コロナで仕事が激減…パチンコ三昧になってしまった彼
◆ヤケになっていく彼を見ていられない……
好きな人が苦しんでいるなら支えになりたい。通常ならそう思うのだろうが、現状では誰もが苦悩と不安を抱えている。そんなとき、恋人を支えきれるものだろうか。
5/11/2020
◆彼の仕事が激減して……
医療関係で働くマホさん(35歳)は、過去に類を見ないくらい多忙な日々を送っている。もちろん自身の体調にも日々、不安は尽きない。だがつきあって3年になる彼は仕事が激減しているそう。
「彼はある工場の2代目社長なんです。大学を卒業後、他の大きな企業に就職したものの2年後にお父様が急死。迷ったけど、結局、工場を継いだんだそうです。何もわからなかったから苦労したけど、周りのみんなに支えられてきたと聞いたことがあります」
ところが今回のコロナ禍で、彼の工場は仕事が激減、5人いた職人にも休んでもらって彼ひとりで仕事を続けていた。
「最初はさまざまな融資や給付金、助成金などを利用してなんとかがんばると言っていたんですが、4月の半ばに気持ちがぷつんと切れたみたい。私もとにかく忙しかったので、あまり連絡も密にとれなかったんですが」
工場の仕事がないからアルバイトを始めたと彼から連絡があった。慰めたくても会いに行く時間も気力も体力も、マホさんには残っていなかった。
「そうしたら彼が電話をかけてきて。何度かかかってきていたんですが電話に出ることもできなかったんです。ようやく出たら、『オレのことを見捨てるのか』と涙声になってた。何がなんだかわかりません。話を聞いたら、どうやらバイトもうまくいかず辞めてしまったみたいで。私が電話に出なかったこともあって、不安がマックスになってしまったんでしょうね」
だがその言葉はマホさんにとって衝撃だった。彼は常に明るく、マホさんが疲れていると必死になって笑わせてくれるようなタイプだったから。その彼が、オレを見捨てるのか、というなんとも情けない言葉を発したのだ。
「彼がSOSを出しているのはわかりました。でもやはり会うことには抵抗があったので、それからはなるべく毎日メッセージを送って励ましていたんです」
それでも彼の不安とストレスは募っていったようだ。
「彼はある工場の2代目社長なんです。大学を卒業後、他の大きな企業に就職したものの2年後にお父様が急死。迷ったけど、結局、工場を継いだんだそうです。何もわからなかったから苦労したけど、周りのみんなに支えられてきたと聞いたことがあります」
ところが今回のコロナ禍で、彼の工場は仕事が激減、5人いた職人にも休んでもらって彼ひとりで仕事を続けていた。
「最初はさまざまな融資や給付金、助成金などを利用してなんとかがんばると言っていたんですが、4月の半ばに気持ちがぷつんと切れたみたい。私もとにかく忙しかったので、あまり連絡も密にとれなかったんですが」
工場の仕事がないからアルバイトを始めたと彼から連絡があった。慰めたくても会いに行く時間も気力も体力も、マホさんには残っていなかった。
「そうしたら彼が電話をかけてきて。何度かかかってきていたんですが電話に出ることもできなかったんです。ようやく出たら、『オレのことを見捨てるのか』と涙声になってた。何がなんだかわかりません。話を聞いたら、どうやらバイトもうまくいかず辞めてしまったみたいで。私が電話に出なかったこともあって、不安がマックスになってしまったんでしょうね」
だがその言葉はマホさんにとって衝撃だった。彼は常に明るく、マホさんが疲れていると必死になって笑わせてくれるようなタイプだったから。その彼が、オレを見捨てるのか、というなんとも情けない言葉を発したのだ。
「彼がSOSを出しているのはわかりました。でもやはり会うことには抵抗があったので、それからはなるべく毎日メッセージを送って励ましていたんです」
それでも彼の不安とストレスは募っていったようだ。
◆パチンコ三昧の彼
彼は毎日のように会いたいというメッセージを送ってきた。だが、彼女は会う時間を作ることができなかった。
「その後、彼がアルバイトを見つけたと連絡をくれたんです。工場のことはあとでじっくり考えるとして、とりあえず彼がやることを見つけたのはよかったんじゃないかと思っていました」
だがその直後、彼の友人から連絡があった。彼をパチンコ屋で見たというのだ。友人はたまたま通りがかっただけなのだが、開店前から彼が行列に並んでいたとか。友人は彼に帰るようにと言ったが、彼は聞かなかったそうだ。
「友人に彼が話したところによれば、毎日、パチンコ三昧なんだそうです。仲間内でもおしゃれで通っていた彼が、よれよれのTシャツを着て髪もボサボサだったって。こんな短期間でいったいどうなってしまったのか。つらいのはみんな同じです。アルバイトなんてウソだったんですね。彼だって本当は工場を守る責任があるはず。いてもたってもいられなくて、彼に会おうと連絡しました」
