2012年3月10日 東京ビックサイトで開催されている
「エコハウス&エコビルディング展」に行ってきました。
たとえ晴天でも、「まるで靄(もや)がかかったような」首都で、
入ってゆくのに、ちょっと勇気が必要なのですが、
今日は雨に煙る首都。
大気汚染だか、本当の霧だかわからないうちに進入。
いいだか、わるいだか・・・。
さすが東京、ビルの外観も奇抜です。
しかも、ただ奇抜なのではなく、
たぶんこれは、直射日光除けの節電を意識したシート
と見ました。
他にも、ビル全体を網で囲った建物もあり、
こちらはきっと、地震でタイルがはがれおちても、
被害が少なくなるための工夫と見ました。
3.11以降、そんな意味での、街の「緊張感」を感じます。
そんななかで、会場に入ってびっくり。
あまりにも多い人と、大量の照明。
明るすぎ!
電気の使い過ぎ!
同時に開催されている「太陽光発電」「スマートハウス」
など、電気の新しい将来がテーマのこの展示会。
何かすごい違和感を感じました。
そんななかでも注目したのが、
屋根の上に設置したドームから、金属パイプで光を部屋に入れる装置。
すごいシンプルですが、穴倉みたいに暗い部屋に、一筋の光が。
お値段も手ごろ、エネルギーも最小限。
こんな品がもっと出ればいいなあ。
数々あった、太陽光発電パネル。
気になったのは、この品。
カーポートの屋根全体がパネル。
ビルの壁面に、容易に設置でき、
デザインに優れたパネル。
建築屋として、「屋根に穴をあけて設置する『太陽光発電パネル』」は、
拒否反応が強いです。
LED照明も展示が多かったのですが、
やっぱり気になったのが、
光の強さ。
目が痛い。
こちらは、徐々に改良されるでしょう。
あまりの人の多さと、
エネルギー消費の大きさに圧倒され、
疲れ果てましたが、
唯一癒されたのが、
お昼に見た不忍池の景色。
雨に濡れる首都も、なかなかきれい。