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コロナ禍のパパ活は路上での直接交渉に…池袋82歳男性殺害で小川泰平氏解説 凶器はカッターナイフ、犯行後に他人装い110番通報も

2022年01月25日 20時03分33秒 | 女と男のこと
コロナ禍のパパ活は路上での直接交渉に…池袋82歳男性殺害で小川泰平氏解説 凶器はカッターナイフ、犯行後に他人装い110番通報も


池袋駅北口のラブホテル街


1/25/2022

東京・池袋のホテルで21日夜に82歳の男性が殺害された事件で、住所、職業不詳藤井遥容疑者(24)が殺人容疑で逮捕された。藤井容疑者の凶器がカッターナイフだったこと、「パパ活をしていた」と供述したことなどを受け、元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は24日、事件現場を取材し、当サイトに対し、殺意の有無や共に逮捕された男性容疑者との関係について解説した。

 【写真】82歳の男性が24歳の女に殺害されたホテルの入口  


調べによると、藤井容疑者は21日午後8時ごろ、池袋駅近くのホテルの部屋にさいたま市の男性と入り、この男性の太ももや胸をカッターナイフで刺して殺害した疑い。同容疑者は「カッとなって刺した」と容疑を認めているという。


財布から現金がなくなっており、警視庁は強盗殺人事件として捜査。22日朝、藤井容疑者の身柄をJR西八王子駅近くで確保して事情を聞いていた。

  また、藤井容疑者の逃亡を手助けしたとして、元交際相手の住所、職業不詳小林優介容疑者(29)と弟の八王子市、職業不詳小林翔太容疑者(25)が犯人隠避の疑いで逮捕された。藤井容疑者の犯行後に落ち合い、3人で新宿・歌舞伎町のネットカフェに泊まり、翌朝、小林兄弟の地元である八王子市内に移動していた。藤井容疑者は「遠くまで逃げようと話し合った」と供述している。  


小川氏は「若い女性が高齢者を相手に『パパ活』をしていた。そこに第3の男性の介入があってお金のやり取りがあった。そのあたりをこれから解明していくことになると思います」と事件を総括した上で、藤井容疑者の行動を検証した。 


 同氏は「犯行後、3人は歌舞伎町に移動し、再びタクシーで池袋に戻り、規制線が張られたホテル周辺の様子を見た。そして再び、歌舞伎町に引き返してカラオケをしてネットカフェに泊まった。犯人は現場に戻るとよく言われますが、自分の犯行について警察がどう動いているか心配になって見に来たと言える」と解説した。  

さらに、同氏は「現場は池袋駅北口のラブホテル街で、ほぼどこにでも防犯カメラがあるといっていい場所。警視庁は防犯カメラを精査して事件の『前足』と『後足』が分かっていた。犯行前に、藤井容疑者と小林兄弟が接触していたことを捜査関係者から聞いています。被害者とホテルに入っていく女性の姿、これが『前足』。ホテルから女性が出て、その後で男性と接触する、これが『後足』。さらに歌舞伎町に行った足取りも。西八王子駅では捜査員5、6人に囲まれたということなので、追跡されていたといえる。なぜ歌舞伎町ではなく、八王子で逮捕したのかについては、タイミング的なことに加えて、他に共犯者的な者がいないか、マークしていたのではないかとも考えられる」と付け加えた。 


 藤井容疑者は日頃からカッターナイフを日頃から持ち歩いていたという。  小川氏は「知らない異性と個室に入るということで、護身用的なものとして持っていた可能性があります。殺害目的なら、カッターナイフとは考えない。包丁とかナイフを使う。犯行後、公衆電話から他人を装って110番通報していたように、計画性はなく、殺害目的はなかったかもしれない。パパ活でお金をもらう約束での、現金のトラブルだろうと推測される。金額についてもめるなどして、脅かしてお金を取ろうとカッターナイフを出し、太ももを刺したが、知識がなくて太い血管の所を刺してしまったという可能性もある。ホテルを出てから、助けたいという気持ちがあったかどうかは分かりませんが、110番をして、早く発見させたんだろうと思います」と推測した。

  今回の事件で、藤井容疑者の供述から「パパ活」という言葉が注目された。「パパ活」とは、一般的に、若い女性が経済的に余裕のある男性と時間を過ごして金銭を得る活動を差すSNSなどから由来する言葉。2017年にはネット配信ドラマ「パパ活」が話題となるなど、このワードが浸透した。 

 小川氏は「パパ活に関して、以前のパパ活はSNSを利用していることが多かったのだが、最近はSNSを利用すると証拠が残ったり、(男性相手から)何度も連絡が来たりするのが嫌なので、路上で女性の方から、例えばラブホテル街などで男性に声をかける。男性もそういった所に行って声をかけられるのを待つ。そういう直接交渉みたいなことがコロナになってから多いと聞いています」と、変化する「パパ活」の実態を説明した。  

今後の捜査について、小川氏は「逮捕容疑は殺人だが、財布から金を強取していることは間違いないので強盗殺人容疑になります。また、パパ活で得たお金を小林容疑者に渡していたということで、藤井容疑者が小林容疑者に弱みを握られていたのかどうかも焦点になるでしょう」と指摘した。
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看護師500名徴用>東京五輪避けられぬ医療負荷…反発必至 組織委「シフトで対応」も「バイトじゃない

