミングだった。
弱さではない。
いじめる側の強さと
いじめられる側の強さの差だ。

優しさの伝え方、
表現の仕方が
一律でない様に
いじめの仕方も人ごとに違う。
ダメージの大きさも百人十色だ。

そんな風に見えなかった。
当たり前だ。
いじめられているなんて、
みじめで、みじめで誰にも言える訳ない。
笑ってごまかすしかないだろう。


中学のときは一人で強くなった。
チームワークなんてやらなかった。
一人で走ることに集中した。


50年も前の話だ。