ニュースなはなし

気になるニュースをとりあげます

トランプ前大統領「FBIが家宅捜索」の背景を専門家が解説「共和党からも不支持で再選の目が尽きた」

2022年08月16日 18時03分12秒 | 国際情勢のことなど
トランプ前大統領「FBIが家宅捜索」の背景を専門家が解説「共和党からも不支持で再選の目が尽きた」



8/10/2022


米国のトランプ前大統領は8月8日、南部フロリダ州のパームビーチにあるリゾート「マール・ア・ラーゴ」の別荘に、FBIが家宅捜索に入ったと発表した。8日付の米紙「ニューヨーク・タイムズ」によると、トランプ氏はこれをFBIによる「襲撃」と呼び、金庫まで破ったことを批判。2024年の大統領選への出馬を阻む工作であり、こうした暴挙は「破綻した国々でしか起こりえない」と主張した。 

 家宅捜索の焦点は、トランプ氏がホワイトハウスを去る際、政府の機密文書を不法に持ち出し、処分した可能性の捜査にある、と同紙は指摘する。大統領記録法により、米大統領は職務上、作成した手紙や書類、メールなどの文書をすべて国立公文書館で保存することが義務づけられており、これに違反した場合、トランプ氏は再び、ホワイトハウスに戻ることはできないという。  

この事件が意味するものは何か。アメリカ政治に詳しい、同志社大学准教授の三牧聖子氏が解説する。

 「トランプ氏は声明で、自身の2024年大統領選への再出馬が取り沙汰される中でおこなわれた今回の家宅捜索を、民主党政権による『司法制度の武器化』であると批判し、今後の中間選挙や大統領選にも結びつけて、不当を訴えました。 

 民主党の旗色が悪いといわれる米議会中間選挙を11月に控え、共和党の勢いを削ごうとする民主党の策略であり、トランプ氏の大統領選への出馬を妨害しようとする攻撃である、といった主張です。  

声明では、歴史的な重大事件であるウォーターゲート事件を想起させながら、『このときとは逆に、今回は民主党が第45代大統領の自宅に押し入った』とも訴えています。適切なアナロジーとはまったくいえませんが……。

  捜索の政治的な意図の有無は、究極的にはわかりませんが、民主党は『ない』、共和党は『ある』と主張し、平行線になるでしょう。 

 ともかくトランプ氏自身は、政治的な意図に基づいておこなわれた、恣意的な捜索だと主張していますし、当局が大統領経験者を強制捜査するのは、極めて異例のことではあります。 

 しかし、FBIによる家宅捜索は、裁判所が出す令状に基づいておこなわれます。つまり、犯罪がおこなわれ、マール・ア・ラーゴでその証拠を見つける可能性があると信じるに足る根拠があったと見てよいと思います。

  もっとも、捜査によって何らかの証拠が見つかるかどうかにかかわらず、この問題は、民主党と共和党との党派対立の道具になることは避けられないでしょう」  

この事件に対し、すでに多くの共和党関係者が批判を始めたという。

 「トランプ氏に呼応して、フロリダ州のロン・デサンティス知事とサウスダコタ州のクリスティ・ノーム知事(いずれも共和党)といった人物が、連邦政府による『司法制度の武器化』をさかんに糾弾しています。中間選挙を念頭に置いた発言だと見ていいと思います。 

 米連邦議会の下院少数党(共和党)院内総務のケビン・マッカーシー議員(カリフォルニア州)は、11月の中間選挙で共和党が下院を奪還した場合、司法省を『ただちに監視する』と述べ、メリック・B・ガーランド司法長官が標的になる、といった脅迫めいた主張をしています。中間選挙を控え、この問題をあえて政治化し、民主党の陰謀として喧伝しようという狙いが透けて見えます。  

実際、今回の捜査を入り口として、トランプ氏が抱えている多数の疑惑(脱税疑惑や、2021年1月の議会襲撃事件との関係、2020年大統領選で偽の選挙文書の作成を通じ、ジョージア州での、当時の民主党バイデン候補の勝利を覆そうとした疑惑など)にもつながっていく可能性があり、捜査の展開次第では今秋の中間選挙や2024年の大統領選にも影響が出ると思います」(前出・三牧氏) 