2022年01月25日 06時00分42秒 | 医療のこと
>「シフトで対応」発言には、医療関係者からは「バイトの穴埋めじゃないんだから」の批判の声も上がる。


 東京五輪・パラリンピック組織委員会は26日、都内で理事会を開催した。この日、組織委が日本看護協会に大会の医療スタッフとして看護師500人の確保を依頼したことが判明


4・26・2021

武藤敏郎事務総長は「この度、500人の確保を検討していただけるようにお願いをした」と、認めた。 

【写真】言葉を交わす橋本聖子会長と武藤敏郎事務総長  

新型コロナウイルスの感染拡大で国内の医療体制の厳しさは増しており、大会に向けた医師や看護師の確保は懸案となっている。コロナ感染拡大が続く中で、大会側が“引く抜く”形になれば、世論の反発は必至。

武藤事務総長は「地域医療に悪影響を与えない必要がある。そのためにはどうするか。勤務時間やシフトを相談しながら、最も対応可能なやり方を考えたい」と、説明したが、国民の理解をどのように得るか?

との問いには「地域医療への悪影響は避けなければいけない。どのように折り合うか。先ほどもいったように時間とシフトで対応していけるのではないか」と、重ねるだけだった。「シフトで対応」発言には、医療関係者からは「バイトの穴埋めじゃないんだから」の批判の声も上がる。 

 海外メディアからも「選手は毎日検査を受けるというが、計算すると数万件になる。どうやって医療体制の負担をなくすのか。

五輪がなければ、その分、リソース(資源)を利用できる」と問われたが、武藤事務総長は「原則としてアスリートは入国後、一定期間毎日検査できれば望ましいが、滞在中毎日する必要はないだろうと思う。

件数についても考えて、実現可能なやり方を考えたい」と、説明。水面下で看護協会と交渉に入っていたことについて、透明性を問われた武藤事務総長は「事前にオープンにするようなことではない。通常ルートでの相談」と話した。 

 組織委は五輪・パラを通じた約2カ月間で1人5日の参加を前提とし、合計約1万人の医療スタッフの確保を計画している。


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五輪・衆院選迫り危機感 菅首相、ワクチン遅れに打開策

2022年01月25日 03時07分53秒 | 感染症のこと 新型コロナウイルス

新型コロナウイルス対策の「切り札」とされるワクチン接種を加速するため、菅義偉首相が自衛隊による「大規模接種センター」設置を打ち出した。


4・28・2022

【図解】高齢者ワクチン接種の終了見通し時期  

開幕が7月に迫る東京五輪や秋までにある衆院選を見据え、遅々として進まない接種に危機感を強めたためだ。ただ、会場が東京都と大阪府だけで、野党は公平性を欠くと批判。与党からも対応の遅れを問題視する声が上がった。

  「ワクチンは感染対策の決め手だ。地域の接種を国としても強力に後押ししたい」。首相は27日の閣議後、岸信夫防衛相にこう指示した。

  日本の接種は諸外国に比べて遅れが顕著だ。海外の集計サイトによると、25日現在の人口に対する接種率は1.45%で、60%超と世界一のイスラエルに大きく引き離され、約50%の英国を筆頭とする先進7カ国でも最下位。南米やアジアの一部にも後れを取る。海外製に頼るワクチン輸入の遅れと、接種に当たる医師・看護師不足が主因だ。  

ワクチン供給の総合調整に当たる河野太郎規制改革担当相は26日のテレビ番組で、「大型連休明けからは毎週1000万回分ずつ入ってくる」と表明。医師については「医師会の動きが鈍い」(閣僚)として自衛隊の医官と看護官を活用することにした。防衛相を務めた河野氏の発案だという。 

 政府はこれまで、接種の実務は自治体任せだった。方針転換の背景にはコロナ対応への国民の不満がある。自民党が全敗した25日の衆参3選挙では、「政治とカネ」の問題と並ぶ逆風の要因とみられている。

首相は翌26日、全敗の受け止めを記者団から質問されると、聞かれてもいないのに高齢者向けワクチン接種に言及し、7月末までの完遂に決意を強調。再選が懸かる秋の党総裁選を含め、政治決戦に臨む政権運営の「急所」と捉えていることを印象付けた。 

 自民党は接種促進で「国民に安心感が広がる」(幹部)と期待を込め、公明党幹部も「高齢者の接種が終われば雰囲気は落ち着く」との見方を示す。自民各派は27日の事務総長会議で「政府をサポートしていく」と確認した。

  これに対し、立憲民主党の安住淳国対委員長は同日の党会合で「なんで東京と大阪だけなのか。

(7月の)都議選対策としてのパフォーマンスはやめてほしい」とあげつらい、党幹部は「公平性の原則に反する」と指摘した。自民党中堅も「対応が遅い。年明けには計画して動き始めなければいけなかった」と苦言を呈し、若手は「これで進まなかったら目も当てられない」と漏らした。 


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