PCR検査の自己負担“6000円”に…新型コロナ「2類」から「5類」移行の是非 現場の医師の見解は【大阪発】
8/23(火) 6:42配信
FNNプライムオンライン
新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けについて、議論が続いている。 現在、新型コロナは厳しい感染対策が行われる「2類相当」に位置付けられている。
しかし、季節性インフルエンザと同じ「5類相当」に移行すべきだという意見がある。
【画像】新型コロナの「2類相当」から「5類相当」への移行の是非は
発熱外来と往診診療を積極的に行っている葛西医院の小林正宜院長は、「段階的に“手厚い”5類への移行が現実的」とみている。
「手厚い5類」とはどういったものだろうか。2類相当と5類相当の違いと共に、詳しく話を聞いた。
【1】
感染者数
2類相当:全数把握
5類相当:全数把握せず
小林医師の見解: 現状では「全数把握する」という作業が負担になっている。しかし重症化した患者がどこに、どれだけいるかの情報共有は必要なので、重症者・重症化リスクの高い陽性者数は把握すべき
【2】対応する医療機関
2類相当:一部
5類相当:全て
小林医師の見解: 2類相当から5類相当に変わったからといって、ウイルスの感染力が変わるわけではない。5類のインフルエンザよりは感染力が高いのが現状。第7波が落ち着くまでは、全ての医療機関に受け入れを要請するのは難しいと思う
【3】費用
2類相当:公費負担
5類相当:一部自己負担
小林医師の見解: 誰でも感染する可能性がある以上、しばらくは手厚いサポートがほしいところ。しかし、少しずつ自己負担していく方法に移行せざるを得ないのでは
大阪市立総合医療センターによると、コロナ診療が自己負担になった場合、
発熱外来でのPCR検査が2万円(3割負担で6000円)、
基礎疾患のない人が中等症で5日間入院した場合の費用は、22~27万円(3割負担で7~8万円)前後かかるとのことだ。
小林医師は、
「うまくバランスをとりながら、無理のない形での切り替わりが現実的」と話す。 2類相当の位置付けで行われる「手厚い」患者への対応は残しながら、全数把握をやめることによって、行政にかかる重い負担をなくそうという「手厚い5類」への移行。 それが実現できないか、現場の医師から声が上がっている。 第7波の中で、これまでのコロナ対応の経験が試されている。 (関西テレビ「報道ランナー」2022年8月2日放送)
日韓トンネル建設を推進」岸田文雄首相の後援会長は「統一教会」関連団体の議長
8/23(火) 16:12配信
統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関係性を踏まえ、内閣改造に踏み切った岸田文雄首相(65)。自身の後援会長が、統一教会の関連団体で議長を務めていることが「 週刊文春 」の取材でわかった。首相はこれまで「私個人は教団と関係はない」としていた。
【画像】後援会長の中山学長
岸田首相の後援会長とは
岸田首相は8月10日の記者会見で、内閣改造にあたり、「国民の疑念を払拭するため、閣僚に対し、当該団体との関係を点検し、その結果を踏まえて厳正に見直すことを言明し、それを了解した者のみを任命した」などと述べていた。
「野田聖子地方創生相をはじめ、統一教会との関係性が指摘された7人の閣僚を退任させました。ただ、以降も教団との関わりがあった閣僚や副大臣の存在が相次いで判明しています」(政治部デスク)
岸田首相の後援会長とは、崇城大学(熊本市)の中山峰男学長。
2020年7月31日に発足した「熊本岸田会」会長を務めている。
地方での知名度不足が課題だった岸田氏にとって、総裁選で勝利するには、党員票の掘り起こしは急務だった。中でも熊本は重点県だったという。岸田派議員を複数抱える一方、弱点でもある保守層が強い地域だからだ。中山氏は後援会長として、党員票集めに奔走していたという。
