空想のねじ

好奇心のおもむくままに、チャレンジしたこと、行動したこと、感じたこと、思ったことを綴っていこうと思います。

素戔嗚尊を巡る旅 番外編〜須賀神社〜

2020-03-07 22:22:00 | 神社・仏閣巡り
「君の名は」で一躍有名になった須賀神社。こちらも素戔嗚尊が祀られていることがわかりました。素戔嗚尊はとにかく、たくさんの神社に祀られていますね。

場所を調べると、四谷三丁目の駅から程近い場所だということがわかったので、2月に行ってきました。須賀神社は四ツ谷の総鎮守なのですね。




★須賀神社
✳︎主祭神
須佐之男命(須賀大神)
宇迦之御魂神(稲荷大神)

✳︎相殿
櫛稲姫
五男神(御子)
天忍穂耳命
天穂日命
天津彦根命
熊野樟日命
活津彦根命
三女神(御子)
多紀理姫命
市杵島姫命
多岐都姫命

今更ながらなのですが宇迦之御魂神倉稲御魂大神)は天照大神と須佐之男命の間に生まれた女神五男、三女(宗像三神)の神様も、母は違えど須佐之男命の子なのですね。

相殿には日本武尊と大国主命

本殿に向かって右側に大鳥神社、左側には大国社があります。

✳︎相殿
大鳥神社 日本武命 
大国社 大国主命、天日鷲大神、大島連祖大神

天日鷲大神(あめのひわしのかみ)は、『日本神話』『日本書紀』『古語拾遺』に登場し、阿波国(現徳島県徳島市)を開拓した阿波の忌部氏(いんべし)の祖神。天岩戸の中で、弦楽器を奏でると弦の先に鷲が止まったとされ、吉祥を表す鳥だと喜び、天日鷲命とされたといわれています。

大島連祖大神についてはわかりませんでした。
上の写真のちょうど真ん中に見えるのが大国社です。大きな大黒様がいらっしゃいます。ここでも、大黒様ですね。左に見える鳥居が天白稲荷神社です。

天白稲荷神社に祀られている神様は?

お社は小さいのですが、境内で一番惹かれる場所でした。稲荷神社といえば、狐さんなのに狛犬さんなのも不思議に思いました。

✳︎摂社
天白稲荷神社 倉稲御魂大神
◎相殿 
天照大神、應神天皇、神功皇后、大山祇神、別雷神、天之水分神、国之水分神、高竈神、火之迦具土神、大宮賣神、大年神、御年神、菅原道真公、疱瘡神、天之児屋命、猿田彦神、大物主神

後で調べてみると錚々たる神様。はじめての神様もたくさん。

◉別雷神は「賀茂別雷神(かもわけいずちのかみ)」のことで、大山祇神と玉依姫が父母神の京都の上賀茂神社の神様。

◉天之水分神・国之水分神は、「あまのみくまり・くにのみくまり」と読み、日本神話で神産みの段で登場し、水源地や水路の分水点などに祀られる水の分配を司る神様。

◉火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)は、古事記での表記で、日本書紀では「軻遇突智(かぐつち)」と書かれているそうです。伊邪那美命が最後に産んだ神様で黄泉の国に行くきっかけとなった火の神様。別名「火之夜芸速男神」「加具土命」「火産霊神」。

 高竈神(たかおかみ)は貴船神社のご祭神。
古事記では、伊邪那美命が火之迦具土神を産み火傷して死んでしまった時に伊弉諾命が怒って
火之迦具土神を3段に切りつけたときに生まれた神様の1柱。後の2柱は雷、大山祇神です。

◉大宮賣神は、「日本書紀」「古事記」に記載のない神で「古語拾遺」に太玉命の久志備に生ませる神と記載される以外は詳らかでないとあります。天鈿女神と同一視する説もあるとか。謎の神様なのですね。

 大年神は、倉稲御魂大神と兄弟神。御年神は、大年神と香用比売の間に生まれた穀物の神。

 天之児屋命(あめのこやねのみこと)は、天照大神が天の岩戸にお隠れになったときに祝詞をあげた神様。中臣氏・藤原氏の祖神とされています。私が参拝した神社では品川の上神明天祖神社(蛇窪神社)に祀られています。

少し調べただけでも、須佐之男命の系譜の神様が多いですね。

最後は、ここ(笑)。外国の方が数人上から見下ろしていた階段。なんとなく、ここから降りるのが申し訳なくて下に行けませんでした。
今度は下から上ってみようと思います。