いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

Choco.流パックウォークの楽しみ方

2016-06-06 | Choco.のトレーニング

昨日、神奈川県は梅雨入りしたのですが、気温が低めの予報が出ていたので

CDS友のてりままさんプレゼンツ、お散歩会@新横浜公園が開催されました。

いつもの散トレ仲間
上段左からうたくん、ユニくん、
下段左からコロンちゃん、ラッシュくん、ナナちゃん

パックで歩くのに特別なルールはありません。

途中のにおい嗅ぎでは単独行動だったり・・・

お互いに集まってみたり・・・

 ちょっと離れてあるいてみたり・・・

パパさんのところに走って行ってみたり・・・

他の犬さんを眺めてみたり・・・

犬はそれぞれが心地よい距離感を持っていると思います。

今は近くでも気にならないけど、他の時はもうちょっと離れていたい、これ以上こっちに来ないで・・・とか。

Choco.たちの様子を見ていると、誰かが「近すぎ~!」って吠えたら

「悪い、悪い」ってそれ以上近づかないマナーがわかっているようです。

飼い主の誰も叱らないから、吠えた方も、吠えられた方も犬自身が納得できるし、

わかってもらえれば、相手の犬さんに対してもそれ以上ピリピリと気にしなくなるもので、

そういう距離感がそれぞれわかるようになるのも「慣れ」でしょうし、散トレの場だからこそです。

自分の距離感がわかるようになると、だまって自分のスペースを確保できるようになるし、

吠える必要がなくなりますよね。それってどの犬さんにも言えること。

犬さんだって、ヒトだって言わなきゃ、言われなきゃわからないこと多いですもんね。

だからその時吠えを封じ込める必要はありませんよね。

犬さんの気持ちを真正面から受け止めて、いつでも味方でありたいな。

また一緒に歩きましょうね~♪

 

お散歩トレーニングに期待すること (私は社会化のドッグトレーナーより)

 

 


支配性の隠れ蓑=ほめるということ

2016-04-02 | Choco.のトレーニング

片付け物をしていたら、トレーニングのメモ書きが出てきました。

例えば…

*ご褒美をあげるときには、足のそばまで自分から来させる。

*手からごはんをあげて、家族に依存しているんだということをわからせる。

*ちょっと動きながら上からあげる。⇒これをしていたら言うことを聞くようになる。

*何をするにも上からあげる。

*左手をグーにして、持っているふりをして、お座りとフセをさせる。右手でご褒美をもっておすわりやフセをしたらすぐにあげる。できるようになったらご褒美をなくしていく。

*だっこを教えるのに、まずは膝に乗ったら即「だっこ」下りようとするときに「OFF」と言う。

 飼い主が何も言わないときに膝に乗ったら払いのける。「抱っこ」といったときだけ抱っこ。

*がまんしてたらほめる。

…なぁんて書かれていました。

いやぁなんて上から目線。これってほめて育てる方法のはずなんです。

やっている飼い主はほめるってこういうことだと思っているんですよ。

今の私はこれはおかしいだろうってわかるけど、当時はなんの疑問を持たずにやっていましたからね。

飼い主のキューに従ってやったときだけ「正解」になるんですよね。

「正解を選択する」ことも「飼い主がやってほしいとき、やってほしい行動にだけ正解」なんですよね。

家庭の暮らしの中で座ったりフセたり犬が今そうしたいからって思ってやってるなら

全部「いい子~♪」でいいじゃないですかね。

子犬さんの甘噛みってこの間初めて体験しました(笑)

たしかに歯はとんがってるけど、ちゃんと加減できてるの。だったらこれも「いい子~♪」。

きっと子犬さんでもわかるよね♪

 

 

 


こんな風に待てる日が来るなんて…

2016-03-28 | Choco.のトレーニング

Choco.さん、家ではクレートでのお留守番も大丈夫だし、車の中のクレートでの待機も全く問題ないのですが、さて出先で私がリードを誰かに預けると、またはその場所に置いたクレートに入れるととたんに不安があふれて吠えが止まらなくなった上に大暴れ!!

