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先月までの約2ヶ月間掛けて、飯田市立病院の待ち合いソファーの修繕、改修を行って来ました。
最初は痛んだ椅子を補修か新規の物に交換かと打合せ検討を繰り返して来ていたのですが 、環境問題をも考えると廃棄物の一番少ない方法で模索できないかと言う方向になり、サンプル的に数台の改修を行って見てもらった中で決定してもらおうと言う事に成りました。
サンプルを持ち込んだ評価は上々、シートカラーの相談も今まで通りで良いんじゃない程度だった方たちから、ここはこの色にしたいとかの要望が出て、何度も打合せさせてもらったものです。
病院には完全なるお休みが無いのと、張り替え修繕では入れ換え程度の時間では作業が間に合わないと言う点など、引き上げて行っては出来上がったものを持ち込むと言う繰り返しを1週間単位で行って来たわけです。
その間引き上げて居る分だけ椅子の数が少なく成っているわけで、患者さんに迷惑が掛からないようにと配慮した上での方法と成りました。
今回の仕事では特に心配りを強く感じた訳ですが、患者さんへの配慮が椅子の数だけでなくほんの1~2センチの座面の高さであったり、環境歳の市飯田市の病院としてただ買い換えれば良いと言うものではなく、ゴミを出来るだけ出さない方法で廃棄費用も抑え、よりコストを抑えてトータルコストを削減したいと相談されました。
これが大切なんだよなぁ~って共感、仕事的な考え方だけすれば新たに作って一気に入れ替えした方がどれだけ楽か。その上その方が明確に利鞘が残る計算が成り立つのです。
病院側でも、椅子が幾らで処分費が幾らって分かりやすく一度で処理できた筈です。
それを週一ペースで約2ヶ月掛けてですから、一言で言えばめんどくさい仕事と言えるでしょう。
当社でも、全てが片付くまで清算して貰えなかったわけですから1度の方が楽だったわけです。
でも、担当者の方と話した時に表面では見えない思いやりを感じたのです。細やかな対応が必要に成るのでなかなか出来ないことだと思うんです。
環境を考えてとか、患者さんの座る高さが…なんて事は大体が口先だけで終わるんです。
こうしたことが総合病院の一端で実行されていると言うことは素晴らしい物だと思うんです。
私も環境活動をやってはいますが、とかくめんどくさくなってしまってまぁー良いかって事が無いとは言えません。
やってみれば出来るじゃんって事はたくさんあると思うんですが、今回は仕事を通じてあらためて教わったような気さえしています。
こうした考え方、対応が全ての場面で発揮できたら、当たり前に言い訳していることがより良く改善されて行くんだろうと思ったわけです。