彼は電話に出たが、彼女の声を聞くと「もういい」と力なく言った。それでもなんとか時間を作って会いに行くと、彼は玄関の鍵を開けようとしなかった。
「会えなくて私、本当はホッとしたんです。そしてそんな自分がイヤだった。彼のことを切り捨てようとしている自分、そしてそんな状態になってしまった彼への苛立ち。いろんな気持ちがごちゃごちゃになって……。心の中で、彼にさようならと告げるしかありませんでした」
以来、彼とは連絡をとっていない。精神的にタフだと思っていた彼の意外ともいえる弱さを見たマホさん。今からでも彼を救えないだろうかと思う半面、自分だってつらいのに彼を救う余裕などないとも感じている。さまざまな人の生き方が今、大きく変化しつつある。
「その後、彼がアルバイトを見つけたと連絡をくれたんです。工場のことはあとでじっくり考えるとして、とりあえず彼がやることを見つけたのはよかったんじゃないかと思っていました」
だがその直後、彼の友人から連絡があった。彼をパチンコ屋で見たというのだ。友人はたまたま通りがかっただけなのだが、開店前から彼が行列に並んでいたとか。友人は彼に帰るようにと言ったが、彼は聞かなかったそうだ。
「友人に彼が話したところによれば、毎日、パチンコ三昧なんだそうです。仲間内でもおしゃれで通っていた彼が、よれよれのTシャツを着て髪もボサボサだったって。こんな短期間でいったいどうなってしまったのか。つらいのはみんな同じです。アルバイトなんてウソだったんですね。彼だって本当は工場を守る責任があるはず。いてもたってもいられなくて、彼に会おうと連絡しました」
彼は電話に出たが、彼女の声を聞くと「もういい」と力なく言った。それでもなんとか時間を作って会いに行くと、彼は玄関の鍵を開けようとしなかった。
「会えなくて私、本当はホッとしたんです。そしてそんな自分がイヤだった。彼のことを切り捨てようとしている自分、そしてそんな状態になってしまった彼への苛立ち。いろんな気持ちがごちゃごちゃになって……。心の中で、彼にさようならと告げるしかありませんでした」
以来、彼とは連絡をとっていない。精神的にタフだと思っていた彼の意外ともいえる弱さを見たマホさん。今からでも彼を救えないだろうかと思う半面、自分だってつらいのに彼を救う余裕などないとも感じている。さまざまな人の生き方が今、大きく変化しつつある。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200514-00023919-nallabout-life
こんな男はやめておけ!」と熱く語るのは、浮気された経験のある女子たち。実際に体験したエピソードをふまえて、浮気男の見極め方や、リアルな感情を教えてもらいました。NET ViViが現代の恋愛事情やリアルボイスを聞き集め、徹底調査する人気企画。これを読めば、浮気男への傾向と対策がわかるかも!? >>オリジナル記事を読む!
【彼のスマホを見たら他の女が……】「
浮気された女子」が出会ったダメ男たち
PROFILE
明日香さん(21)大学生 彼氏いない歴8ヵ月、今は司法試験に向けて勉強中。 彩さん(21)大学生 交際2ヵ月目になる1歳年下の彼氏あり、現在就活中。
夏希さん(21)大学生 彼氏いない歴半年、大手企業でインターン中。
エピソード:彼のスマホを見たら他の女が……
明日香さん 私は去年の夏頃に同じゼミの同級生と付き合っていたんだけど、半年で浮気されてしまって。彼とは普段から「隠しごとはしないでおこうね!」と言っていて、お互いのiPhoneのFace IDにふたりの顔を登録するくらい信頼してたんだ
彩さん え~Face IDの登録ってすごい! そんな状況だったら、浮気なんてできないよね
明日香さん 発覚したのは、カフェでデートしていたとき。その日、彼がやたら眠いと言ってその場で寝ちゃったんだよね。仕方ないなあと思いつつ、「彼のiPhoneで寝顔の写真撮っちゃおう」とカメラを起動させたら、左横のサムネイルに女の写真があって……。誰だろうって見てみたら、私も知っている先輩だったの
彩&夏希 え~!? 明日香さん その人、うちの大学ではちょっと有名な美人の先輩で、彼が密かに憧れているのも知ってたの。気になって写真フォルダを見たら、その女からのSnapchatのメッセージのスクショがいっぱい出てきて。
「今日は一緒にいられて幸せだった(ハート)」「〇〇くんの匂いが消えるのが嫌だから、シャワー浴びたくない!」とか。さらにはふたりのベッド写真まであったの…… 彩さん ショックすぎる!!! 明日香さん どうやらその日、朝まで一緒にいて、それで寝不足だったらしいんだよね 夏希さん 完全にクロじゃん! で、どうしたの?
