少し前の大雨で増水した物部川。空梅雨と言われていますが、帳尻を合わすのが、自然です。空梅雨の後の大雨。その時災害が起こらないよう願うだけですが。それより物部川が増水した後、中々濁りが治まらない事が気になります。四万十川なんかは、上流が濁っていても下流は澄んでいたりする位、自浄能力が高い事を考えれば、物部川の病の深さが感じられます。ダムで幾重にも寸断され、河口に近い場所にもダムがあることが、原因ですが、山の荒廃も問題ですが、木が循環的に使用されなくなっている事が、一番の問題です。安いからと言って、海外から輸入して家を建てると、山の木が使われなくなり、手入れ出来ず、山が荒れてきます。山とか川は、経済だけでなく、故郷その物なのです。お金、経済だけ考えていると、大切な故郷も無くしてしまう事になってしまうのです。木の家が快適なのは、良く知られていますが、ハウスメーカーの木は、木を使って作った素材が多く、純粋な木ではない事が多く、施主さんは木の家だと思って買っても、加工ウッドの家と改めた方が良いと思っています。高知県は、森林率84パーセントの森林県。本当の木を使い、家や、暮らす道具を創る事は、環境にも財布にも優しいと言えます。其の事により、川や山の環境を守る事が出来るとしたら、こんなに良い循環はないと思うのですが。