中国の覇権主義が日本と東アジアで激突する時代、中国はいい加減「乳離れ」すべきだ

2005年05月30日 21時37分47秒 | 反日問題
模倣品防止の国際条約提唱へ…知財推進計画政府原案 (読売新聞) - goo ニュース

 東アジア地域は、「日本と中国の2極激突」の様相が濃厚になってきている。アメリカの強大な軍事力をバックとする日本と覇権国家・中国が、「石油・天然ガス資源」や「知的所有権」をめぐって利害対立を先鋭化させているである。
 中国共産党一党独裁の北京政府の指導の下、中国は、高度経済成長が目ざましく、もはや「遅れた中国」ではない。日中平和友好条約締結以来、日本の強力な資金援助や技術援助を受けて、経済大国への道をひたすら驀進してきたけれど、日本を凌駕する大国へとのし上がってきている。
 こうなると、中国にとって支援国だった日本は、いまやレッキとした競争相手であり、圧倒すべき「敵」にもなりつつある。
 この「大国である」との自信を深めている中国は、露骨に覇権主義を振りかざし、「日本何するものぞ」「アメリカはアジアから出て行け」と増長すらし始めているのである。
 こうした中国を見ながら、日本は、「中国もはや資金援助の必要はなくなった」「一人歩きしても大丈夫だ」と思うようになり、いよいよ突き放す段階にきていると感じている。日本は、「子離れ」を決断して、中国に対して「いい加減乳離れしなさい」と言って、一人歩きを強く求めている。
 だが、中国は、人間にもあるように「反抗期」の最中にあって、日本に対してことあるごとに突きかかるようになっているのだが、それなら直ぐに「親離れ」するかと思いきや、「カネだけはもう支給し続けてくれ」と都合のいいことをほざいて、どこかのドラ息子のようなフテ腐れた態度を取っている。
 呉儀副首相は、愛知万博視察に訪れて、図々しくも北京オリンビックや上海オリンピック開催のついて、「トヨタ自動車」からの物心ともどもの支援を期待したとみられる。
 ところが、オット、ドッコイ、「トヨタ自動車」は、天下に知られたシブチン企業である。そう簡単に資金援助を約束するはずはない。日本経団連の奥田硯会長(トヨタ自動車会長)との昼食会でも、資金援助の感触を得られなかった。それにも輪をかけてケチなのが、小泉首相である。それもそのはず、緊縮財政家で鳴らした福田赳夫元首相の愛弟子である。
 日中正常化の井戸を最初に掘った田中角栄元首相や大平正芳元首相直系の「中国に甘い政治家」とはわけが違う。旧田中派(旧竹下派、橋本派)や旧大平派(旧宮沢派)などの政治家は、ちょっと脅しをかければ必ず「大盤振舞」して資金援助してくれるたものだったのに対して、岸信介元首相、福田元首相以来の台湾利権を引き継ぐ小泉首相は、中国に対して、決して甘くはない。むしろ、「冷淡」ですらある。靖国神社や歴史認識、歴史教科書問題でいくら揺さぶりをかけても、ビクともしないのである。小泉首相も「もう、その手は喰わない」と中国を突き放している。

 歴史家・草地貞吾先生(元関東軍作戦班長・元大佐)の「大東亜戦争正当論-大東亜戦争は空前の人類革命」より引用のつづき。
 〔大東亜戦争は絶好無二の時点に発動した〕
 「私は日本史並びに世界史、特に凡ゆる戦争史を究明したが、大東亜戦争はよくぞあの時点で---すなわち昭和十六年十二月八日に発端生起したものかなと、欣喜雀躍の念禁じ得ないものがある。 正しくあの時点---歴史には不思議にも運命の時間、或いは時点というものがある。その時点にあらずんば、如何に力んでも花開かず、実熟さざるが如く、その時を得ざれば如何なる歴史も結実しない。その実例を私は大東亜戦争によりはじめて真に認識理解するを得た。
 その理由とする第一として、大東亜戦争の発動は、有史以来、日本国力の最盛期であった。
 わが国は昭和十五年、皇紀二千六百年を迎えて、世紀の記念事業を挙行し、皇国精神の高揚振張と国力の充実発展は未曾有であった。固有領土はもとより、樺太・朝鮮・台湾・太平洋諸島・満州・シナ大陸の要部・仏印にまで、その勢力圏を拡大し、それらの人口を加うれば優に二億を超過していたであろう。正しく堂々たる世界の一等国として、これほど国力の充実した時代はない。すなわち、神武天皇建国の理想たる八紘一宇--世界一家--人類平等の悲願を達成すべき天与の絶好期であったのだ。     (つづく)


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