【新型コロナ】ドン・キホーテがマスクを販売 個数制限は無いが、2点目からは「9,999円」
新型コロナ「高校休校の意味がない」 SNSは高校生の遊びの誘い一色に
新型コロナウイルスの感染防止のために、全国の高校で突然休校になり、卒業式が縮小・中止されるなどの影響も広がっています。高校生活への影響や、今感じていることなどについて、現役高校生に報告してもらいました。 インスタは遊びの誘いだらけに
私たちの学校では、新型コロナウイルスの感染予防について特に対策をするわけではなく、たまに、「気をつけなさいね」程度の注意喚起しかされませんでした。
それなのに、ある日突然校内放送で、授業、1年生の合唱コンクール、2年生の修学旅行がなくなることを知らされ、驚きのあまり泣き出す子もいました。担任の先生は「他の学校は修学旅行が中止になっているところもあるけど、うちの学校は中止しないだろう」とギリギリまで話していました。1年生の時からコツコツと準備を進めており、特に修学旅行委員の子たちは学校に残ったりしながら最終準備を進めていたところなので、痛々しいほど泣いていました。
新型コロナウイルスの影響で休校になった(写真はイメージ)
そして、いざ大きな行事がなくなると、他の子たちは、今まで以上に遊びに行くようになりました。臨時休園前日のディズニーランド・シーには多くの子が行っていました。SNSで飛び交う写真や動画を見る限り、ほとんどの子がマスクをしていなかったです。渋谷などをぶらぶらしていたり、カラオケにいったり、食べ歩きをしたりする姿もありました。
今もインスタグラムは友達の、「コロナウイルスのせいで修学旅行が中止になったから誰か遊びに行きませんか」という投稿でいっぱいです。
私の家庭は両親が厳しくて、臨時休校になってから、食品等の買い物以外、外出を全くしていません。しかし、周りの子たちがあちこちに遊びに行っているのを見ると、その子も感染しかねないし、感染した子と次の学校で会った場合、外出を避けていた人たちへの二次感染も懸念されます。
臨時休校自体が、もう意味を成していないように思えます。
(東京都・高校2年女子)
(東京都・高校2年女子)
コロナ休校「シングルマザーの熟女キャバ嬢」に大打撃。仕事中の預け先がない
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、3月2日から始まった学校の臨時休校。共働きやシングルマザーの家庭からは「急に決められてもどう対応したら良いのか分からない」という嘆く声が聞こえる中、「昼夜働いている私達も相当参っていますね……」と肩を落とすのは、シングルマザーで子供を育てている熟女キャバ嬢達だ。突然の休校要請に戸惑う、彼女たちの声を聞いてみた。
出勤を増やそうとした矢先…
話を聞いたのは大阪の熟女キャバクラに勤務する咲子さん(仮名・35歳)。小学4年生の娘と2人暮らしの咲子さんは、今回の休校措置についてこんな懸念をしているという。
写真はイメージです(以下同じ)
「昼間はデパートの食品売り場でパートをしているのですが、3月半ばまで営業時間の短縮が決まってしまって……。収入減が避けられなくなってしまったので、熟女キャバクラの出勤を増やそうと思っていた矢先にまさかの一斉休校ですからね。共働きやシングルマザーの家庭の子供を学童で預かってくれるのは低学年までなので、うちの子供は対象外。さらに実家も母親の体調が良くないので実家も頼れないし、どうしたら良いのか……という状態です」
学校からは大量の宿題が提出されたので勉強も見ないといけないうえ、困るのが子供の生活管理だという。 「特に困るのは食事ですね。さっきも話しましたが、昼間の仕事のシフトが削られるので、熟女キャバクラの出勤を増やしています。といっても、帰りが遅くなって翌日、昼過ぎまで寝ているのは避けたいんです。学校があるときは、子供が自分で起きて朝ごはんを適当に作って食べてくれてたのですが、休校となるとどうしても起きるのが遅くなってしまう。 いつ学校が再開するか分からない状態で子供の生活リズムを崩すのだけは避けたいので、今は帰りがどんなに遅くなっても朝は必ず起きるようにしています。食料はスーパーでまとめ買いするのですが、足りなくなったときはキャバクラの出勤後にコンビニで菓子パンなどを買っています。高くついてしまうけれど、今は食品の買い占めが起こっているようで、私がスーパーに行く時間には買えないことも多いんですよね……」
熟女キャバクラでは子連れ出勤ができない
