石坂ファームハウスの『都会の田舎をおすそ分け』

多摩丘陵の自然豊かな里山から、その恵みを大切にした農家の暮らしをお伝えします

伝承農法 踏み込み温床での苗作り

2023年04月11日 | 畑から
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3月の後半に裏山の落ち葉掃きをして苗を育てる「踏み込み温床」を作りました。電気の熱でなく米ぬかと水と落ち葉を何層にもして踏み込むことでので発酵熱で苗を育てるのです。我が家の野菜作りのスタートは他の農家よりは遅めなので只今双葉の状態のキュウリ・かぼちゃ・スイカ・トマトが苗床で育っています。

朝は苗床にかけてあるブルーシートとビニールトンネルを開けて、夕方気温が下がる前にシートをかける…を2~3週間ほど繰り返します。種まきしたポット土が乾いていたら水をやり根がポットを突き抜け始めたら板の上に移動して。暇があると芽が出たかな、そろそろ苗床からだして常温管理に移行かなと気に掛けます。

手間暇かかる大変な踏み込み温床での苗作りですが、あえて行っている面もあります。続けないと絶えてしまうし我が家の農業のこだわりなのかもしれません。我が家にある「自然資源」を活用した農法は父や祖父がやってきたやり方で私も出来る限り続けていきたいと思っています。

ラクさを求めてしまいがちですが、種から育てた苗が実をつけるまでのお世話をしてそれを食べる・・・達成感の瞬間です。誰に褒めてもらう訳ではないのですが大事に育てた野菜は格別です。

枝豆の発芽。マメの形で発芽するからこの時期はハトに狙われやすいので注意。双葉になれば危機回避。美味しいものは特に狙われやすいのです。

さて明日はイチゴ(東京おひさまベリー)に防鳥ネット張って電気柵をします。作物の栽培管理よりも鳥害獣対策に時間をとられるのは仕方がないこと・・・だからこそ電気柵突破されたときにはとても悔しい思いもします。イチゴの収穫もあと少しです。
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