普段歩かない街は、ただ通るだけでも楽しい。
今日はここへ。
鉄道模型界の大レジェンドである坂本衛さんの講演を伺いに。
この方が60年前のTMSにレイアウトセクション「摂津鉄道」を発表されなければ、少なくとも作る鉄道模型は、10年は遅れたものになっていたでしょう。
「実物の鉄道風景をリアルに模型化する」のはそれまでの鉄道模型にはなかったこと。その考え方は今のスーパーモデラー様達に受け継がれていると思います。
また車輌作品も極力市販のパーツを使わず、場合によっては動輪まで自作され、アイデアが満ちた構成にはとても刺激されました。
ハガキを13枚重ねて(16番の場合)床板を作ると厚みも重量も適度になり、ウェイトが要らない話、エポキシ樹脂で台車を作る話などなど。88歳のご高齢にも関わらずお話が面白く、自分の模型にも活かしたいと思いました。
勿論ワタシはミーハーなので著書にサインをいただき、握手してもらいました。ガッチリした暖かく厚みのある掌でしたね。
坂本さん、ありがとうございました。お疲れ様でした。
帰り道の看板建築。
そのアップ。
X(Twitter)仲間のきのこさんが写真展を開かれているので、田端へ。ここも面白いなぁ。
ご本人は来客対応でお忙しそうだったので、そっと…しかし穴が開くほどじっくり。
確かな技術と、自分の弱みを晒す覚悟を持って撮られている方。沁みました。暖かなものが残りました。
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