キャバクラ利用でコロナに感染…男性たちからは「自粛する」の声
大分県の「ラウンジサザンクロス大分」に勤める30代女性が新型コロナウイルスに感染したことで、キャバクラ界に激震が走った。
もそれだけでなく、3月4日にコロナへの感染が確認された山口県の40代男性会社員が出張中、同店を利用していたことも判明。おまけに男性の妻子までもが感染してしまったそうだ。
会社で『キャバクラ禁止令』は出せない…
付き合いや出張でキャバクラを利用することもあるビジネスマン達は、今回の報道で何を思うのだろうか? 以前は接待や付き合いで月に2、3回はキャバクラに通っていたという都内の貿易会社代表のNさん(52歳)に話を聞いてみた。 「会社側で接待会議や飲み会などの自粛要請をすることはできても、プライベートのことは個人の判断に任せているので、今回の報道を受けて盲点だったな……と感じました。さすがに、会社で『キャバクラ禁止令』を出すわけにはいきませんからね。
私も2月上旬まで普通に飲みに行っていたのですが、付き合いがあるので家族も容認していました。でも、ここ最近の感染拡大を受けて経営者が万が一感染したら世間体的にも面倒なことになるのでね。しかも現在、母が高齢で介護が必要なので定期的に実家に帰っているんです。やはり、高齢者に感染してしまったら……と考えると不安にもなりますよね。
行きつけのスナック嬢から仰天LINEが届く…
また、大阪のインターネット関連会社で代表を勤めるKさん(41歳)は、行きつけのスナックで働く女性からある報告を受けたという。 「キャバクラで感染者が出たというニュースを聞いて大分なら行ってないので大丈夫……と思っていたのですが、ついさっき、よく行くスナックの嬢から『府内で感染者が出た店が、うちの店の近所なんだけど
もし先月末とかに行ってたとしたら、自分も感染していた可能性があるかもってことじゃないですか。僕自体、キャバクラにはあまり行かないのですが、スナックやラウンジは付き合いでしょっちゅう行くんです。でもさすがに最近は、家族持ちの取引先の人達が行かなくなったので、機会も大分減ってきていますが」
しかし、会社の社長であり「社員の管理」もしなくてはならない彼は最近、あることに頭を悩ませているそうだ。 「うちの会社ではリモートワークを導入してなるべく出社しないように対策を取っているのですが、従業員からある話を聞いて。それは在宅勤務になったのをいいことに20代の社員が、クラブに出かけているそうなんです。クラブなんてモロに密室だし、混んでいるときはキャバクラよりも濃厚接触が避けられないじゃないですか。いくらなんでも危機感が足りなすぎるのでは? と思いましたね。
政府が『若者が感染拡大の元』みたいな注意喚起をして炎上していましたが、実際にそういう若者がいるというのも事実だと思います。プライベートのことをアレコレ言うとパワハラやセクハラだとすぐに言われてしまいそうですが、中国が厳しい規制を行っているのにもかかわらず日本は緩すぎると思います。今の状態が続いたら、社員たちにも人が集まる場所への外出禁止を検討するかもしれません」
コンサートやテーマパークがいくら中止や延期の策をとっても、キャバクラ、クラブ、パチンコ屋など人が密集する場所は他にもたくさんある。すべての店を休業するのが難しい中、感染拡大を防ぐ手立てはあるのか