”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話

2016年11月10日 13時47分58秒 | Weblog

11月10日(木) 曇

円高株安はどこまで続くんでしょうか?少々秋風が身に沁みます。まぁなるようになるのでしょう。

さて今日は「蛍雪」と言う言葉の由来の話をしてみます。
 ♪ 蛍の光窓の雪~・・・♪ と言う歌は小学校の頃よく歌わされた唱歌ですよね。

「蛍雪の効」とも言って卒業式でよく使われることわざですが、意味はご存知のことと思いますが苦学して成功することですよね。
実はその原典は「蒙求物語」の中にある二つの説話から出た言葉です。

孫康(そんこう)は雪を照らす・・・・・・孫康映雪(そんこうえいせつ)
その昔、晋の国に孫康と言う人がいました。家が貧しくて油を買うお金もありませんでしたが、学問が好きで冬になると白雪に照らして書を読み日夜勉学に励みました。のちに丞相を助けて政務を掌る御史大夫にまでなりました。(途中省略)

車胤(しゃいん)は蛍を聚(あつ)める・・・・・・車胤聚螢(しゃいんしゅうけい)
同じく晋と言う国に車胤と言う人がいました。この人は慎み勤めて学業を倦まず、広く書を読み多く義理に通じていた人でした。しかし家が貧しくて油が得られないので夏には5,60匹の蛍を袋に入れて夜も勉学に励みました。そしてやがて官吏となり、義理に当否わきまえ知ることで朝廷内でも名の知られる存在となりました。後に文官の選任や賞罰を掌る部署の長官である吏部尚書にまでなりました。

この二つの説話から苦学して成功することを「蛍雪の効」と言うようになりました。
我々がなにげなく歌っていた蛍の光も実は1300年前の中国の修身書が原典だったんですね。

またつまらないことを書いてしまいましたが、まぁ平穏無事な一日ですと解釈して下さい。