
犬の言葉を学ぶことは、犬との自然な関係を学ぶこと
2月25日CDSの仲間と 神奈川近代文学館で開催された
イギリスのドッグトレーナー・アンジェラ・ストックデイル先生の
「犬の言葉を学ぶセミナー」に行ってきました。(公財)神奈川県動物愛護協会主催
アンジェラ先生は、1985年から本格的に行動性問題行動犬のトレーナーとして
活動されている方で、その手法はコレクションという嫌悪刺激を使わずに行うそうです。
それには犬さんのボディランゲージをよく観察することから。
犬さんに「表現の自由を与える」こと。
犬さんへのフィードバック、微笑みを返し、不安から解放してあげること。
例えば、犬の自然な行動のひとつとしてお話されたのは
犬さんが危険と思うようなとき、フセ・マテは不自然。
もしフセ・マテしたのについてきてしまう時、
それは犬さんが不安だから飼い主のそばにいたい。
その行動を理解して受け止めてあげること。
それは、「飼い主さんのそばが安心」=いつでも飼い主さんのそばにいたい
これは、呼び戻すためには一番じゃないでしょうか?
CDSでも、「犬さんが飼い主の後ろに自ら来れるように…」と言われます。
すべて、「飼い主さんが犬さんにとって安心、安全な基地であること」に
繋がっていると思いました。
家庭の中での愛犬との関係は、ルールは必要だが、「優位かどうか」とは違うこと。
暮らし方のガイドラインを教えることである。
犬さんとのことば=ボディランゲージのやりとりについては
いくつか動画を見ながら解説がありました。
攻撃性のある問題行動犬を多く導いた先生だったので、
単なる遊びと思われるものも、攻撃性を産む種になることもあるとの
お話もありました。
そこでは、ヒトが介入するよりも犬=ティーチングドッグが登場していました。
ただ、自分のまわりにはティーチングドッグはいないので、
ここはやはり飼い主さんが介入すべきだなぁと思いました。
CDSでは、いろいろな場面での介入も学んでいます。
そこには、「犬さんが、大好きな飼い主さんの介入を犬さん自身が認める」が成立しています。
普通なら「前に立たれる」ことは犬さんにとってうれしいことではないはずですが、
「大好きな飼い主さん」なら話はちがってきますよね。
左のカップルは…無関係です( ̄∇ ̄)
いつまでも「リーダー論」にとらわれている日本の数多くのトレーナーの言い分だけでなく
最近では、海外のトレーナーさんのお話をじかに聞くこともできるようになりました。
飼い主さんも、自分の愛犬との関係を振り返る機会にもなるので
ぜひ、このようなセミナーに足を運んで情報の更新を重ねてくださいね。
私は、今回のセミナーで今の学びが正しいことがわかってうれしかったです。
今回は、獣医師の西山ゆう子先生の
「問題行動は予防の時代」のお話もありました。
こちらはつづきでお話したいと思います。
つづく
おまけ…
セミナー帰りにママをお迎えに来たさくらちゃん♪
いつかみんなと歩けるといいね♪
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