今回の一斉休校において企業は子連れ出勤などの対策をとっているというが、熟女キャバクラではそういうわけにもいかない、と咲子さんは頭を抱える。続いて、話を聞いたのは高校生と中学生の息子を持つミキさん(仮名・42歳)。 「もう本当に毎日、食事を作るだけでも大変。特に長男はずっと部活をやっているので夏休みも家にいることが少なかったのに、今週から毎日いるようになりましたからね。3食作らなければいけないので常に買い物も行かなくちゃいけないし。スーパーで買い占めが起こっているのは、そういう家が一気に増えたからでは……とも思います。
さらに長男は部活三昧で塾もバイトもしていなかったので、宿題だけで勉強が付いていけるのかという不安も。休校の間だけ塾に入れても良いのですが、いつまた部活に行けるようになるか分からないし。家庭教師もコロナの影響でオンラインのほうが良いのか……など、考えることが山積みですよ。
しかも私、昼間は自宅でネイルサロンをしているんですよ。マスクと消毒は常にしているのでコロナによるキャンセルはそこまでなかったのですが、常にお客さんが来ているので子供達も少し落ち着かないみたい。普段なら学校に行っている時間にしか来なかったのだから、仕方ないのですが……。
一応、長男が気を遣ってくれて次男と一緒に公園で野球とかしてくれているようです。外はなるべく出てほしくないけれど、カラオケやゲーセンに行かれるよりはマシですよね。子供達には気を遣わせて申し訳ないですが、キャバクラでも感染者が出たことで店はますます暇になりそうなので……。しばらくはネイルだけが頼みの綱になりそうです」
今回の一斉休校や企業からの在宅勤務要請により、ミキさんのように自宅で仕事をしながら子供の面倒を見なければいけないという人達も増えている。これからの拡大状況によっては、キャバクラといった夜の店への客足が遠のき、出勤を削減される嬢も出てくるだろう。昼夜働くシングルマザーのための救済措置を改めて考え直すべきなのかもしれない。
コロナ感染の温床と非難されるスポーツジム、経営者が思いを語る
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、さまざまなイベントが中止に追い込まれ、施設を閉鎖する自体が相次いでる。そんな流れを受け、元ISKAオリエンタル世界ライトミドル級王者にもなった元キックボクサー・佐藤嘉洋氏は自身の運営するスポーツジムの経営判断に迫れていた。彼がなにを考え、どう対処にあたったのか、本人が緊急寄稿し、その実情を伝えた。
ジムの入り口に貼ったマスク着用のお願い
スポーツジムなどでの新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、安倍総理から利用者側に対しての自粛要請があった。スポーツジムの経営者として、経営を根幹から揺るがす事態となっている。正直、その日の夜は一睡もできなかった。 自分にできることは一体なんだろうか。自分の生まれ育った日本が、全力を挙げて感染拡大を食い止めようとしている。まずはそれを第一に考えよ
う。そして第二に、顧客への迷惑をどのようにしたら最小限に抑えられるだろうか。 感染拡大に一番有効な方法は、ジムを2週間~1か月休業することだ。私の住む愛知県は市中感染も拡大しており、予断を許さない状況にある。しかしながら、政府は命令ではなく、あくまで利用者側への自粛要請。行くかどうかを決めるのは最終的には利用者側で、営業するかどうかを決める最終的な判断は店舗側に委ねられる。本当に頭を悩ませる問題である。自分一人が勇気を出して一時休業したところで、他も営業していたら根本的な解決には至らない。かといって、何も考えずにただ頑張るだけでは、頑張れば頑張るほど、人に迷惑をかける恐れもある。どう動いていいか「ワカラナイ」。だから怖い。
話は逸れるが、突如発表された小中高の休校も、行き場をなくした子供たちのストレスと、それを急に受け止めることになった両親のストレスも半端ない。政府も苦渋の決断だったのだろうけれど、電車移動のない地域の小学生と中学生は、明日にでも学校を再開してもらいたいところである。
ちなみに、この決定は総理の独断だったとしてSNSなどで糾弾されているが、私は全く信じていない。国の存亡を左右しかねない判断を、総理たった一人で決められるはずがない。専門家たちが裏で、「これがひとまず一番の方法かもしれない」と綿密なリスク計算を行った上での決断だったのではないか。絶対的な正解はどこにもない。