なので、散トレで私がトイレに行こうとリードをチャーリーママさんに預けると・・・


このとき写真でアザラシのように見えるのがChoco.で、「あたし死ぬわ~!!」
ママさんは木になっているので前に進めない状態です。

私がいない間中この状態が続きます。しかもトイレからでてChoco.のそばに行くまではウィリー状態で吠え続けて私が到着するとピョンピョンしながら文句をいうというのが常でした。 それでもトイレには行きたいので、そのたびに「行ってくるね」とママさんにリードを預けていました。
そして毎回同じことがあったわけです・・・。

私がいない間のことは私自身は見ていないのですが、ママさんがChoco.をなだめ、言い聞かせてくださっていたことはお仲間さんから伝え聞いていました。 

私たちが散トレに行くようになって4年目に入った先日の小田原散トレでも帰りの運転のことを考えて帰り際に私はトイレに行っておきたくて、またママさんにリードを預けました。
もちろん離れ際には吠えましたけど・・・最近は、行っている間はChoco.の声が聞こえないようになってはきていましたが、それでも私が出てきたのが見えたとたんに吠え始めることはありました。
ところがその時出てきた私の目に入ったのは・・・

ニュートラルな姿勢で待っているChoco.とChoco.に声をかけてくださっているママさん♪

しかも近くに行くまで落ち着いたままでした。 

それってすごくないですか?これって絶対にChoco.の経験値になりましたよね。

ここまでくるためにやった(チャーリーママさんがですが・・・)ことは…

Choco.が頑張って待っていられるようにChoco.の心の港に徹してくださったことです。
写真を見ていただければわかるようにリードは全く張れていないし、
体も抑えられているわけでなくて自分でまっすぐに座っています。
口が閉じているので呼吸も落ち着いていると思います。
自分自身でリラックス状態にあると思います。
100%大丈夫とまではまだかもしれないけれど、それでもChoco.にとっては上出来です。 

Choco.は11歳ですが、苦手を克服することは短時間でできることではありません。
苦手もトラウマのように一瞬にしてなってしまったこともあるし、
じわじわと苦手が募ってきたものもあるんじゃないかと思います。。
やり方次第っていうヒトもいるかもしれませんが、そのやり方は動物福祉に則っていますか?
それって犬にとって心から「大丈夫」と思えるようになれる方法でしょうか。

例えば留守番ができないという犬に対してだんだんいない時間を延ばして…というのが
しつけの王道といわれていますが、私は疑問に思っています。
時間を延ばすことよりも、大丈夫な気持ちになれるように
好子を増やしてあげることを優先すべきと思います。
Choco.はそうやって大丈夫になってきたわけですから。 
これからもこのメソッドで「Choco.の大丈夫」を増やしていこうと思っています。 

 


ご褒美じゃないChoco.のおやつ

2016-03-01 | Choco.のトレーニング

もう今日から3月ですね~。

寒風の中干すと

こんなのができました♪ カジキマグロのあらと、鶏むね肉

Choco.のおやつは、ほとんど手作りです。

肉・魚系は、ゆでるかオーブンで焼いたあと網に入れて外にぶら下げて乾燥させます。

いたってシンプル …だけど、Choco.だけじゃなくてほかのわんこの評判もとってもいいんですよ(o^―^o)

 

時間をきめて、犬におやつをあげるってヒトもいるけど、

おやつ=ご褒美=報酬としてっていうヒトは多いと思います。 

なにかやらせてご褒美に・・・と。犬のよい行動を強化するためってことですね。

今のはジャックポット!とか、もっとおいしいものでなければとか、

いずれおやつは引き上げるとか…。報酬だからただではあげない!とまでいわれたりします。

 

Choco.は、なんにもやらなくても「いい子ね~♪」といわれてとおやつを口にほぉりこまれることがよくあります。

名前を呼んでおやつでは「犬が何をしても、しなくてもおやつ」です。

これは犬が学習するための一番基礎になるものですが、トレーニングをやっていくと、

このチャージングがおざなりになって単なる儀式のようになってしまったり

全く抜かしてしまうこともあるみたいですけど、とてももったいないと思います。

 

Choco.の場合は…

チャージングではありますが、なにかやらせる準備段階としてやっているわけではなくて

Choco.のうれしいものづくり(笑)の一環です。

だから「おやつで釣る」とか「おやつがないとやらなくなる」ってものでもないんです。

それになにがなんでもおやつってわけでもなく、おやつの代わりは私の声だったり、顔だったり・・・もあるし、

今いる環境ってこともあります。特に散トレの場所はその最たるものだと私は思っています。

飼い主のわたしだけじゃなくて、そこにいるチャーリーママさん、飼い主さん、

たぶん、いつもなら緊張するはずのわんこたちでさえ、Choco.にとっては好子になっているんじゃないかな。

そう、おやつはとびっきりの好子を作るためのツールのひとつに過ぎないんです。

でも、おやつは大事にしたいものです。Choco.にとっての好子作りはおやつのおかげ!といってもいいくらいです。

Choco.と私の間にいつでもおいしくてうれしいこと♪がいっぱいあるといいな思っているから

シンプルなおやつでも、心を込めて作っているし、これからもそうしたいと思います。

おやつの大盤振る舞いも一生ものです(笑)