「2021年9月の総裁選では、後援会結成の成果が現れました。全国的に党員票をリードしていたのは、“人気者”の河野太郎氏でしたが、熊本では岸田氏が6109票に対し、河野氏は6012票。97票差ながら、岸田氏が上回ったのです。両者の一騎打ちとなった決選投票では、熊本の貴重な『1票』が岸田氏に投じられました。結果、自民党総裁選に就任し、首相の椅子に座ることになりました」(同前)
2016年には韓鶴子総裁が来日 日韓トンネルを視察
一方、中山氏は2011年から、「日韓トンネル推進熊本県民会議」の議長を務めていた。
日韓トンネル構想とは、統一教会の教祖・文鮮明氏が提唱したプロジェクト。統一世界実現のため、日本と韓国をトンネルで結ぶという壮大な計画だ。全長は200キロで、総工費は10兆円に及ぶとされる。
実際、佐賀県唐津市では1986年に調査斜坑が起工された。ただ、現在までに500メートル程度の長さのトンネルが掘られたに過ぎない。
「それでも、2009年には『一般財団法人国際ハイウェイ財団』が設立され、徳野英治氏ら教団の会長経験者が評議員として名を連ねてきた。2016年には韓鶴子総裁が来日し、トンネルを視察するなどしています」(社会部記者)
熊本岸田会も最初はお断りしていた
県政関係者が言う。
「統一教会の教義は、エバ国の日本がアダム国の韓国に対し、悔い改めなければいけないというもので、“反日”的な面が色濃い。ただ、その教義とは裏腹に、日韓トンネルは表向き、日韓友好を掲げてきました。関係者には政治と近い面々も多い。中山氏はこうした政界人脈を通じ、岸田氏の党員票獲得に動いてきたと見られます」
中山氏に話を聞いた。
「日韓トンネルは発起人に入っている市議に会長(議長)になってほしいと言われ、引き受けた。私が出ているのは、年に一度の総会くらい。韓国では日韓トンネルをやっているのは、旧統一教会系と聞いたことがあります。だけど、熊本でそういう人が関わっている印象は全くありません。
熊本岸田会も最初はお断りしていたけど、どうしてもということで引き受けた。岸田さんと最初に会ったのは、2019年12月。話も聞いてくれる好人物と思った。こっちは、総裁選で岸田さんに入れてくれる党員を増やそうという目的で。目標は達成できましたね」
自らと統一教会については「関係はない」としてきたが…
岸田首相に事実関係の確認を求めたところ、以下のように回答した。
「ご質問の会議(日韓トンネル推進熊本県民会議)については存じ上げませんし、同会議がご指摘のような関係があること(統一教会の関連団体であること)について知りません。関係について会長に確認したところ、会長もご存じないようでした」
そして、「週刊文春」の取材では、地元広島で選対責任者を務める県議や、強力に推して広島県から国会議員に当選させ岸田派入りさせた前県議も、統一教会の関係団体と親密な関係があることがわかった。
岸田首相は、閣僚に対し、統一教会との関係を厳正に見直し、関係を断つよう求めた。一方、自らと統一教会については「関係はない」としてきた。ただ今回、岸田首相自身も統一教会と関係の深い人物が、後援会長や選対責任者など岸田氏の政治活動を支える中枢幹部だったことが判明したことで、どのような説明を行うのか、注目される。
8月23日(火)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および8月24日(水)発売の「週刊文春」では、岸田首相と中山氏との詳しい関係や日韓トンネル構想の実態のほか、岸田首相の選対責任者が統一教会系団体の議長を務めている問題、萩生田光一政調会長を支援してきた文鮮明氏の親戚、教団との関係性を否定する秋葉賢也復興相が登場していた教団系新聞など、岸田政権と統一教会の関係を徹底検証している。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2022年9月1日号
【週刊文春】岸田首相後援会長は統一教会系団体の議長だった
2022/08/23(火) 13:08:42.
