素顔見せるのが恥ずかしい・感情を悟られにくい…すっかり定着した「マスク生活」
2022/05/07(土) 18:57:41
新型コロナウイルスの流行が始まってから2年余りがたち、日常生活に定着したマスク。海外では着用義務が撤廃される国もあるが、国内では大勢の人がつける光景は変わらない。熱中症やコミュニケーションの障害になることへの懸念から、どんな場面で外せるのかを政府が発信すべきだと指摘する専門家もいる。
略
■ 「同調圧力」
専門家や首長からは、マスクの着用について様々な意見が出ている。
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会のメンバー、大竹文雄・大阪大特任教授(行動経済学)は「海外では法律でマスク着用を命じているため、解除すればマスクを外していいと伝わりやすい。一方、日本ではみんながつけるという『同調圧力』で広がり、今では生活習慣として定着した。屋外などリスクが低い場面では外してもいいと政府が明確に呼びかけないと、過剰な対策が続くことになる」と指摘する。
夏に向けて熱中症が懸念されることから、鳥取県の平井伸治知事は4月21日の記者会見で、屋外で一定の距離を保っていれば、マスクを外していいと呼びかけた。
これに対し、日本医師会の中川俊男会長は「日本では高い公衆衛生意識のもとでマスク着用に努めたことが、感染抑制につながった」とし、「マスクを外すのは、新型コロナが終息した時だ」と語る。
新型コロナ対策を担当する山際経済再生相も4月22日の記者会見で、マスクを外していい場面について「将来的に議論していかねばならないが、一律に国民に示せる段階にない」と語り、慎重な考えを示した。
※全文はリンク先で
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■ 「同調圧力」
専門家や首長からは、マスクの着用について様々な意見が出ている。
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会のメンバー、大竹文雄・大阪大特任教授(行動経済学)は「海外では法律でマスク着用を命じているため、解除すればマスクを外していいと伝わりやすい。一方、日本ではみんながつけるという『同調圧力』で広がり、今では生活習慣として定着した。屋外などリスクが低い場面では外してもいいと政府が明確に呼びかけないと、過剰な対策が続くことになる」と指摘する。
夏に向けて熱中症が懸念されることから、鳥取県の平井伸治知事は4月21日の記者会見で、屋外で一定の距離を保っていれば、マスクを外していいと呼びかけた。
これに対し、日本医師会の中川俊男会長は「日本では高い公衆衛生意識のもとでマスク着用に努めたことが、感染抑制につながった」とし、「マスクを外すのは、新型コロナが終息した時だ」と語る。
新型コロナ対策を担当する山際経済再生相も4月22日の記者会見で、マスクを外していい場面について「将来的に議論していかねばならないが、一律に国民に示せる段階にない」と語り、慎重な考えを示した。
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