小樽最後の秘境 オタモイ海岸
6年ぶりの訪問記、前回からの続きです!
広場にあった案内看板
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当時の竜宮閣の写真や絵葉書と共に、オタモイ遊園地の歴史が説明されています。なお、この説明板が立っている場所は、かつて「弁天食堂」があった場所らしいです(右の写真。説明板より拝借)。
・・・ということは、これは弁天食堂の土台跡?
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意味ありげに空いた2つの穴。中にはタバコが捨ててあり、来客の灰皿と化していますが(←泣)、恐らく当時の遺構でしょう。いやぁ~、興奮してきますね!!
午前7時。
さぁ、ではオタモイ海岸のハイライトである遊歩道へと進んでいきましょう!!
・・・と言いたいところですが、遊歩道は崖崩れの危険性があるため、相変わらず立ち入り禁止の看板が立っています。
しかし状況は多少変化しており、完全に封鎖という訳でもないようです。
というのも、この遊歩道の先には「オタモイ地蔵尊」と、それを管理している方の住居があります。簡単にお地蔵さまを移動させる訳にもいかないのでそのままになっており、現在も参拝に訪れる方がいるので通行禁止にするわけにもいかない、というのが現状だということです。
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実際、遊歩道の入り口は南京錠で鍵がかかっておりますが「オタモイ地蔵尊 鍵開けます 連絡ください 参拝の方」と書かれ、管理者の電話番号が載った看板が立てかけてありました。
という事で、勝手に侵入するのも嫌なので看板の番号にかけて許可をもらうことにしましたが…。
『お客様のお掛けになった電話番号は、現在……』
あれ?通じない?おかしいな。
もしかして管理者、とうとう引っ越しちゃった?
う~ん。これは先へ進んで現状を確かめるしかないでしょう。
ということで、許可はもらえませんでしたが柵を越えて潜入。
※注:遊歩道への潜入はオススメできません。この先の説明で分かると思いますが、道が崩落寸前で命の保証はありません。マネしないようお願いします!!
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遊歩道へと入ってみたのですが…。
クモの巣がハンパないです(汗)。ものすごく立派なヤツが進むごとに現れて苦労します!
枝を拾って道を開拓しながら、おっかなびっくり歩いていきます(クモさん、ごめんねm(__)m)。
この様子では随分と人が来ていないようですね。
やはり、オタモイ海岸からはもう完全に人がいなくなってしまったのでしょうか…?
草木が生い茂る道をしばらく歩いていくと、視界が開けて崖沿いの遊歩道と、そこに貼りつく唐門が見えてきました。
いや~!この感じ、久々だなぁ!大好きな風景です♪
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「少し歩いたところで、遠くに小さく唐門が見えてきた。
うわぁ、これだ!ずっと見たかった風景。とても感動した。」
・・・これはオタモイ海岸を初めて訪れた2007年、当時の取材ノートに書いてあった自分の感想である。当時中学生であったため、未熟な文章力でなんとか感動を伝えようと必死ですね(笑)。
この取材ノートは、当時撮影した数枚の写真とともにまとめたもので、現在でも大事に取ってあるんですが、あまりにも写真と文章が酷いので恥ずかしくて公開できません(^_^;)すいません。
で、ここから道は狭くなり、崖に貼りつくように高さ50メートルほどの高さをソロソロ進んでいくことになるんですが…
怖すぎる!!
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↑この狭さですよ!!なんか6年前より狭くなってね?
しかも断崖絶壁が柵の下ギリギリまで迫ってきているので今にも崩れそうな感じ。
この辺はケータイで動画撮影しながら歩いていこうと思っていたんですが、足元見ていないとヤバそうなので止めました(笑)。
唐門まで来ました。ここらへんの雰囲気が本当に大好き。
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内部は手掘りの小さなトンネルになっており、向こう側へ抜ける事が出来ます。
それにしても、破損箇所も少なく、しっかり残っていて安心しました。
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唐門の短いトンネルを抜けるとついに・・・!
旅館「竜宮閣」の跡地である展望台が現れます!
久々に見るその光景・・・鳥肌が立ちました。
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右が、竜宮閣が建っていた1930年代後半ごろ?の写真(オタモイ遊園地の当時のパンフレットより借用)。見比べてみてください!
すごく興奮しませんか?
いやいや、そんなことを言っている場合じゃなかった。
この辺は本当に危険でした(汗)。写真を見てください!↓
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いやいや、これはマジで怖い。数十メートルの断崖絶壁の割れ目に、小さな橋が乗っかっている感じです。
・・・なんか体重かけたら橋ごと落ちそうなんですけど…。柵こわれてるし。
「こりゃぁぁコワイわぁぁぁ」とかブツブツ言いながら、そぉ~っと早足で突破しました(笑)。
橋ごと崖下に転落する自分の姿が頭をよぎり、本気で死を覚悟しました。
そしてさらにイヤ~な事が。
この辺を歩くと、振動のせいなのか崖の方からパラパラという音が・・・(汗)。
く、崩れるんじゃないか…。
まさかこんなに危険な状況になっているとは思わなかった。
今回…生きて帰れるのか!?(^_^;)
クモの巣に怯えていた先ほどの状況が馬鹿馬鹿しく思えてきました。
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竜宮閣跡地の展望台前には、当時に建てられた祠がそのまま残っていて、これまた良い雰囲気です♪
せっかくなので2008年の写真と比べてみましょう。
(2008年) → (2014年)
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おやおや。意外と崩壊していない。というかほとんど同じですね(*^_^*)安心しました。
次回!
