稲刈り前
稲刈り後
黄金色に輝いていた田んぼも、稲刈りが終わり、1年の最後を迎えようとしています。今では少なくなった「はぜかけ」風景が、収穫の喜びを表現しているようです。
ただ、・・・。はぜかけの上を覆っているシートが「青色」なのです。去年の新聞記事にも、建築士が景観上好ましくない、と指摘していました。確かに、周囲の色、みどり、きいろ、ちゃいろ、などに比べてかなり強い色になっています。建築士も「淡いみどりやグレーなどに変えて、全体で統一すべき」と言っていました。
シートメーカーでも、なぜ「青色」が主流なのかわからないそうです。
以前、ある大学の先生に聞きました。自然界には、空、海以外に「青色」は多くない。だから、飛行機が着陸する時に見える「青色」のトタン屋根は非常に違和感がある。建築屋さんは、「青色」を屋根に使うのをやめてほしい。
確かに言われてみればそのとおりです。青色の波トタンは極力使うのをやめました。以後、茶色の波トタンにしたら、周囲の景観から浮いた感じがしなくなりました。こんな細かいことだけれど、少しずつ改善してゆけば、いっそう素敵な田舎の風景になることでしょう。
ところで、うちの女房も「建築士」ですが、「何でブルーシートだといけないの?」と言っています。小さい頃から慣れ親しんでいる風景なので、違和感を感じないのでしょう。人の感覚って、不思議です。