小型バイマスチップストーブ『暖缶くん2号機』の試運転を当社の豊丘工場に仮設置して行いました。
今回の機械は見るからにビジネスモデルとして通用するほどの外見と仕組みを持った物として出来上がって来ています。
メンバーも見てビックリ、コンパクトなボディーに重厚感あふれる作りに驚きの声をあげて居ました。
今回のモデルは利用目的を明確に絞りこんだタイプとして作ってあり、農家のハウス内での霜除け用に考えられた物なんです。
燃料は家具廃材のチップを使い、着火こそ手動で種火を置くんですが後は自動燃焼を続けられる物として考えてられて居ます。
炉内で燃やし暑くなった炉の温度を送風機でビニールダクトに運び、その温度と風で霜除けを行うと言うものです。
残念な事に今回の2号機では、新しいシステムを考案することで1号機の足りなかった所をおぎなおうと設計してきたのですが
その多くが完全ではなく、多くの課題を提供する結果と成ってしまいました。それでも今回出た課題は、それぞれの対応策が見えており
すぐに改善が可能な事が救いかと思います。メーカーの方にも何が問題でどうしたら修正出来、最終的にどうしたいかも明確に伝えられた
試運転となったのではないかと思っています。全く新しい物で類似品の無いものを作って行くものなので、打ち合わせやすり合わせを何度と
なくやって来たつもりだったのですが、結果的に思いの食い違いがいくつもの出てしまい、今回の試運転としては失敗だったように思います。
それでも全体的に見たなかではビジネスモデル迄もう一歩では無いかと思える程度まで来れたのでは無いかと感じました。
不具合点を早急に修正改善していきながらまさに売り物として発表出来るまでに仕上げて行きたいと考えて居ます。
その後は会議を行い、暖缶くん2号機の反省会と意見交換会をして、各自の考えたこととか感じたことを発表しあいました。
また今年のもうひとつの取り組みである『森の家』のボイラー改修案への提案プラン作りへのステップを直近の計画説明をしました。
更にはエコプロのネット上での情報交換の場と意見交換が瞬時にメンバー間で行えるようにと、フェイスブックのエコプロサイトを説明し
メンバーの参画を促しました。利用するメリットと気を付けなくてはいけない点とか、良い面と悪い面を理解してもらい、よりスピーディーに
情報を共有出来るようにすることで多くのテーマをクリアーして行く為での活用を確認致しました。
何とか今回の暖缶くん2号機で、ビジネスモデルの原案作りまで持っていけるように進めていきたいと思っています。