岸田首相後援会長は統一教会系団体の議長だった
「週刊文春」編集部
2022/08/23
「週刊文春」編集部
2022/08/23
文鮮明が提唱した統一世界実現のための「日韓トンネル」。その名目で巨額の献金も集めてきた。実現を目指す会議のトップは岸田首相誕生のキーマンだった。
▶岸田首相は総裁選前に教団関連雑誌に…
▶岸田地元選対責任者、“秘蔵っ子議員”も密接交際
▶萩生田政調会長を熱烈支援する文鮮明の親族
その会合は、最高権力者のポストを手繰り寄せるには極めて重要なものだった。
2020年7月31日。総裁選出馬を目指す岸田文雄政調会長(当時)は、熊本県を訪れていた。
自身の後援会「熊本岸田会」の発足式に姿を見せたのだ。地方での知名度不足が課題だった岸田氏にとって、党員票の掘り起こしは急務。
中でも熊本は重点県だったという。岸田派議員を複数抱える一方、弱点でもある保守層が強い地域だからだ。
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https://bunshun.jp/denshiban/articles/b3841
8/22(月) 20:33配信
FNNプライムオンライン
8月22日午後4時、会見を開いた埼玉県の戸田市教育委員会。会場には多くの報道陣が詰めかけた。
【画像】男性が凶器の包丁を投げ捨て…取り押さえられた直後の写真
戸田市 戸ヶ崎勤教育長: この度は、本市に在籍の中学生がこのように大きな事件を起こしたことに対して、大変重く受けとめているところでございます。 夏休み中の中学3年生、15歳の少女による殺人未遂事件。少女は「死刑になりたいと思ったので、たまたま見つけた女性2人をナイフで刺して殺そうとした」と供述している。
背後から母娘に近づき、包丁で襲いかかる
事件は、20日午後7時半ごろ、東京都渋谷区の神泉駅前で起きた。 人通りのない道を傘を差しながら、母と娘の2人が歩いている。 その跡をつける少女の姿。徐々に距離を詰め、ぴったりと背後に近づく様子も確認できる。事件はこの直後に起きた。
被害者母親: 大丈夫?どこ刺されたの?
目撃者: 警察呼んでください、ナイフ持っているので。 発生直後の映像には、包丁で襲いかかった少女を母親と助けに入った男性が取り押さえる様子が残されていた。男性の手には少女から取り上げた包丁が確認できる。 男性は包丁をすぐに投げ捨て、少女から遠ざけた。 背後から襲われたのは、杉並区に住む53歳の母親と19歳の娘だった。包丁で数カ所を刺され、2人とも重傷。中学3年の少女は現行犯で逮捕された。
「母親の嫌いな癖に似てきた」 家庭の様子は
少女が取り押さえられた直後に撮影された写真では、男性にがっしりと腕を押さえられ、その横では刺されて横たわる19歳の娘に寄り添う母親の姿があった。
その時、少女は居合わせた女性にこう聞いたという。 現場に居合わせた女性: 私に聞いてきて。
「あの子死んだ?」って言ったんですよ。
少女の身柄は22日午前、検察へと送られた。
少女は動機について「機嫌が悪くなるとすぐに態度に出る、母親の嫌いな癖に自分が似てきたので、母を殺そうと思った。予行練習のために2人を刺した」と話している。
女を知る人は、少女の家庭の様子について「勉強できる子みたいですよ。いつもお母さんの手伝いをしていたり、そういうのを見かけていた。家族で一緒にご飯たべたり、仲良いですよ。普通の家族」と話す。
不登校も塾には通い…犯行当日の足取り
少女の事件当日の行動も次第に明らかになってきた。 中学3年の少女は20日昼ごろ、塾に行くと言って埼玉県戸田市の自宅を出た。そして、自転車で武蔵浦和駅まで来て電車に乗り、新宿駅へ向かった。
少女(15): 人目が少ないところで人を殺そうと思って場所を探していた。
自宅を出る際、凶器の包丁の他にナイフ2本を持っていた少女。新宿駅から犯行現場の神泉駅前までは直線距離で3.5kmほど。週末の繁華街を人通りが少ない場所を探しながら歩き続けていたのだろうか。
少女を知る人は、最近の様子について「最近はお母さんがいつも『(少女が)部屋の中ばっかり』と言っていた」と話している。
その後の調べに対し、少女が「母親を殺そうと思ったのは最近」と供述していることが分かった。また「自分の母親と弟を殺そうと思っていた」と話し、弟については、「母が殺されたのを弟が見るのはつらいだろうから、母と弟を殺そうと思った」との趣旨の供述をしている。
少女は中学1年の3学期から不登校だったという。一方で学習支援や高校受験用の塾には、頻繁に通っていたという。
容疑を認めているという少女は、なぜ面識のない親子を襲う無差別の犯行に及んだのか。警察は動機などをさらに詳しく調べている。 (「イット!」8月22日放送)