「ニューヨーク・タイムズ」元東京支局長のマーティン・ファクラー氏は、今回の捜査の背景には、トランプ氏に対するワシントンでの認識の変化があると見る。 


少し前までは、トランプ氏の影響力は強く、2024年の大統領選でも勝つ可能性があったため、司法省は“ボス”になりうる人物の捜査をおこなわなかったのでしょう。しかし、米連邦議会襲撃事件を調査する『1月6日委員会』で、トランプ氏のさまざまな不適切な言動が明らかになり、選挙のカギを握る無党派層だけでなく、共和党員もトランプ氏の不支持に回りました。こうして、大統領再選が困難な情勢となった結果、トランプ氏は司法省の追及を免れなくなったのです。 

『ニューヨーク・タイムズ』記者のマギー・ハーバーマンの著書を含む、さまざまなジャーナリストの調査報道により、トランプ氏は大統領在任中、多くの機密文書を捨てたことが明らかになっています。大統領は、いかに意思決定を下したのかを後に国民が知ることのできるように、文書を保存しなければならないと定められており、トランプ氏の行為は違法です。こうしたジャーナリストたちは、トランプ氏が法を破ったことを何度も明らかにしてきました。これが今回の家宅捜索の背景です」  

文書の正しい保管を怠っていたとしたら、トランプ氏は法を破った、大統領にまったく不適格な人物だったということだ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あそこから行けた」 背後の手薄な警護確認 山上容疑者供述

2022年08月16日 17時03分26秒 | 政治のこと
あそこから行けた」 背後の手薄な警護確認 山上容疑者供述

8/9(火) 2:05




安倍晋三元首相(67)が奈良市での参院選の演説中に銃撃されて死亡した事件で、山上徹也容疑者(41)が「あそこ(安倍氏の背後)から行けたのでやった」などと供述していることが8日、捜査関係者への取材で分かった。


山上容疑者は現場に赴いて背後の警護が手薄だと確認できたから銃撃に及んだことになる。事件は8日で1カ月。警護態勢の甘さは容疑者の供述からも改めて浮かび上がった。

 【ポイント】安倍氏銃撃で新たに判明した警護状況 安倍氏は7月8日、ガードレールに四方を囲まれた狭いエリアで演説中に山上容疑者に手製の銃で撃たれた。警察庁によると、ガードレール内には、警視庁のSPを含め4人の警護員が配置されていた。 

奈良県警が作成した警護計画では、4人のうち1人はガードレールの外側で安倍氏の後方を警戒することになっていたが、警護員の安全確保のためガードレール内に配置を変更。安倍氏前方の聴衆が増えてきたことなどから位置を変更した警護員は安倍氏前方に警戒方向を変えていたという。 

その結果、現場には警護員4人を含む十数人の警察官がいたが、後方を警戒する警護員は誰もいなくなり、1発目が発射されるまで山上容疑者に気づいた者はいなかった

捜査関係者によると、山上容疑者は事前に足を運んで下見をしていた状況や、地図上などで現場を調べた形跡は確認できなかったが、演説開始の少なくとも1時間半前には現場付近に到着していたとみられる。 警察当局は、山上容疑者は現場に到着後に背後の警護が手薄だった状況を把握して犯行に及んだとみており、山上容疑者も県警の調べにそうした供述をしているという。

 山上容疑者は事件前日の7日に岡山市内で行われた安倍氏の演説でも犯行の機会をうかがっていたことが分かっているが、会場の警備態勢が厳しかったことから犯行を断念していた。 安倍氏の警護警備を巡っては、警察庁が問題点を洗い出す「検証・見直しチーム」を立ち上げ、現場の警護員から事情を聴くなど調査も進めている。チームは8月中にも検証結果をまとめる方針。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

復讐に燃える2歳女児、ヘビに咬まれるも反射的に噛み返して絶命させる

2022年08月16日 11時05分13秒 | 事件と事故
復讐に燃える2歳女児、ヘビに咬まれるも反射的に噛み返して絶命させる(トルコ)



8/16(火) 4:00配信 

これまでにもヘビに咬まれて危険な目にあったという事故が数多く報告されているが、このほどトルコで2歳女児がヘビに咬まれてしまった。しかし女児は咬まれた仕返しにヘビに噛みついて絶命させたという。『The Sun』『The Mirror』などが伝えている。

トルコ東部のビンギョルで、現地時間の今月10日に2歳になる女児がヘビに咬まれて病院に搬送される事故が起きた。女児はイニシャルがS.E.とだけ伝えられており、当時家の庭でひとりで遊んでいたという。ところが隣人の耳に突然女児の叫び声が聞こえ、心配になり慌てて女児のもとへと駆けつけたそうだ。