まずは小中高を一斉休校にし、何日か続けてみた。休んで良かったところと悪かったところが見えてきた(3月5日時点ではこの段階か)。再開できそうなところは明日にでも再開していく、という展開を私は望んでいる。
閑話休題、ジムの営業or休業について、である。政府は「不特定多数が接触するおそれが高い場所での活動を当面控えるよう」呼びかけている。これに関しては、中小のスポーツジムは当てはまらない。私は名古屋市内でキックボクシングフィットネスジムを2店舗経営している。1日の平均来館者数は、それぞれの店舗で1月は19.8人と19.9人。2月は20.1人と19.3人だった。大手のスポーツジムとは違い、1日に何百人も来るわけではないのだ。
当然経営者の私も現場に出ているので、全会員の顔と名前の判別もつく。会ったことのない会員は、まだ入会したばかりの1名のみ。中小のスポーツジムは、「不特定多数」ではなく「特定少数」なのだ。 また、「感染を避けるため」のガイドラインに含まれる、「密閉空間」での営業にはなる。しかし狭いからこその利点もある。「特定少数」だから、一人ひとりの会員に目が行き届くということだ。だから、国から休業を命令されればもちろん従うが、要請であるならば私はなんとかして営業できる方法を模索することにした。
新型コロナウイルスは、今のところ飛沫感染・接触感染だという。また、感染していても無症状の場合もあるという。だから一見健康そうでも感染者かもしれない。筆者であるこの私だって、今はいたって健康体だけれども、すでに感染者かもしれない。現段階ではそれも「ワカラナイ」から怖い。
だから互いの飛沫を抑えるために、ジム内にいる全員に対してマスクの着用を義務づけた。これで少しは感染リスクを軽減させられる。「本当に不本意ではあるのですが、1ミリでも感染リスクを抑えたいのでマスクの着用を、なにとぞよろしくお願いいたします」と全会員に低姿勢でお願いしている。
マスクのない人のために手作りマスクを
ジムの会員は特定少数であること。ジム空間にいる全員のマスク着用。手を触れるすべての場所のこまめな消毒。手洗いの徹底。対人練習(キックボクシングジムならミット打ち、スパーリングなど)の一時休止。既存顧客とスタッフの安全性確保のため、「不特定」の人と接する体験や新規入会もすべてキャンセルに。事態が収束したあとに改めて連絡することを約束し、電話越しに1件1件頭を下げた。この状況下において店舗の営業を続けるためには、このくらい徹底すれば、感染リスクはかなり抑えられるはず、である。多分。おそらく。「ワカラナイ」から絶対安全とはいえないのが心苦しい。
ジム内全員にマスク着用を義務づけ
しかしながら、休業することに決めたジムを否定するつもりは毛頭ない。振り返ってみれば、思い切って休業していた方が正解だったかもしれない。このウイルスの実体が、私たち一般人も政治家も専門家もみんな「ワカラナイ」のである。だから世界中で恐れられているのだ。
とはいえ1日経つごとに感染者のデータは蓄積され、1日経つごとに専門家たちの懸命な研究により、ウイルスの実体は徐々に解明されていくだろう。次第にわかってさえくれば、それがどれだけ危険なものだろうと、まだマシである。具体的な対策が取れるからだ。「ワカラナイ」ことが一番の問題なのである。
ただ、個人的には各国のデータや友人である名古屋大学教授の個人的データなどを参考にして、結果的にはそこまで恐れるものではないという判断をしている。しかし当然、かからないに越したことはないし、現状では対症療法しかないウイルスを撒き散らすようなこともしてはならない。そして何より、現状で新型コロナウイルスにかかったときの社会的ダメージは計り知れない。
営業するならば、感染の拡大防止を徹底しなければならない。会員はもちろん、私たちスタッフも全力で気をつけねばならない。たとえジム内の誰か一人が知らず知らずのうちにかかっていたとしても、互いに気をつけているので誰一人として感染しない、という状態にするよう努力している。100%防ぐことはできないが、100%に限りなく近づくように心がけている。
利用者は「営業してくれてありがたい」
中小のジムには、風呂を作るスペースがない。だから、風呂だけ入りに来る会員は存在しない。また、ゆっくり談笑できるスペースもない。だから、ジムに来たら基本的には運動して帰るだけだ。つまり、それなりに運動意識の高い人が多い。運動意識が高いということは、健康意識が高いということ。健康意識が高いということは、感染症に対するリスクヘッジもできる人が多いということだ。
運動して屈強な身体を作って免疫力をアップしよう!