明日香さん
もうその場に居られなくなって、とりあえずカフェで寝ている彼を置いたまま出ていって。夜に“スナチャ”でお別れを言ったんだけど、彼は「向こうから誘われてつい」「俺も舞い上がっていた」「やり直したい」と弁解モード。私も彼のことが好きだったから、怒りの矛先がその女にいっちゃって、その場ではいったん許しちゃったんだ。でも、その後も彼は「どっちが好きなのか、自分の気持ちがわからない」って言い出すし、やっぱり元通りにはいかなくて、結局1ヵ月後ぐらいに別れた
夏希さん 別れた後、その女と付き合ったのかな? 明日香さん ううん、それはなかったっぽい。その彼とは今もゼミで顔を合わせるから、友達としては仲良くしているよ。5ヵ月ぐらい引きずったけどようやく最近、ふっきれたかな
怒りの矛先は相手の女に向かう!?
明らかな証拠を目の当たりにした明日香さん。彼に与えられた精神的ダメージは大きかったものの、怒りの矛先は相手の女に向かう、という発言に他のふたりも「わかる!」と頷いていました。ちなみに誘ってきた女子に対しての怒りの度合いは、本命の彼女がいることを知らなかったのか、あえて事実を知りながら誘ってきたのか、それによっても変わるみたい。
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Illustration :くもむすめ @kumo_musume Text:アケミン
警察沙汰になりかねない…できるだけ多目的トイレへ トランスジェンダーの願い「私たちは特権がほしいわけではない」
昨年11月、ハイキング中に登山道の女子トイレから出た彩乃さん(50)=神戸市=は、入ろうとした女性と鉢合わせた。困惑した顔を見て、慌てて説明した。
5/27/2022
【写真】 「手をつなげるのは夜だけ」…社会の拒絶に拭えぬ不安
「あ、ごめんなさい。トランスジェンダーです」
男性に生まれ、20歳を過ぎて男子トイレに入ると「なんか違う」と感じるようになった。女性用はホッとする。日常的に使ってもトラブルにならなかった。
そんな中、大阪市の商業施設で今年1月、「戸籍は男性、性自認は女性」とする客が女子トイレを使い、大阪府警に建造物侵入容疑で書類送検される。ひとごととは思えず怖くなった。
ただただ一人の女性として暮らしたいだけ。でも、警察沙汰になりかねない。それからは「誤解を与えるきっかけを自ら増やす必要はない」とできるだけ多目的トイレを選んでいる。
車いす利用者らへの後ろめたさはあるものの、なるべく波風を立てたくない。性別を問わない「オールジェンダートイレ」も各地にできつつあるが、マイノリティーと周囲に公然と明かすようで使いにくい。
◇ ◇
男か、女か-。私たちの社会は、体の性と性自認が同じ「シスジェンダー」を前提に、多数派の価値観を「当たり前」としてきた。尼崎市のアウティング(暴露)問題を検証したワーキングチームは、その暴力性を強調する。LGBTという言葉は広く知られるようになっても、当事者は差別におびえ続けている。
「今はそういう時代だしね」。3年前、彩乃さんが「心は女性で」と打ち明けると、家族はそう応じながらも結局、女性としての性自認を女装趣味とみなし「うちに近寄るな」と突き放した。実家とは疎遠になっている。
長い髪も化粧も、自分には一番しっくりくる。「なりたい姿」へ、常に自分を磨く。「えっ、男?」と振り向かれても、背筋を伸ばし、街を歩く。
一方で、神戸市内の商業施設の管理会社は「外見だけで見分けるのは難しい」と防犯上の悩みを抱える。過去に女装した男が女子トイレに盗撮用カメラを付けようとした問題も起きた。
「男っぽい人がいたら怖いという女性の声が多い。商業的には、多数派の声を優先せざるを得ない」
◇ ◇
立場によって見解が異なる中、尼崎市の銭湯「蓬莱湯」が性的マイノリティーに周囲の目を気にせず利用してもらえるイベントを開くと、反響は大きかった。
「当事者の苦労を知った」と賛同の声が寄せられた陰で、根拠なく犯罪者と同一視し「問題を起こす人々なのに」と批判する電話やメールが相次いだ。「なんで目立つことを」と当事者から不安の声も上がった。
「荒れるかもしれない」と主催者たちも正直思っていた。それでも性自認が女性のトランスジェンダー、ゆめかさん(32)=仮名=は言う。
「私たちは特権がほしいわけではない」
そして願う。
「お互いに歩み寄り、同じラインに立てる社会になってほしい」
(大田将之、浮田志保、広畑千春)