9月22日。無事開催出来ました。
参加者が少なめで、講師の市川さんには申し訳ありませんでした。
それでも、参加した方からは、「良かった」「参考になった」「次の講座も聞きたい」
など、意見をいただき、感謝です。
スタッフからも、
「ぜひ、もっと多くの人達に聞いてほしいね!」
「市とも連携して、何度も開こうよ!」
「電柵業者の設置講座も一緒に出来ればいいね!」
など、いろいろなアイデアが出てきて、来年度にあらためて新展開を模索します。
市川さんのお話で次のことが心に残っています。
①野生動物による「農作物被害」は、実は人間のやっていることが原因が多い。
②獣害対策で行っている事の中には、実は効果の薄いやり方も多い。
③税金を使って行っている獣害対策は、実は無駄なことに使われていることも多い。
①について
畑に残した野菜や果物を野生動物が食べて、その味を覚え、効率の高い食べ方を覚え、
危険を冒して、里に食を求めて降りてくる。もしくは里に定住する。
稲刈り後の田んぼに生えた「ひこばえ」(2番穂)や落穂を食べた猪は、
その味を覚えて、次の季節に田んぼに来る。
畑や果樹園に来る鹿や猿も同じ感じ。
②について
電柵は、動物の「鼻」が電気柵の電線に触れ、足が土に付いているいることで、
からだに強烈な電流が流れて、強いショックをうける。
その記憶から、電柵に近づかなくなって、効果が出る。
「鼻」が当たる高さに設置しないと効果が出ない。
足が地面に接する場所に設置しないと電流が流れなくて効果が出ない。
③について
電柵についても、税金の補助で購入しても、電柵業者は農家の玄関先に置いて帰るだけ。
設置についての指導は無いので、効果的な設置ができていない。
罠による猪の捕獲でも、「うりぼう」だけを獲ると親は罠にかからなくなる。
それでも「うりぼう」だけはまた獲れるので、報奨金はでる。
報奨金を繰り返しもらうには、「うりぼう」だけ獲った方が猟師には効率的?
などなど、聞き洩らしとことも、記憶に残せなかったことも、
たくさんあるので、ぜひ、もう一度、二度、三度、開催したいと思います。
行政と連携して、農家さんにまず聞いてもらうことが、最優先でしょか。