ところが隣人の目に飛び込んできたのは、全長約50センチものヘビを口に咥えている女児の姿だったという。隣人はすぐにヘビを彼女の口から取り去り、ヘビに咬まれた箇所の応急処置をしてビンギョル産科・小児科病院へと連れて行った。女児の父親のメフメト・エルカンさん(Mehmet Ercan)は事故当時、仕事中だったそうで隣人から電話で事の次第を聞かされたあと、病院に駆けつけたそうだ。そしてメディアのインタビューに応じたメフメトさんは、当時をこのように振り返っている。

「近所の人に聞いたところ、娘はヘビを手に持っていて遊んでいたらしくて、そのヘビに彼女は咬まれてしまったんです。ところが娘は反射的にヘビに噛み付いたようなんですよ。」

どうやら女児は無邪気にヘビと遊んでいたところ下唇を咬まれ、その直後に反射的にヘビに噛みついて絶命させたようだ。今回果敢にもヘビの息の根を止めた女児について多くのメディアが注目し、英メディア『The Sun』は「復讐に燃える幼児はヘビに唇を噛まれた後、仕返しのためにヘビを噛み殺した」と見出しをつけている。

病院に搬送された女児は治療後に24時間の経過観察となり、その後幸いにも命の危険が伴うようなことはなく、元気に回復しているという。

ヘビによる被害は世界中で後を絶たないが、過去にアメリカで毒ヘビに襲われそうになった7歳女児を守るために果敢に立ち向かった犬が話題となっていた。犬は毒ヘビに3度も咬まれ、一時は危険な状態だったという。

画像は『The Sun 2022年8月13日付「SNAKES ALIVE Vengeful toddler sinks teeth into snake and kills it in revenge attack after animal bit her on the lip」(Credit: Newsflash)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

校長が死亡> 樹齢160年超 小学校のシンボル・大イチョウの枝が折れ下敷きに 

2022年08月16日 06時03分01秒 | 事件と事故
樹齢160年超 小学校のシンボル・大イチョウの枝が折れ下敷きに 校長が死亡 鹿児島県曽於市

8/9(火) 20:42配信


9日午後、曽於市の小学校で、校長が折れたイチョウの木の枝の下敷きになり死亡しました。

 曽於警察署によりますと9日午後4時前、曽於市末吉町の高岡小学校の校庭で、値安子校長が折れたイチョウの木の枝の下敷きになっているのが見つかりました。 値校長は病院に搬送されましたが、およそ2時間後に死亡しました。 

枝は直径が、およそ30センチ、長さが、およそ8メートルあり、仰向けになっていた値校長の足にのっていたということです。 枝が折れたイチョウは「樹齢160年を超える大イチョウの木」と紹介されています。

 当時、学校にいた教諭の話ではバリバリという大きな音がしたため校庭に出ると草刈り中だった値校長が倒れていたということです。 警察で枝が折れた原因などを調べています。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

逆転勝利できないトランプ氏が悪あがきを続けるワケ 共和党議員にも見限られる! 米大統領選 

2022年08月16日 03時03分36秒 | 国際情勢のことなど
逆転勝利できないトランプ氏が悪あがきを続けるワケ 共和党議員にも見限られる! 米大統領選 

不正選挙が行われたと訴え、多くの州で訴訟を起こしたものの、負け続けているトランプ陣営。ジョージア州で行われた、票の再集計の結果も出たが、バイデン氏の勝利が再確認された結果となった。 

11・22・2022


選挙結果の認定遅延作戦
 そんな中、トランプ陣営は新たな動きに乗り出している。選挙結果を覆そうと力を入れていた“郵便投票を無効化する作戦”をあきらめ、ミシガン州やペンシルベニア州など共和党議員が州議会を支配しているもののバイデン氏に負けた州の選挙結果の認定をできるだけ遅延させる作戦に出始めたのだ。 


 有権者による一般投票により過半数の選挙人を獲得したバイデン氏だが、同氏は、各州が選挙結果を認定し、12月14日に行われる選挙人投票を経て次期大統領として認定されるまで、正式に大統領に選ばれたことにはならない

。 
 米大統領選では、各州で開票作業が行れた後、各州が選挙結果を認定して初めてその州でどちらの候補者が勝利したかが認定される。州による認定の締め切りは12月8日なので、今後、数週間のうちに勝敗が認定されることになるが、認定後はそれを覆すことが困難になることから、トランプ陣営は激戦州での認定を遅延させようとしているのだ。 


