速報 「KAZU Ⅰ」の船体、沈没以来初めて海面上に…このあと“横づけ”で運び、船上に引き揚げへ 北海道知床沖
5/26/2022
知床半島沖の観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」沈没事故で、26日午後、海底に沈んでいた船体が海面までつり上げられました。
「KAZU Ⅰ(カズワン)」の船体は、水深およそ180メートルの海底からつり上げられ、26日午後7時前、4月23日の沈没以来、初めて海面上に姿を見せました。
24日午前、海中につるしたままの状態でえい航し、落下させてしまったので、このあとは、つり上げた作業船「海進」に“横づけ”し、水深の浅い海域まで運びます。
そして、26日中に「海進」の船上に引き揚げ、27日、網走港に入る予定です。
今のところ沈没の原因は不明ですが、関係者によりますと、これまでの水中カメラや潜水士による調査で、船体の左側の船底に3か所の“穴”が開いていることがわかっているということです。
操舵室が海面上に出た直後の画像(斜里町沖・26日午後7時前)
上がつり上げられた「KAZU Ⅰ」、下が沈没前の「KAZU Ⅰ」
5月26日(木)午後6時58分配信