近所でもあちこちにクズの葉が広がっていると思ったら、
そろそろ花が咲き始めた。
大きな花穂の下の方から順番に赤紫色のマメ科らしい花が咲く。
クズは蔓を延ばし大きな葉を展開し花穂も大きいので、
よく見るとゾウムシやカメムシやハムシの仲間などさまざまな虫がいる。
まだほとんどが蕾の花穂の上を何か小さなものが動いていた。
クサカゲロウの幼虫のようだ。クワガタのハサミみたいなものがある。
アブラムシなどを食べて、その殻を背中に乗せて歩いているらしい。
こちらの虫は小さいので見たとたんにゾウムシがいるのかと思った。
しかしよく見ると体の形がカメムシの特徴を持っている。
大きさ6~7mmのを拡大してみるとやはりカメムシだ。
ハギメンガタカスミカメというものではなかろうか。
前胸の背に黒点のようなものが二つあるが、
仲間のメンガタカスミカメではもっと大きく目玉を思わせるらしい。
なるほどそれなら面形に見えそうだ。