今日は家内の眼球陥没、複視、視野狭窄、顔面の痺れ等々の症状改善が出来ないものかと、慶應義塾大学病院にて診察してもらいました。
地元の一番大きな総合病院で丸1年、手術と治療を続けて来たのですが、症状に改善が見られないとのことで症状固定判断とされた物ですが
その医師にも世話に成って、なんとか今回の慶應義塾大学病院での診察までこぎ着けられた訳なんです。
先ず驚いたのが人の数、多いのなんのってこれが皆病人や怪我人ばかりかい?って目を疑うばかり、紹介状と予約を取ってもらって行ったのですが
初診受付が済むまでに1時間、持っていった診察データーを読み込んでもらうのに1時間、形成外科に辿り着いて30分、この時点で早起きして
行ったつけが出始めたのか頭がふらふらしはじめて居ました。っがそれからが本番で、先ずはCT 画像を撮影して状態を把握するんだとの事。
持って行った資料のは昨年の5月頃のものだけで、手術の為に撮った物で現状の症状を突き詰める現状把握用には取って無いように思います。
そしてその画像を見ながら説明を受けたのですが、なんとまぁ分かりやすい説明だ事。なるほどって言葉しか出ない位の物でした。
最初の手術で骨盤の骨を目の下の骨として移植したのですが、その骨が既に同化(溶けて肉化?)して正規の位置から下がってしまっており、
それにより目の位置が正規の高さより下がり、更に目を後ろに引き込まれてしまった様な状態に成っているとの事でした。
これはそうとう激しく骨折した為の術後に起きうる症例だとの事ですが治せるとのこと。方法が何通りか有るとの説明で、地元で聞いた
方法とは全く違った方法でやる事を考えているんだと。
事故前の正規の状態を100点としたら今の現状が30~40点位なので、今回の手術によって80点位に迄は戻したいとの事でした。
ただ、事故から1年経っているので筋肉が固くなってしまっており、動きに関しては改善されない事も有りうるとの話も有りました。
それでも元に近い状態に戻すことで視野狭窄、複視の症状も多少は改善される可能性も有るかも知れないし、先ずはそこからだと。
ただ、だいぶ落ち着いてきた神経をいじめるんで、一時的には痺れ等はひどく成るかもしれないが最終的に今より改善出来るかも知れないとも。
手術は口の中を切って頬骨を切り取り、目の下の垂れ下がった余分な部分を剥がして置いて、頬骨の裏にバルーンを入れて膨らませる事により
目を持ち上げ、元の位置に近いところまで押し上げる、それにより眼球自体を前にも押し出させると言うものです。
バルーンは4週間は固定したままにして、眼球周りが落ち着いて位置固定するのを待つんだとのことでした。
手術を進める中では状況状態によっては他の方法が良いと判断すれば切り替えたりやめたりも有りうるとの事。
人工骨を入れるとか軟骨を注入するとかも考えられるかも知れないとも、場合によっては1度で無理なら2回目の手術も有りうるとの事でした。
5月末頃に手術前検査を行い、6月入院で初旬から中旬の手術と決まりました。入院期間は10~14日位との事でした。
頬骨はきれいに修復されており、申し分無いのでこちらは触れないで良いのだが、目に関してはひどい状態なので手術によって確実に今よりは
良くできると自信満々の様子で、同様の手術例もいくつも経験してきているとも言っているので安心して任せられそうでした。
状態は結構ひどいらしく、事例を大学病院のホームページや学会への発表事例に使うかも知れないことを承諾して欲しいとも言われて来ました。
地元の総合病院とは説明も方法も次元が違うほどの差を感じ、行って来て良かったと帰りの道中では家内と二人で話して来ました。
症状固定と診断され、あきらめていたら今回の希望の光は見つけられなかったように思います。何事もやはり初志貫徹、力一杯の精神に勝るものなし!
パク、クネ韓国大統領就任式報道されています。韓国初の女性大統領との事です。先月ソウルに行ってきたばかりなので特に気になりました。