新月伐採の山へ、施主のFさんと森林組合の山中さんと、汗を掻きながら物部川源流の香我美町の山へ行って来ました。今月の10日から16日までの、新月前の一週間の間に伐られ、2~3ヶ月山で葉枯らし乾燥された木は、虫も付きにくく、腐りにくく、カビも付きにくく、割れも少ないと言われています。そこで一度トライしたいと思っていたのです。幸い、Fさんがやりたいと、言ってくれたのと、森林組合がやりますと言ってくれたお陰で、実現することとなりました。この家は、7月頃完成の予定となります。写真は、伐った木に、名前と日付けを書いているFさんです。普通のログハウスや、家より長く建築期間は掛かりますが、メリットは一杯あります。芯の部分の、木材の乾燥が進み、先ほど言った、木の変形、割れ,腐りにくい性質が生まれ、建築後の経年変化が少なくて済むのです。自然乾燥は昔から一番良いとは言われていましたが、大量生産には合わないので、近頃は人口乾燥が主流となって来ています。木の持つ特性を生かすには、自然乾燥が良いのは、木材関係者は誰でも知っている事ですが、ロスも多く近年では少なくなってきています。アイビーログ工房は、冬切りの材にこだわってきましたが、これからは、冬切りの、新月伐採も選べるようになります。但し早めの契約が必要となりますが、メリットを考えると、一考に値すると思います。なぜなら、アイビーログ工房の建てる家は3世代は、住み継ぐげる家だから。答えを知る事が出来るのは、次のまた次の世代だとしても、100年のスパンを考えれば、最良のチョイスかも。