日暮里駅東口から歩いて5分。
生活銭湯の中でも最も有名なお湯のひとつである斎藤湯さん。
そう、シンプルなお風呂屋さん。いまどきサウナもない銭湯ってとても珍しいけど、それがとてもよい感じです。
ここを渡って、ヤマザキデイリーの路地を入ると
この駐車場のところを右に曲がり
来ましたよ
なんと!建て替えなんですね。来年春から1年入れないのか…
コインランドリー併設。
有名な訳はふたつありまして、ひとつは「流し」の三助さんがいらっしゃること。
昔はどこのお風呂屋さんにもいたそうですが、今はここの橘さんただ一人。
カウンターで伺ったら今日はお休みなのだそうで。まあまた楽しみが残ったということかな。
「わ」いてるよ、ということでしたね。稲荷湯さんにもありましたね。粋!
もうひとつは変わり湯。柚子湯菖蒲湯って他にもあるけど、よもぎ湯ってどんなんだろう。
入ってみたいなあ。
暖簾をくぐり中へ。つくりは特別なものはありませんがよく磨かれて美しい。
あとから1960年の建築と知りましたが納得です。閉店してしまいましたが行きつけだった千葉の谷津の湯と共通する雰囲気。
浴室は明るいグレーでまとめられた清潔な印象。目立った老朽化は感じませんお客目線では。
湯槽はふたつ。浅くて泡が出てるほうが42度くらい。少し熱め。
深湯は薬湯。こちらはちょっと自分には入れないレベルです(笑)
ペンキ絵はなく、モザイクタイルがモダンな印象。竣工当時は超ハイカラだったんでしょうね。
カランは壁側から6.6.6.6とシンメトリーで美しい。ただし外側の壁のカランはシャワーが撤去されています。
イスは3種。ケロリン桶。
出掛けに旦那さまにスタンプ帳を御願いしたら快く受けて頂きました。
他のテルマエの判子をしげしげ眺められ「ああ〇〇湯さんももうしめられちゃいましたよねぇ」とぽつり。
どちらからいらっしゃったの?と仰られたので千葉からなんですと答えましたら「遠くからわざわざありがとうございます」ど。
生粋の江戸の方といった粋な御主人、素敵でしたよ。
去年からあちこち直されているそうですが、ひとつ直したらあちらが壊れといったいたちごっこで、それならいっそのこと全てを新しくということで。
少し寂しいですが楽しみなことですよね。
この風情も今のうちです。まだの方は是非一度。