激戦州の共和党議員に圧力

 “認定遅延化作戦”の背後で暗躍しているのは、トランプ氏の顧問弁護士のジュリアーニ氏だと言われている。同氏はできるだけ激戦州での認定を遅らせるために、一般投票でバイデン氏に負けた激戦州の州議会の共和党議員に圧力をかけるという動きに出ているようだ。 


 アメリカの連邦法では、一般投票による大統領の選択に失敗した場合、その州の州議会が選挙人を選ぶことができるシステムになっている。不正選挙が行われたと考えているトランプ陣営は一般投票による大統領の選択は失敗したとみなしている。そのため、州議会が選挙人を任命するというシステムを採用せよと訴えているわけだ。トランプ陣営は、一般投票によって有権者に選挙人を選ばせる民主的なやり方を否定し、州議会に選挙人を任命させるという民意に反する戦略に出たと言える。 

 この戦略を動かしているジュリアーニ氏は、トランプ氏が敗北した激戦州の州議会の共和党議員に、トランプ氏に投票するような選挙人を任命するよう圧力をかけているという。しかし、その結果は芳しくない。 ]
]
 例えば、トランプ陣営は11月18日、ペンシルベニア州の連邦裁判所に対し、有権者による一般投票の結果を認めず、共和党が支配している州議会が同州の選挙人を任命する方式を提案したが、この動きについて、同州の共和党議員は否定的だ。 

 また、11月20日、トランプ陣営はミシガン州の共和党議員たちをホワイトハウスに招集し、同様の方式にするよう圧力をかけたが、共和党議員はそれを拒否したようだ。 

 トランプ氏は共和党が強い州議会の共和党議員たちに、見限られてしまったのである。 

 もっとも、共和党議員としては悩ましい選択だったのではないか。70%以上の共和党支持者が選挙に不正があったと信じているからだ。そんな共和党支持者の支持を得て当選していた共和党議員としては、彼らの民意を反映するためにトランプ陣営の要請に応えたいところだろう。

しかしその一方で、一般投票による民主的な決定をないがしろにすれば、市民から大反発を食らうのは必至だ。共和党議員がトランプ陣営の圧力に屈しなかったところを見ると、結局のところ、彼らは民主的なプロセスをより重視したと言える。 

結局、逆転勝利できないトランプ氏


 ちなみに、共和党議員が州議会を支配しているもののバイデン氏に負けた激戦州は、トランプ陣営が圧力をかけたペンシルベニア州とミシガン州以外に、ウィスコンシン州、アリゾナ州、ジョージア州がある。トランプ氏が逆転勝利するには、これらの5州のうち少なくとも3州で選挙人票がトランプ氏に流れなければならない。 

 しかし、これには障壁がたくさんある。 
 まず、これらの5州は、州法で、一般投票での勝者が選挙人票を獲得することが取り決められている。 

 また、これまでのところ、これらの5州の共和党議員たちは州議会が選挙に介入するというトランプ陣営の提案に否定的だ。加えて、最終的な決定を下すのは州知事なので、その段階で否定される可能性が高い。 

 5州のうち、共和党が州議会を支配しており、かつ、知事も共和党を支持している州はアリゾナ州とジョージア州だけだが、両州の州議会も選挙介入に乗り気でない。

また、たとえ、両州の州議会がトランプ陣営の圧力に屈し、選挙人の数がトランプ氏に加わったところで、270票には11票足りず、結局、トランプ氏は逆転勝利できないのである。 
2024年を見据えた最後の悪あがき

 それでも、トランプ陣営が州議会に選挙人を任命させるという“最後の悪あがき”とも言える戦略に出たのはなぜか? それは、トランプ氏がすでに2024年の大統領選を見据えているからだろう。 

 実際、トランプ氏のアドバイザーはトランプ氏に「選挙結果に抵抗しても、望みは持てないと話した」と言うが、それでもトランプ氏は闘う姿勢を崩していない。また、トランプ氏のアドバイザーは米紙ワシントン・ポストに対しこう話している。 

「トランプ氏は2024年の大統領選のベースとなる人々のことを考えているのです。国の半数の人々が彼のために闘う兵士であり、彼も闘い続けようと考えているのです」 

 つまり、トランプ氏は抵抗することでトランプ支持者を奮い立たせ、2024年の大統領選で勝利しようと考えているのだろう。 

 もしそうだとすれば、トランプ氏は今回の大統領選での逆転勝利をすでに断念しているのかもしれない。それでも、敢えて、最後の最後まで抵抗してみせることで、2024年の大統領選の有権者に向けて、粘り強さを顕示しているのだ。 
 トランプ氏にとって、2024年の大統領選の選挙運動はすでに始動しているのである。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする