若者のSEX離れ」衝撃の真相。31歳で未経験の理由とは…
近年、国内外で問題視されている若者の「SEX離れ」。しかし、その真偽や実態はいまだに曖昧だ。そこで本企画では「過去1年以上、SEXをしていない20~34歳の男性」に緊急アンケートを実施。実際にSEX離れが進行中の男女に密着取材を敢行した。不可思議な若者たちの生態に迫る!
4・18・2021
▼「過去1年以上SEXをしていない男性」500人にアンケート(実施:2020年7月17~20日)
Q1 最後にSEXをしたのはいつ?
・5年以上前 15.0%
・3~4年前 10.4%
・1~2年前 10.8%
・したことがない 63.8%
Q2 SEXをしたいと思うことは?
・いつも思う 21.2%
・ときどき思う 35.2%
・あまり思わない 21.2%
・まったく思わない 22.4%
SEX=リスクの塊。「自分の人生を奪われたくない」
▼小松文明さん(仮名)・31歳・フリーター 「SEXしなくても恋愛は楽しめてるから、十分満足できてますよ」
そう話すのは、フリーターをしながら舞台役者をしている小松文明さん(仮名・31歳)だ。彼自身は、女性とSEXよりもデートをするほうが大きな高揚感を覚えると言う。
「恋愛のピークは、付き合うまでだと思うんです。仮にそのコと付き合えて、SEXしたあとって結婚か、別れるかのエンディングに向かうだけじゃないですか。だから、今を楽しむことを考えればデートまでが至福の時間ですよね」
彼の恋愛遍歴を聞くと、SEXの機会がなかったわけではない。
「今までの交際人数は2人です。高校時代と大学時代にそれぞれ1人ずつですね。彼女が僕の家に泊まったりすることもあって、そのときにキスや前戯などはするけど、最後まではしなかった。高校生の頃にはSEXする夢で月1ペースの夢精をするなど興味はあったけど、相手にがっついてると思われたくなかったというか……」
ちなみに初めて夢精したときは「夢のなかでブリトニー・スピアーズと車中SEXをした」という小松さん。
「それでも現実世界では性欲は開眼しませんでしたね。そういえば一度、大学時代の先輩に無理やり店舗型のヘルスに連れていかれたのですが、そこでも特にサービスなども受けず、相手の女性とひたすら世間話をして1時間ほど過ごしました。病気のリスクを考えちゃって
SEXをすることで人生が変わるのが怖い
今は1年前に合コンで知り合った4つ年上の寛子さん(仮名)と親しい仲になっているという。しかし、「SEXはしてないので正式に付き合ってはいないです」と小松さんは頑なに言い張る。 「2月に僕の家に泊まりに来たときは相手からモーションをかけてきたので、イチャイチャはしたけど挿入まではしませんでした。だって一回でも挿入したら『付き合ってる』という責任を負うことになるじゃないですか。避妊しても妊娠のリスクはゼロじゃないから、ゴムつきでも挿入して射精したいと思ったことは一度もないですね」
現状、フリーターで年収200万円もない不安定な身からすれば、SEXをしないという選択はリスクマネジメントでもあるという。
「正直、今結婚したら自分の人生を奪われるような怖さがありますね。それに特定の一人と付き合ったら、ほかの人とデートができなくなるじゃないですか。僕は自由に恋愛を楽しみたいんです。ただ根は真面目なんで、一度でも挿入してSEXするような相手は、最後まで面倒見ないといけないぐらいの覚悟はありますよ。その行為をしてないうちは、責任は負わないスタンスでいたいだけなんです」
モテないわけでも、トラウマがあるわけでもない。親しい女性もいながら、「SEXしないという選択は自分で選んでいる」と語る。
「20代のときはもう少しSEXに対して前のめりだったけど、30代になってそれが面倒だなとは思うようになりましたね。僕としては自由にデートができていれば、それでいい。今までだって前戯に精いっぱいの誠意を尽くしているわけですから、相手にも幸せを与えている。他人に文句を言われる筋合いはないですね。仮にSEXに一切のリスクや責任がないならしたい気持ちもありますが、そんなSEXはあり得ませんから」
彼をSEXから遠ざけている本当の要因は、そんな凝り固まったオナニー思考なのかもしれない。
★僕がSEXしない理由……デートまでが恋愛のピーク。それ以降は責任が伴う不安要素
エクスタシーで化学反応を起こす、不思議な感覚を堪能しましょう!