近所を歩いていると、あちこちでツルウメモドキを見る。
今は実が熟して弾けている時期だ。
ニシキギ科の実は熟すと中の種子がいくつかに分裂する。
ニシキギは2裂、マユミは4裂、ツリバナは5裂して、ツルウメモドキの実は3裂だ。
ツルウメモドキは名前の通り蔓が縦横に延びて、絡まり合ったりしている。
そんな中に緑の葉と白い花が見える。
よく見るとスイカズラだ。初夏の花なのに今ごろ返り咲きか。
忍冬(にんどう)の別名通り寒さにも強いということかもしれない。
ツルウメモドキの明るい実のむこうに黒っぽい実が二つ三つ。スイカズラの実のようだ。
残念ながらこちらの近所では見かけたこと無しです。
秋にパックリ開いた実のオレンジ色と朱色の組み合わせが明るくて
良いですよね。絡まり合っているのが難ですが蔓も趣があって好きです。
なんと、そこに混じってスイカズラが返り咲いていたのですねぇ。
暖かな日も多かった秋の陽気に誘われたかしら。でも、ちゃんと実も
出来ていてなんだかちょっと安心しました。お写真の場所では、
圧倒的にツルウメモドキ優勢にも見えますけれど。
↓ ツグミをこのようにいちどにたくさん見たことが一度もありませんでした。
群れがばらけてから、群れる前、にしか見たことが無いようです。
こちらはツルウメモドキが多いですよ。それだけ手入れの行き届かない木々が多いのかなと思います。
ツルウメモドキの弾けた実の色合いはマユミとは少し違って、これもまた良きかなですね。
たぶん初夏の頃はスイカズラが優勢の場所だったのかなと思いますが、
今やすっかりツルウメモドキが占有してスイカズラは肩身を狭くしながら頑張っていました。
ツグミが群れているのは多分短い期間なので目撃するのは珍しいかも知れません。
今回はたまたま出会えました。