「岸田マジック」がトレンド入り「何もしてないのに注目されるマジック」がいまや「辞任マジック点灯」に
8/23(火) 15:57配信
8月23日、「岸田マジック」なるワードがTwitterでトレンド入りした。「神奈川新聞」のニュースサイト「カナロコ」が22日夜に報じた「首相コロナ感染で波紋『岸田マジック』息切れか」という記事が反響を呼び、拡散したものだ。
記事では、岸田文雄首相のコロナ感染に「対応に追われる霞が関や永田町では危機管理不足や油断を指摘する声が相次いだ」とし、「就任1年で衆参両院の選挙を勝ち抜いた『岸田マジック』も息切れ気味だ」としている。
さらに、神奈川を選挙区とする菅義偉前首相の、業務優先で1日しか休まなかった2021年8月のスケジュールを引き合いに「菅さんのような緊張感が足りない」という、関係者のコメントを紹介している。
そもそも「岸田マジック」とは何なのか。
「タレントでコラムニストのプチ鹿島さんが発信し、広がったものです。
2022年3月の『文春オンライン』に掲載された鹿島さんのコラムに、『本人は何もしていなくてもいつの間にか注目されてしまういつもの岸田マジック』とあります。まさに言い得て妙。
安倍政権、菅政権と比べても、とくにこれと言った政策を打ち出すわけでもなく、実績を上げたわけでもないのに、なぜか内閣支持率は高かったのが岸田政権です。安倍・菅政権の強硬路線からソフト路線になり、イメージはいいかもしれない。しかし、よく見ると、『検討します』の一点張りで、物事は何も進んでいない。そんな岸田さんや、なんとなく支持している人たちへの皮肉ですよね」(政治部記者)
SNSでは 《岸田マジックって なんの働きもないのに いまだに36%も支持率あるってことじゃない?》 《岸田マジックって何一つ成果挙げずに政権維持してることかな 短期間で幾つも実績残した決断実行の菅さんと比べたら失礼では》 《岸田マジックって見て、辞任までのマジックが点灯したのかと》
と、辛辣な意見が並ぶ。さらには岸田内閣発足後、日経平均株価が急落したことから、
《岸田マジックじゃなくて岸田ショックの間違いでは?》
という声まで。
2021年10月の発足から高止まりしてきた岸田内閣の支持率も、ここへきて急落。7月調査と8月調査では、読売新聞が65%から51%へ、毎日新聞が52%から36%へ、産経新聞が62.4%から54.3%へ、NHKが59%から46%へと下落している。
いよいよ“マジック点灯”なのか?