本当にありがたいことなのだが、ジムに来る会員全員がマスクの着用、対人練習の一時休止に理解を示してくれた。「開いてくれるだけでもありがたい」と言ってくれる人が何人もいた。マスクを着用しての運動は大変息苦しい。しかし、「逆に心肺機能のトレーニングになりますね」「プロ選手になったみたいで新鮮でしたよ」「意外と慣れました」と気遣ってくれたのである。私は心がやや弱っていたので涙が出そうになった。その中の一人からは帰り際にこのようなお言葉をいただいた。 「自粛ムードのある中で、なんとかして営業できないか、といろいろ考えて対策してくれたのは嬉しいです。1日のルーティンとしてこのジムがあるので、できる限り営業し続けてほしいです。がんばってください。応援しています。共に打ち克ちましょう!」 「ワカラナイ」という怪物、新型コロナウイルスは、世界中を狼狽させている。「ワカラナイ」は、不気味で怖い。強くはなくとも……。しかしながらこの脅威に晒されたことは、私にとって大きな教訓になった。私は39歳にして、真に手洗いの重要性を知った。まだ「ワカラナイ」ものに対しては、自分の身は自分で責任を持ち、自分で守らねばならない。
政府からは、「外出を控えろ」とは言われているが、「運動を控えろ」とは言われていない。運動は尊い。体温も上がり、免疫力も高まる。家の中に篭ってジッとしているばかりでは、ストレスも溜まるし、体力や免疫力も落ちてしまう。最大限、感染の拡大防止に努めながら、我々は今こそ運動するときなのではないだろうか。
月々定額「クルマのサブスク」は本当に得なのか
サブスクリプション」は、商品を“買い取り”で販売するのではなく、使った期間に応じて課金する販売方法である。コンピューター用ソフトウェアにはじまり、音楽配信サービスなどで導入され、ここ数年で一躍、脚光を浴びることになった。最近は、「サブスク」とも呼ばれるようになり、さまざまな商品やサービスに、この方式が導入されている。
【写真で見る】「KINTO ONE」と「Honda マンスリーオーナー」で選べるクルマ
その波は自動車業界にも及んでおり、トヨタの「KINTO ONE」やホンダの「HONDA マンスリーオーナー」など、サブスク方式のビジネスがスタートしている。
はたして“クルマのサブスク“は、ユーザーにとってどんなメリット・デメリットがあるのだろうか。
新車を購入する費用と比較しながら、「KINTO ONE」と「HONDA マンスリーオーナー」の2つのサービスを考えてみたい。
■月々の支払いは3年ローンとほぼ同じ
トヨタが2019年にスタートさせたサブスクが、「KINTO ONE」だ。トヨタやレクサスのクルマを3年間、定額で乗ることができる。
ラインナップは少しずつ増えており、現在ではトヨタ車とレクサス車を合わせて27車種。「プリウス」や「アクア」「クラウン」「カムリ」といった人気モデルだけでなく、「ライズ」や「ヤリス」といった新型モデルも含まれている。
新車を購入する費用と比較しながら、「KINTO ONE」と「HONDA マンスリーオーナー」の2つのサービスを考えてみたい。
■月々の支払いは3年ローンとほぼ同じ
トヨタが2019年にスタートさせたサブスクが、「KINTO ONE」だ。トヨタやレクサスのクルマを3年間、定額で乗ることができる。
ラインナップは少しずつ増えており、現在ではトヨタ車とレクサス車を合わせて27車種。「プリウス」や「アクア」「クラウン」「カムリ」といった人気モデルだけでなく、「ライズ」や「ヤリス」といった新型モデルも含まれている。
「KINTO ONE」の最大の特徴は、任意保険まで定額サービスに含まれていること。これは保険料金が高額となる、若年層には、相当に大きなメリットと言えるだろう。
では、肝心のお得度はいかがなものか。「KINTO ONE」と通常の購入を比較してみよう。
まず、「KINTO ONE」だ。料金をシミュレーションしてみると、ライズの上級グレード「Z 2WD」にカーナビやドライブレコーダー、先進運転支援システムなどがセットされる「セーフティプラスパッケージ」を追加して、月額5万3680円となった。(2020年2月調査)
では、肝心のお得度はいかがなものか。「KINTO ONE」と通常の購入を比較してみよう。
まず、「KINTO ONE」だ。料金をシミュレーションしてみると、ライズの上級グレード「Z 2WD」にカーナビやドライブレコーダー、先進運転支援システムなどがセットされる「セーフティプラスパッケージ」を追加して、月額5万3680円となった。(2020年2月調査)
同車の新車価格が206万円、同様のオプションを加えると乗り出し総額で250万円ほどとなるから、50万円ほど頭金を入れて、3年(36回)で購入するときの月々のローン支払い額に近い。
「KINTO ONE」は、諸経費や税金、保険までが含まれる。つまり、使用時に支払うのはガソリン代と高速料金、自宅に駐車場がない場合の駐車場料金だけだ。
しかし、必要なのはそれだけとなる。必要な費用が安定しているというのもメリットだ。そして、36カ月分の支払いは、総額で193万2480円となる。
では、普通に同じクルマを購入して、3年間所有するときにかかる費用を計算してみよう。
自動車税を年間2万5000円。メンテナンスを3年パックで7万円とすると、総額はおよそ270万円となる。ただし、これには任意保険は含まれていない。若年層だと車両保険なしで年間10万円、40代以上で年間5万円ぐらいであろうか。つまり、若年層であれば3年間で30万円、40代以上で15万円がプラスされる。
ざっくりいえば、290万~300万円ちょっとというのが所有したときにかかる費用だ。
自動車税を年間2万5000円。メンテナンスを3年パックで7万円とすると、総額はおよそ270万円となる。ただし、これには任意保険は含まれていない。若年層だと車両保険なしで年間10万円、40代以上で年間5万円ぐらいであろうか。つまり、若年層であれば3年間で30万円、40代以上で15万円がプラスされる。
ざっくりいえば、290万~300万円ちょっとというのが所有したときにかかる費用だ。
■乗り換えるのか? 長く乗るのか?
サブスクだと3年間で約200万円弱、所有で300万円。その差は、だいたい100万円となる。これだけを比べれば、確かにサブスクは割安に感じる。しかし、サブスクであれば3年後は車両を返却しなければならず、手元には何も残らない。
一方、普通の所有であれば、3年たった後も現物のクルマが残る。つまり、手元に残ったクルマの価値が高ければ所有のほうが得。そうでなければサブスクが得となる。
サブスクだと3年間で約200万円弱、所有で300万円。その差は、だいたい100万円となる。これだけを比べれば、確かにサブスクは割安に感じる。しかし、サブスクであれば3年後は車両を返却しなければならず、手元には何も残らない。
一方、普通の所有であれば、3年たった後も現物のクルマが残る。つまり、手元に残ったクルマの価値が高ければ所有のほうが得。そうでなければサブスクが得となる。
検討のお題となったライズ Z 2WDの価格は206万円。差額が約100万円ということは、3年で半額の価値が残るかどうかだ。
ちなみに、車両価格590万円ほどのクラウンで計算したところ、差額は250万円ほどとなった。正直なところライズやクラウンのような人気車であれば、3年後も中古価格が高く維持されており、所有のほうが得になる可能性が高いだろう。
逆に、3年後の中古車相場が崩れそうなクルマであれば「KINTO ONE」のほうが得になる可能性は高い。しかも、任意保険の高い若年層ほど、「KINTO ONE」は有利だ。
ちなみに、車両価格590万円ほどのクラウンで計算したところ、差額は250万円ほどとなった。正直なところライズやクラウンのような人気車であれば、3年後も中古価格が高く維持されており、所有のほうが得になる可能性が高いだろう。
逆に、3年後の中古車相場が崩れそうなクルマであれば「KINTO ONE」のほうが得になる可能性は高い。しかも、任意保険の高い若年層ほど、「KINTO ONE」は有利だ。
また、「KINTO ONE」は価格だけでなく、ほかのメリットもある。それが、クルマにまつわる手続きが“ワンストップでOK”という利便性だ。初めてクルマを購入しようという若年層やクルマに詳しくない人には、大きな魅力となるはず。面倒くさいのが嫌いという人にも「KINTO ONE」はおすすめとなる。
