ストリッパーになる20代女性>本当の理由は?
なぜストリッパーに?」20代女性たちの本当の理由。難関大学を卒業からの転身も
9/4/2022
ストリップに心を奪われた女たちの思い

興味本位からどハマり。 “スト女”3人に聞いたストリップの醍醐味
「初めて訪れたとき、演目後に踊り子さんが私の膝の上に乗って『ありがとう』と胸を押し当ててくれたんです。そのときのドキドキが忘れられず、ストリップにハマりました」
そう語るのはITベンチャーに勤めるアヤさん(仮名・26歳)。大学2年生の頃、SNSでストリップの同人漫画を見つけ、興味本位から劇場を訪れるようになったという。 「初回は、ためらいなく裸を曝け出す姿に思わず目をそらしてしまいました。でも笑顔で脱いでいく姿に段々と釘づけになっていって。温泉に行っても他人の体はまじまじと見られないので、罪悪感なく見て楽しめるのが魅力です」
はかない天使みたいでした

「彼女は細くて色白。演目では白っぽい透け感のある薄い服ではかない天使みたいでした。今ではすっかり推しです」
“推し”への思いを熱く語るユイさんだが、
「自分に置き換えて観賞するのも女性ならではの楽しみ方」だと語る。 「脱ぎそうで脱がない、焦らされている時間にエロさを感じます。ステージに立っているのが自分だったらと想像すると余計に興奮しちゃう」
また、旅行業界に勤めるマホさん(仮名・30歳)は、職業柄、仕事にかこつけて、これまで全国各地のストリップ劇場を探訪してきたという
全国各地のストリップ劇場を探訪
。 「関東の劇場と違い、地方は会場が一丸となって楽しむ風潮が強い。意外でしたが、女性客を歓迎してくれる温かいお客さんが多くて嬉しいです」 色褪せた昭和遺産の一つが、令和の若い女性たちの熱烈な支持で、新たな進化を遂げるかもしれない。続いては踊り子の女性たちに話を聞いた。
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2022年09月04日
「なぜストリッパーに?」20代女性たちの本当の理由。難関大学を卒業からの転身も
週刊SPA!編集部
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外資系コンサルから夜の世界へ

宇佐美なつさん
。 「会社員としての生活は順調でしたが、先が見えて退屈に感じることも。一方ストリップの世界は、情熱的で温かい空間。振り付けや曲、構成を自分で考えて、それをファンの方が純粋に応援してくれる雰囲気に感動しました。お客さんとして劇場を訪れるうちに、自分のやりたいことは『これだ!』と思うようになりました」
ファンと交流を深めるうちにどんどん夢中になっていった宇佐美さん。 「ファンの方の愛情や思いやりを感じたり、感想を聞けた瞬間が嬉しい。今ではファンの好みに合わせて演目を考えることもあれば、逆に意表を突くような演目も意識しています」
ファンの好みに合わせて演目を考えることも!
ストリッパーになってはや3年。同じ演目を何度かやるうちに、客の好みが把握できるのも醍醐味だそう。 「いつまでやるか決めてません。でも、続けられるだけ続けたい」
そう前をしっかりと見据えて語る宇佐美さん。全国で待つファンのために、そして今という瞬間を精いっぱい生きるために、彼女は今日も踊り続ける。
【宇佐美なつさん】 大学卒業後、外資系コンサルティング会社を経て25歳で渋谷道頓堀劇場でデビュー。お客さんと視線が合ったときが至福の瞬間だそう
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2022年09月04日
「なぜストリッパーに?」20代女性たちの本当の理由。難関大学を卒業からの転身も
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難関大学を卒業、ありのままの姿で自分を表現する踊り子に憧れて
浅井ひなみさん

そう当時を振り返るのは、全国の劇場を駆け巡る人気ストリッパ―・浅井ひなみさん(25歳)。難関大学を卒業後、お客として通っていた劇場の踊り子から声をかけられ意を決してこの世界に飛び込んだという。
「スキップすらできない状態から踊りを始め、最初のステージでは転んでしまったことも。始めてから1年ほどはお客さんもほぼゼロでしたね。若ければ勝手に人気が出るものだと思っていましたが、おごった考えでした」
それでもスポットライトを浴びながら踊り続け、100日連続でステージに立つ時期も。
明るい踊りでお客さまを癒やしたい
「始めた当初は上手に踊れず落ち込んだ時期もありました。でもファンの方から『お尻が大きいのも魅力的』と肯定してもらったことがあって。その温かさに感動して頑張ろうと思いました」
コンプレックスを強みに変えた浅井さん。今後もストリップの世界で、ファンとの交流を通して成長を続ける。
【浅井ひなみさん】 大学卒業後’19年10月にデビュー。チャイナ服などのかわいらしい衣装に明るい演目が特徴的。現在は月に20日ステージに立つ <取材・文/週刊SPA!編集部>