8月31日(金) 晴
今日で8月も終わりですね。しかしまぁ今日も暑い。昨日名古屋に戻って今日は完全休養日にしました。それで溜まった録画TVや本を読みながらゴロゴロしています。この暑さと動き過ぎと年齢が重なってかなり疲れているのでしょう。良く寝ることができます。
ところで最近アメフト、レスリング、ボクシング、体操とアマチュアスポーツ界のドンと呼ばれる人が世間を騒がせています。まぁマスコミの過剰反応もあるとは思いますが、今まで声にすることができなかった人たちが一つを皮切りに勇気を持てたと言うことかもしれません。どんな競技団体にも企業にも政治の世界にもドンと呼ばれる人が必ず存在することは事実ですが、企業では人事異動と言う手段により権力をほしいままにできないしくみが多少なりとも働いています。また政治の世界でも選挙と言う関門が一応あります。ところが各種の競技団体にはあまり自浄するしくみができていません。それぞれの競技において過去の栄光を背に長く居座ることが通例となっています、それが一方的に悪いとは思いませんが、トップとなった人の人格が問われます。以前にウサギとカメの童話にもいろいろな考え方があってどれも正しいと言う話を書きました。トップとなる人材の器とはそう言ったいろいろな考え方を良く理解し、決定が独善的にならないように配慮できる人材が必要だと思います。良く話を聞いて、決定したことは相手が納得いくような説明をすることが本来の仕事なのだと自分は思います。ところがドンと呼ばれる人達は自分の考えが唯一無二と思ってしまう傾向があります。こう言った状況を打破する方法の一つに変な話ですが決定する場に仲の悪い人(考え方の違った人)が存在すると言うことがあります。自分も昔そのような状況で考え方の違う二人が一致した決定ほどうまく行くことを経験したことがあります。まぁ能力の拮抗したライバルが両輪の組織はほんとうに強いです。ただ能力が拮抗していないライバルの場合は結構ひどい悲劇を生むことがあるので難しいところです。ただ同じ立場で意見が言い合える組織はお互いを意識して独断に陥ることを防いでくれるような気がします。まぁ組織のトップと言うのは技術的な指導力を持った目と技術から一歩引いて冷静な運営力を持った目が必要のような気がします。
まぁ世間の誰もが同じような評論をするのでしょうけどいざ直接利害が絡むと人間と言う動物は理性が効かなくなってしまうものかもしれません。そんな意味ではマスコミの反応も必要なことかもしれませんね。さて明日は科学館で今年度下期の打合せ会です。もう少しいろいろなもの作りの技を勉強させてもらいたいと思っています。