トレッキングのち山笠、一時釣りですが、元々はラグビー

物忘れが酷くなってきました。日々の出来事を書き残します。

奥穂高山行2015(その3)

2015-09-26 21:07:16 | トレッキング
9月21日(月)3日目 晴れ

涸沢の朝は早い
午前4時頃から仕度の物音が聞こえ、山頂に向かって出発している
こちらはテントの中でうたた寝

04:50 ヒュッテのトイレは長蛇の列。男子の小は空いていた。待ち列の先頭が「小は空いてますよ」と、一声掛ければ列の解消になるのに、気の利かない輩が多い。結局、小のために30分も並んだ。

05:20 展望テラスでは、モルゲンロート待ちの人々で一杯でした。小生もその一団に身を埋めます。
東側の山稜が朝焼けで浮かんでいます。


05:30 穂高連峰が朝焼けで赤く染まり始めました。モルゲンロートです
見れてラッキーです。好天のおかげです

シャッター音が絶え間なく続きます。

モルゲンロートを堪能して、ヒュッテでヘルメットをレンタルしてテント場に戻ります。1000円/1個
小生は自転車用ヘルメットを持参

さて、朝食の準備に取り掛かります。
お湯を沸かしてアルファ米を炊き、お湯を沸かしてレトルトカレー(LEE 黒カレー)を温めるだけですが…
嫁が残した野菜カレーまで平らげて満腹です。これが、あとあと厳しい局面を迎えることに…

07:30 奥穂高岳に向けてテント場を出発です。
ルートは涸沢小屋からザイテングラート。最もポピュラーなコースです。


涸沢小屋からテント場を望みます。
雪渓に幕営しているテントもあります。


07:55 トイレを済ませて小屋を出発です。奥穂高岳を背景に紅葉が美しい。


08:20 ザイテングラートを望みます。パノラマコースとの合流地点前です。

ここで異変が…
カレーが逆流してきます。食べ過ぎのタタリだ
汗が吹き出します。
体力が落ちているのも否めません。
腰痛のため、6月~7月はまともに歩いてませんでした。
明らかなペースダウンです。
メンバー にはペースを保って先に行ってもらい、マイペースで一歩一歩登っていきます。

08:50 ザイテングラートを目前に渋滞してます。おかげでメンバーに追いつきました。


09:10 ザイテングラートに出たところで休憩しました。
両足がつりそうです。
ストレッチするが、根本的な解決には至らない。
メンバーを見送り、後から騙しだまし登ことにした。


10:10 穂高岳山荘に到着。何とか足を騙しきれました。


涸沢のテント場が小さく見えます。
標高2900mは肌寒い。ライトシェルを着込みます。


10:30 たっぷり休憩し、息を整えたところで出発です。
山頂を見上げます。
ここでO君が登頂を断念しました。彼は数年前の交通事故で頭部内出血を起こしており、頭が「キーン」とするということ。
ここまで来て、勇気ある決断をしたと思う。見習うべき決断だ。
山は逃げない


奥穂高岳へのルートはハシゴ場で渋滞してます。片側交互通行のためです。
上と下で声を掛け合って、譲り合いで進みます。
上から「下を切って!5人通します。」
山の経験豊富なN君が、すれ違いできる場所に留まっている人に指示を出します。
「そこから後ろは待って!上を通して」
お互い様ですね。


続いて鎖場が現れました。
小生の後ろは、大先輩(75歳くらいか?)達のグループでした。
基本どおり、鎖に対して1人ずつ渡ります。
ここは軽快に渡り、待ちの下山者に「ありがとうございました」と、お礼を述べて登って行った。
後続の大先輩達が来ない。何度振り返っても来ない。
気になってしょうがない…
待ちの人に「後続がいます」とか「私が最後です」と言うべきだった。反省


11:20 山頂が近づきました。
右手には西穂高岳への稜線ジャンダルムが見えます。若い人のパーティーが進んでいます。
我々は見てるだけです。(当たり前のこと)


山頂が見えました。
記念撮影の列が出来ています。暗黙の了解で1グループ1ショットです。
次の次の人がシャッター係です。
見ず知らずの者同士なのに、統制がとれています。富士山の剣が峰も同様でした。