ただし、「KINTO ONE」は3年ごとにクルマを乗り換えるのが大前提。3年ごとに新車に乗り換えることを考えていないというのであれば、当然、1台のクルマを長く所有するほうが得となる。
ホンダが2020年1月28日にスタートさせたばかりのサブスクが「Honda マンスリーオーナー」だ。
このサービスの特徴は、名称にもあるとおり、最短1カ月からの利用を可能にしていること。しかも、最長でも11カ月だ。これほど短期間だと、所有とは比較できない。
逆に“1カ月以上で11カ月まで”となれば、カーシェアやレンタルでもありえない。つまり、「Honda マンスリーオーナー」はほかに比較しようのないユニークなサービスだといえる。
このサービスの特徴は、名称にもあるとおり、最短1カ月からの利用を可能にしていること。しかも、最長でも11カ月だ。これほど短期間だと、所有とは比較できない。
逆に“1カ月以上で11カ月まで”となれば、カーシェアやレンタルでもありえない。つまり、「Honda マンスリーオーナー」はほかに比較しようのないユニークなサービスだといえる。
さらにユニークなのは、新車ではなく中古車を使うところだ。
「Honda マンスリーオーナー」のサイトを見ると、実際に利用できる車両そのものが1台ずつ掲載されている。中古車だから、クルマの年式や走行距離だけでなく、装備類も決まったものとなる。
現物が中古車としてあるだけ、どんなクルマが使えるのかがリアルにわかる。ある意味、非常にわかりやすいサービスと言えるだろう。数カ月単位の出張など、短期間だけクルマが必要な人には、待ちに待ったサービスではなかろうか。
「Honda マンスリーオーナー」のサイトを見ると、実際に利用できる車両そのものが1台ずつ掲載されている。中古車だから、クルマの年式や走行距離だけでなく、装備類も決まったものとなる。
現物が中古車としてあるだけ、どんなクルマが使えるのかがリアルにわかる。ある意味、非常にわかりやすいサービスと言えるだろう。数カ月単位の出張など、短期間だけクルマが必要な人には、待ちに待ったサービスではなかろうか。
月額利用料金は、軽自動車の「N-BOX」で2万9800円~、普通車は「フィット ハイブリッド」の3万9800円~。福祉車両も用意される。
ただし、まだ始まったばかりで、サービスを行う店舗は埼玉県に1つあるだけ。車両の数もあまり多くなく、車種もコンパクトカーが中心で、選択肢は狭い。また、禁煙車しかないことも、喫煙者には気になるところだろう。
さらに月当たり1000㎞以上を走行すると、別途6円/kmが課金されるため、走行距離の多い人には向かないサービスとなる。こうした弱点もあるが、新しいサービスとして、今後の内容拡充に期待したいところだ。
ただし、まだ始まったばかりで、サービスを行う店舗は埼玉県に1つあるだけ。車両の数もあまり多くなく、車種もコンパクトカーが中心で、選択肢は狭い。また、禁煙車しかないことも、喫煙者には気になるところだろう。
さらに月当たり1000㎞以上を走行すると、別途6円/kmが課金されるため、走行距離の多い人には向かないサービスとなる。こうした弱点もあるが、新しいサービスとして、今後の内容拡充に期待したいところだ。
■クルマの使い方も多様化の時代へ
トヨタの「KINTO ONE」は、ワンストップですべてのクルマの雑務がこなせるのが大きな魅力。一方の「Honda マンスリーオーナー」は、短期間での使用に向いたサービスとなる。
クルマのサブスクの登場は、損得だけでなく、幅広いニーズに応えるサービスの拡大という側面もある。“ダイバーシティー=多様性”は社会だけでなく、クルマの購入・使い方にも広がっているというわけだ。
トヨタの「KINTO ONE」は、ワンストップですべてのクルマの雑務がこなせるのが大きな魅力。一方の「Honda マンスリーオーナー」は、短期間での使用に向いたサービスとなる。
クルマのサブスクの登場は、損得だけでなく、幅広いニーズに応えるサービスの拡大という側面もある。“ダイバーシティー=多様性”は社会だけでなく、クルマの購入・使い方にも広がっているというわけだ。