9月3日(日) 晴
久しぶりの百名城巡り。今回はデカンショ節発祥の地丹波篠山の篠山城跡です。大阪から福知山線に乗って宝塚、三田を通過して篠山口まで約1時間かかり、そこからバスで約20分で篠山城下に着きました。三田を過ぎると高原の田園風景の中を走り何か懐かしい日本の風景を見ることができます。
篠山城は関ヶ原の戦いの後、征夷大将軍となった徳川家康が大坂城の包囲と豊臣家ゆかりの西日本の諸大名を抑える拠点として築かれた城です。築城には西日本の諸大名に夫役を命じた天下普請で行われ、普請総奉行の池田輝政(姫路城主)、縄張奉行の藤堂高虎(津城主)が指揮を執りわずか1年たらずで完成した城です。藤堂高虎らしい高石垣の立派な城になりすぎたため家康の命により天守は築かれなかったと言われています。
この虎口の石垣を抜けて篠山城の二の丸大書院に入って行きます。
大書院は京都の二条城を模して造られたと言われるだけあって内部はそっくりです。もっとも大書院は昭和19年に焼失してしまい、現在の大書院は忠実に復元された再建です。大書院の裏手にまわり全景を撮りました。
二条城と同じように二の丸大書院の奥に本丸跡と天守台跡があります。左奥の石垣の上が作られなかった天守台跡です。
天守台跡に登り、東を見ると真ん中に一つ高い山が見えます。これが篠山城が出来る前の八上城跡です。
篠山の城下町は意外と良く残されているようです。レンタサイクルで城下町をぐるっと散策しました。かなり道は狭く、武家屋敷跡やら商家跡がそのままの形で残されているので街歩きも結構楽しい。この街はまた来ても楽しいだろうなと思いました。おかげであっちこっちで食べ歩き、買い物をしてちょっと反省。
やはり一日かけて一つの城巡りはいろいろな発見があって楽しい。デカンショ節もその一つです。
帰りは大阪で途中下車。二十数年前仕事で出張した帰りに寄っていた寿司屋を探して梅田界隈を1時間も歩きまわりやっと見つけました。なんと自分の記憶では阪急百貨店の近くだと思っていたのですが実は阪神百貨店の裏でした。曽根崎のお初天神通りのすぐそばでした。昔を思い出しながら亀寿司本店で生ビールとにぎりずしで満足満足。それにしても大坂の雑踏の中を良く歩きました。帰りの新幹線はビールと疲れでぐったりでした。
でも篠山城下町はまた行ってみたい所でした。