3月とはいえ、広島でさえ粉雪が舞い散る火曜日に、よりによって北陸へ出張することになりました。
関東地方の人が、島根県と鳥取県の位置関係がよくわからないのと同様に・・・・・・広島県人の私は北陸が何県をさすのかも実はよくわかりません・・・・・
北陸=雪国=カニ みたいな単純な図式しか浮かばないまま、目指すは北陸→石川県→金沢に行ってまいりました。
ど~やっていくのか新幹線と特急サンダーバードを乗り継いで、片道約4時間半の旅でした。疲れた・・・・・・
石川県に足を踏み入れたのは、生まれて初めて。
金沢駅におりたった途端に、ヒュウルリィ~♪ヒュゥリィララァ~♪と『越冬つばめ』by 森 昌子の歌がリアルに聞こえてくる気がする。いや・・・・・・実際に『ひゅう~』という突風の音はたしかに聞こえた
さぶい、とってもさぶい。雪が降っている・・・・というよりは、舞っている・・・・・・瀬戸内海地方で見るのとは、雪質が全然違います。北陸の雪は、とっても大きい。
到着日には、お約束の越前カニを食べに、居酒屋へ。ひとり一杯のカニ提供。しかも驚くほどリーズナブル。
日本海名産のホタルいかも。
お魚が甘くて、美味しい。
翌朝、朝食後の短い時間を利用してにブラリと散歩に出かけました。一見、エキゾチックな建造物の尾山神社へ参拝。
そういやぁ、ここは加賀100万石の前田利家のおひざ元。銅像も鎮座。
雪国名物の雪つり。その一方、早春の花も咲いていました。
古都というだけあって、街並みにもたたずまいがあり、古民家が点在し、九谷焼の器屋さんや、古民家の店舗など、街並みに風情がありました・・・・・・でも、寒い・・・・・・・・
カニは食べたけど、北陸といえば新鮮な海産物。ビジネススーツでは、購入して帰ることは難しいけど、食べて帰ることはできる。
しかも、北陸支社は海産物の豊富な近江町市場のすぐ近く。
北陸支社の社員が、時間が無い人におススメと推薦してくれたのが、その近江町市場にある回転すしのもりもり。あなどるなかれ、北陸の回転寿司。
ネタはいいけど、お値段もなかなか。広島で回転すしというと、デフレ化が進んでいて、ひと皿100円前後はあたり前。
この回転寿司のベルトコンベヤーから、うっかり取ったお皿の単価がナント、1,300円なりぃ~
100円単価のお皿もあるにはあるけれど・・・・・・600円、700円、そして1,300円まで。文字通りピンからキリまで。
←ふた貫 700円のウニ。メチャ、美味しかったぁ~。
ホタルイカ三点盛りとか、北陸エビ三昧盛りとか、ボリューミーでゴージャス。お値段もゴージャスだけどね。
だけど『高いっっっ』とは思わないクオリティの高さでした。平日の昼間なのに、大型店舗がほぼ満員。観光客にも人気店のようです。
・・・・・・とはいえ、5皿でひとり2,700円超えの昼食は、回転すしにしては、なかなかデラックスでした。
駆け足の出張では、有名な兼六園にも武家屋敷や茶屋街にも寄れずじまい。
それに、冬の金沢は、風情を楽しむつもりで訪れないと、みぞれ、強風、ぼたん雪、低い空・・・・・・と、なかなかハードな気象条件がいっぱい。今度は、出張ではなく、ゆっくりと訪れてみたい街です。