剱岳、北方稜線 6
このあと、陽があたらず冷たく暗い急な岩溝で、どこまでも落ちていきそうな池の谷ガリーをくだる。
一歩歩くと二~三歩ずり落ちる。落石に注意しながら約150メートルも下ると、それまでと打って変わって明るい三の窓に着いた。
好幕場もある所で、ここで昼飯とする。中華丼、ニンニク、もち入りラーメンだ。
小窓王を越え、小窓側の斜面の長いトラバースを行く。右下方に小窓雪渓が見える。小窓に着くと、もう核心部は越えたのだとほっとした気分になった。
しかし実際はそれからが大変だった。
いまさら池ノ平山へのアクロバティックな急登はいやだし、雪渓歩きも、大きなクレバスも有り崩れも目立って危なさそう。結局、雪渓ぎわの側壁をへつり気味にトラバースすることとなる。
剱岳、北方稜線 7へ
このあと、陽があたらず冷たく暗い急な岩溝で、どこまでも落ちていきそうな池の谷ガリーをくだる。
一歩歩くと二~三歩ずり落ちる。落石に注意しながら約150メートルも下ると、それまでと打って変わって明るい三の窓に着いた。
好幕場もある所で、ここで昼飯とする。中華丼、ニンニク、もち入りラーメンだ。
小窓王を越え、小窓側の斜面の長いトラバースを行く。右下方に小窓雪渓が見える。小窓に着くと、もう核心部は越えたのだとほっとした気分になった。
しかし実際はそれからが大変だった。
いまさら池ノ平山へのアクロバティックな急登はいやだし、雪渓歩きも、大きなクレバスも有り崩れも目立って危なさそう。結局、雪渓ぎわの側壁をへつり気味にトラバースすることとなる。
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