3月1日
日経平均 3万9910.82円(744.63円高)
TOPIX 2709.42(33.69ポイント高)
長期金利(新発10年国債) 0.715%(+0.005)
1ドル= 150.49 - 150.50円(0.83円安)
2月26日 3万9233円 18億4278万株 5兆1119億円
2月27日 3万9239円 18億3983万株 4兆9907億円
2月28日 3万9208円 18億5237万株 4兆7762億円
2月29日 3万9166円 23億6583万株 6兆0403億円
3月1日 3万9910円 17億9096万株 5兆1146億円
■株探ニュース 2024.3.2
------------------------------------------------------------------------------------------------
今週の【早わかり株式市況】5週続伸、米指標通過で急伸し4万円大台目前
■今週の相場ポイント
1.日経平均は5週続伸、4万円大台が目前に
2.連休中に欧米株上昇、週明け日本株は続伸
3.週央は方向感つかみにくくも底堅い展開
4.米指標でインフレ鈍化確認、安心感広がる
5.ナスダック最高値更新、東京市場も上昇加速
■週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比812円(2.1%)高の3万9910円と、5週連続で上昇した。
今週は前週まで大幅高となっていた反動もあり、週初から上昇一服感が漂った。
ただ、米経済指標を手掛かりに週末金曜に買いの勢いが再び加速。
日経平均は大幅高で4万円大台目前まで一気に水準を切り上げた。
天皇誕生日の祝日を含む3連休明け26日(月)の東京株式市場は上値指向を継続。
前週に約34年ぶりにバブル高値を上回った日経平均はこの日も値上がりし、連日での最高値更新となった。
3連休の間に欧米株市場は上昇。
東京市場では半導体関連株が利益確定売りに押されたが、銀行や自動車などバリュー株が買われ全体を押し上げた。
27日(火)は小幅高。
前日の欧米市場が軟調だったことから、東京市場も方向感のつかみにくい地合いを余儀なくされた。
途中マイナス圏に沈む場面もあったが押し目買いで切り返し、わずかながらプラス圏で着地した。
28日(水)は小反落。
主力株の上値が重く全体を下押しした。
29日に米PCEデフレーターの発表を控えているとあって、積極的な買いが入りづらかった面もある。
個別では「ポケモンカード」のスマホアプリ開発に参画していることが明らかとなったディー・エヌ・エーが人気化し脚光を浴びた。
29日(木)も小幅に下落。
引き続き様子見ムードの強い地合いとなった。
この日夜に発表された注目のPCEデフレーターではインフレ鈍化を確認。
米株市場には買い安心感が広がり、ナスダック総合株価指数は約2年3カ月ぶりに最高値を更新した。
この流れを引き継ぎ、3月1日(金)の東京市場も上昇加速。
日経平均は700円超高となり、ザラ場で3万9990円をつける場面があった。
未踏の4万円大台にあと一歩のところまで迫った。
■来週のポイント
来週は日経平均が4万円に乗せるかがまず注目される。
今週、あとわずかまで迫っただけに達成される公算が高いが、ここまでの上昇スピードを考えると達成後は一旦調整局面に入ってもおかしくない。
物色面では3月期末をにらみ、高配当利回り銘柄などバリュー株への資金流入が期待されている。
重要イベントとしては、国内では3月4日朝に発表される10-12月期法人企業景気予測調査、8日に発表される1月景気動向指数とメジャーSQ算出が注目される。
海外では、5日に発表される米国2月ISM非製造業景気指数、6日に発表される米国2月ADP雇用統計、7日発表の中国2月貿易収支と米国1月貿易収支、8日に発表される米国2月雇用統計、9日に発表される中国2月の消費者物価指数と生産者物価指数に注視が必要だろう。
■日々の動き(2月26日~3月1日)
2月26日(月) 続伸、欧米株高を受け買い安心感が浮上
日経平均 39233.71( +135.03) 売買高18億4278万株 売買代金5兆1119億円
2月27日(火) 3日続伸、バリュー株が買われ全体相場を支える
日経平均 39239.52( +5.81) 売買高18億3983万株 売買代金4兆9907億円
2月28日(水) 4日ぶり反落、値がさ株中心に売り優勢
日経平均 39208.03( -31.49) 売買高18億5237万株 売買代金4兆7762億円
2月29日(木) 小幅続落、米株安を受け軟調も急速に下げ渋る
日経平均 39166.19( -41.84) 売買高23億6583万株 売買代金6兆0403億円
3月1日(金) 3日ぶり大幅高、半導体関連株が買われ4万円に迫る
日経平均 39910.82( +744.63) 売買高17億9096万株 売買代金5兆1146億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、28業種が値上がり
(2)値上がり率トップの三菱UFJなど銀行をはじめ、T&Dなど保険、日本取引所などその他金融といった金融株が大幅高
(3)SMCなど機械、HOYAなど精密機器、トヨタなど自動車といった輸出株が大きく買われた
(4)内需株はディーエヌエなどサービス、三井不など不動産が高いがサッポロHDなど食料品は値下がり率トップに売られた
(5)資源株はINPEXなど鉱業、出光興産など石油が堅調も邦チタなど非鉄は軟調
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(1) 半導体
2(2) 人工知能
3(3) 生成AI
4(5) 半導体製造装置
5(16) 全固体電池 日本勢EV巻き返しのカギ握る技術
※カッコは前週の順位
株探ニュース(minkabu PRESS)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます