今日、五木寛之さんが5年前に書かれた『自分という奇蹟』という本を一部読んだ。
この本が主に書きたい内容は、人間は「生きている」そのこと自体が尊いのであって、何か派手な活躍をする必要はない。できる人はやればいい。
また、プラス思考が戦後ずっと大事だと言われてきたが、泣くということ、悲しいということは笑うとか、楽しいと同じように大事で、免疫力を高めるというようなことであると思った。
その免疫力に関してこの書では、あまり知られていない(私が知らないだけ?)が書かれていた。(p79~)
それは、免疫というと血液中の白血球やリンパ球などを思い出すが、心臓の近くに胸腺という大事な器官があるようだ。(ネット記事によると20年くらいまでは無用の臓器と思われていたらしいが)
それは、T細胞という自己以外のものが入ってきたときに戦う細胞を作るらしいが、
10歳前半で35gと最大で、40代で約半分、60代で約1/4、70代で1/6、80代では痕跡が残る程度にまで小さくなるそうだ。
これが、事実だとしたら、若い人が新型コロナに感染してもあまり重症化せずに、高齢化すると重症化する理由がよくわかる。
この本では、この免疫という作用が「自己」と「他者」を区別するという重要な働きをしているので、脳がAという生物でも、この器官がBという生物ならBを優先してAは生きられないというようなことまで書かれていた。(詳しくはこの本を読んでください)
それにしても、ここ数日の暑さには参る。
浜松では41.1℃という過去最高タイ記録を出したというが、コロナ同様早く収束してもらいたいものである。
熱中症と水分取りすぎに注意しましょう!