11:40 山頂での記念撮影です。
「奥穂高岳 3190m、登ったぞ~~!」
撮影後はお賽銭して拝礼し、速やかに撤退します。


記念写真を撮れば、そそくさと下山開始です。
12:40 最後の難所をクリアして山荘に到着です。


下山は登ったルートを戻りましたが、O君と女性3人はパノラマコース経由ヒュッテでヘルメットを返却


N君と小生は涸沢小屋へ、夕食の予約に立ち寄る
前金(2200円/1人)です。二人とも財布をテントに残してました。
N君が取りに行く。申し訳ない…
前金を支払い、予約完了
18:45から制限時間は30分間
これだけの人数が食事するため、時間交代制は当然だろうね

夕食前に軽く一杯ひっかけたので、食事の後はおとなしく就寝zzzzz

涸沢最後の夜です

その4につづく

奥穂高山行2015(その2)

2015-09-26 09:40:04 | トレッキング
9月20日(日)2日目 晴れ

02:00 トイレで目覚めた時にスマホfbをチェックしてみると、ラグビーワールドカップ日本が南アに勝利!マジっすか?!メッセージのやり取りすること1時間。Japan Rugbyにとって歴史的な日を徳沢で迎えるとは・・・Liveで観たかったものだ。サッカーで言えばブラジルに勝利するようなもの。興奮が冷めやらない

2日目の朝を徳沢のテント場で迎える。明神岳が鎮座している
初日の野営地は運転疲れがあるので、標準タイム2時間の徳沢にしました。
トイレは水洗で臭くない。飲み水も取れます。
山の暮らしは被災時の予行演習みたいなものです。
必要なモノ、モノのありがたみが分かります。


07:30 徳沢を出発し横尾に向います。荷物の重さは20kg程度です。


08:12 横尾までの中間地点です。
平坦な林道ですが、ザックが肩に食い込みます。首が痛む


08:37 横尾に到着しました。ここは穂高岳と槍ヶ岳の分岐点になっています。


横尾大橋です。


08:53 縦1列になって出発します。左側に寄って、すれ違いや追い抜きが出来るようにします。山笠と同じです。先頭はN君でシンガリは小生。樹林帯の登山道に変わりました。


09:14 屏風岩を左手に見ながら、巻いていきます。


10:03 本谷橋に到着です。涸沢まで2.4km


ここではたっぷり休憩。水分と行動食を摂ります。


ここから登りがキツクなります。

出発の仕度が遅れ、前と空いてしまいました。ペースアップしたのが命取り。息が上がってしまいました。

11:08 登山道がガレ場に変わりました。

30分ほど経過して、メンバーから休憩のリクエストがありましたが、6人がザックを降ろして休むスペースなどありません。広いところまで頑張れ!と、要求を却下。鬼に思われただろうが、仕方ない。

11:51 樹林帯を抜けて、やっと広いスペースに出ました。やったね!ザックを降ろして、腰をかけて休憩です。涸沢のテントが見えました。
ガイド本で見て憧れていた光景が、目の前に広がっています。「ヤッホー!!!!!」心の中で叫びました。

穂高の山並みが顔をのぞかせています。

12:04 日差しを遮るものはありません。白馬の葱平みたいです。
急登です。足が思うように上がりません。汗が吹き出します。


12:10 涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐点に着きました。
「テント場はどっちだ??」誰ともなく尋ねてみると「小屋に向かうといいよ!」と、返ってくる。ありがたい

分岐から間もなく、テント場に到着します。

岩場での幕営です。高度のせいか、疲れがドットでます。辛抱してテントを張ります。
幕営が終わり、O君がヒュッテまで水汲みに出かけてくれたその時、N君が
「携帯が無い!」
11:51の休憩ポイントに置き忘れてきたようだ
2人で捜索に出かける。
不思議なもので、先程の疲れを感じない
現場を5分ほど捜索して携帯を発見
思わず「やった~!」ガッツポーズと共に大声を上げた。
大勢の登山者に注目される。お騒がせしてすみませんでした。

14:31 何だかんだあって昼食を摂れたのは、2時過ぎでした。

雲が悠々と流れています。しばし自然の中に身を委ねます。

15:30 ヒュッテに立ち寄ってみました。
混雑を想像してたので野営を選びました。ヒュッテでは布団1枚に3人の超過密ぶりです。寝れんやろな


野営場の申し込みです。こちらも長蛇の列です。

1人1泊1000円なので6人で12000円の支払いです。

早速、テントに許可証を掲示します。


一休みしてからまたまた宴会スタートです

19:45 ヒュッテで用を足して、テントの灯りを観覧します。
安物のコンパクトデジカメでは、これが限界です。
実物はもっと、もっとキレイです。


20:00 就寝zzzzzz
テントの床にはコンフォートマットを敷いていますが、ゴツゴツ感は残ります。
でも、爆睡。

その3につづく