 

*もちろんごほうびのおやつもありますよ。

でも、毎日の暮らしでしつけ=行動の強化のためだけにおやつを使うのってどうなんでしょうか?

なんかヒトと犬の間がギスギスしてしまいそうじゃないですか?


ハーネスのお話

2016-02-05 | Choco.のトレーニング

 みなさんは、ふだん首輪ですか?ハーネスですか?

 私は、Choco.が家に来たころ…今から10年も前ですが、
そのときハーネスは、犬ぞりの犬が引っ張るための道具と言われました。
だから引っ張りが強い犬、トレーニングには不向き、ひっぱりは治らないとさえ言われたものでした。

実際にハーネスもつけたことがありましたが、Choco.が後ずさりして何度かぬけてしまい、
怖くなってつけなくなったということもありました。 
それで、ずっと首輪で暮らしていました。


首輪にはいろいろな種類があります。
ストッパーがないチョークチェーン、絞めると棘が出るプロングカラー、
首のサイズに合わせたところまで締まるハーフチョークカラー、一般的なバックルカラー。
動物福祉の観点から言えば、一飼い主としては、チョークチェーンやブロンクカラーはもってのほかでしたし、
どう考えても一般飼い主が上手に使えるはずはない道具だと思います。
幸い私が師事したトレーナーさんはそのような首輪は使いませんでした。
ただ、プレミア・カラーについては首輪ぬけしにくいこと、装着しやすいことで、ずっと使い続けていました。 

普通のバックル式の首輪のほかに、使っていたハーフチョークカラー2タイプ。 

プレミア・カラー
名前と私の電話番号が刺しゅうされているので今は迷子札がわりに常時つけています。 


ハーフチョーク・カラー
リードで引くと鎖がジャラっということで合図になるといわれて購入したもの 

ハーフチョークカラーは、ふだんひっぱりさえしなければゆるんでいます。
ひっぱったときだけ首の太さまでは締まる(刺激が入る)ので、
締まるのがいやだから引っ張らないで歩くようになる…と言われたものでしたが、
Choco.の場合はあまり関係なかったように思います(苦笑)

特に今は、犬の首を強く引くことは、犬の健康上非常によくないということですから、それは注意が必要です。

 

リードショックを使ったトレーニングをしていなかったのはChoco.と私にとっては幸いでした。
でも引っ張られたときに、リードを引き込んでいたこともあるので今考えると冷や汗ものでしたよ。
その後チャーリードッグスクールのお散歩トレーニングに参加するようになって、
ハーネスだから引っ張るわけではないということを学んだ上でChoco.にも使うようになりました。
犬が引っ張った時、飼い主がとめるのにリードを引くと、犬と綱引き状態になります。
それをさせないためには、リードは止めるだけ。それからグッパーでリードをゆるめると・・・
あぁ~ら不思議、犬は前傾姿勢(引っ張るときの姿勢)を解除して四肢でバランスよく立てるのです。
ハーネスは、止めるときに体をホールドするので犬が止まりやすいのではないかと思います。
ハーネスでの歩き方、止め方は学びが必要です。
きちんと学んで正しく使いましょう~♪ 

 

 
口が開いているのはボールをくわえているから(笑) 

Choco.が使っているのはフリースラインドハーネスというもので、ハーネスの幅が太く、しっかりと保定されます。

背中のバックルのバランスが良い。

何度も言いますが、ハーネスだからといって乱暴な扱いをすれば、やはり犬にとっては苦しいですから
どんなときでもリードはひかずに止めることを心がける必要があります。 

 

 
止めます!

 日本で暮らすわけですから、首輪またはハーネスとリードは切っても切れないものです。
犬にとって苦痛のないように、道具も吟味して選択しましょう。
もちろん正しく使いましょう♪

 

首と首輪とリードと飼い主 京子アルシャーさん の記事です