竜宮閣の痕跡を探します。
相変わらず命がけです!
続く。
6年ぶりの訪問記、前回からの続きです!
広場にあった案内看板
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当時の竜宮閣の写真や絵葉書と共に、オタモイ遊園地の歴史が説明されています。なお、この説明板が立っている場所は、かつて「弁天食堂」があった場所らしいです(右の写真。説明板より拝借)。
・・・ということは、これは弁天食堂の土台跡?
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意味ありげに空いた2つの穴。中にはタバコが捨ててあり、来客の灰皿と化していますが(←泣)、恐らく当時の遺構でしょう。いやぁ~、興奮してきますね!!
午前7時。
さぁ、ではオタモイ海岸のハイライトである遊歩道へと進んでいきましょう!!
・・・と言いたいところですが、遊歩道は崖崩れの危険性があるため、相変わらず立ち入り禁止の看板が立っています。
しかし状況は多少変化しており、完全に封鎖という訳でもないようです。
というのも、この遊歩道の先には「オタモイ地蔵尊」と、それを管理している方の住居があります。簡単にお地蔵さまを移動させる訳にもいかないのでそのままになっており、現在も参拝に訪れる方がいるので通行禁止にするわけにもいかない、というのが現状だということです。
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実際、遊歩道の入り口は南京錠で鍵がかかっておりますが「オタモイ地蔵尊 鍵開けます 連絡ください 参拝の方」と書かれ、管理者の電話番号が載った看板が立てかけてありました。
という事で、勝手に侵入するのも嫌なので看板の番号にかけて許可をもらうことにしましたが…。
『お客様のお掛けになった電話番号は、現在……』
あれ?通じない?おかしいな。
もしかして管理者、とうとう引っ越しちゃった?
う~ん。これは先へ進んで現状を確かめるしかないでしょう。
ということで、許可はもらえませんでしたが柵を越えて潜入。
※注:遊歩道への潜入はオススメできません。この先の説明で分かると思いますが、道が崩落寸前で命の保証はありません。マネしないようお願いします!!
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遊歩道へと入ってみたのですが…。
クモの巣がハンパないです(汗)。ものすごく立派なヤツが進むごとに現れて苦労します!
枝を拾って道を開拓しながら、おっかなびっくり歩いていきます(クモさん、ごめんねm(__)m)。
この様子では随分と人が来ていないようですね。
やはり、オタモイ海岸からはもう完全に人がいなくなってしまったのでしょうか…?
草木が生い茂る道をしばらく歩いていくと、視界が開けて崖沿いの遊歩道と、そこに貼りつく唐門が見えてきました。
いや~!この感じ、久々だなぁ!大好きな風景です♪
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「少し歩いたところで、遠くに小さく唐門が見えてきた。
うわぁ、これだ!ずっと見たかった風景。とても感動した。」
・・・これはオタモイ海岸を初めて訪れた2007年、当時の取材ノートに書いてあった自分の感想である。当時中学生であったため、未熟な文章力でなんとか感動を伝えようと必死ですね(笑)。
この取材ノートは、当時撮影した数枚の写真とともにまとめたもので、現在でも大事に取ってあるんですが、あまりにも写真と文章が酷いので恥ずかしくて公開できません(^_^;)すいません。
で、ここから道は狭くなり、崖に貼りつくように高さ50メートルほどの高さをソロソロ進んでいくことになるんですが…
怖すぎる!!
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↑この狭さですよ!!なんか6年前より狭くなってね?
しかも断崖絶壁が柵の下ギリギリまで迫ってきているので今にも崩れそうな感じ。
この辺はケータイで動画撮影しながら歩いていこうと思っていたんですが、足元見ていないとヤバそうなので止めました(笑)。
唐門まで来ました。ここらへんの雰囲気が本当に大好き。
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内部は手掘りの小さなトンネルになっており、向こう側へ抜ける事が出来ます。
それにしても、破損箇所も少なく、しっかり残っていて安心しました。
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唐門の短いトンネルを抜けるとついに・・・!
旅館「竜宮閣」の跡地である展望台が現れます!
久々に見るその光景・・・鳥肌が立ちました。
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右が、竜宮閣が建っていた1930年代後半ごろ?の写真(オタモイ遊園地の当時のパンフレットより借用)。見比べてみてください!
すごく興奮しませんか?
いやいや、そんなことを言っている場合じゃなかった。
この辺は本当に危険でした(汗)。写真を見てください!↓
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いやいや、これはマジで怖い。数十メートルの断崖絶壁の割れ目に、小さな橋が乗っかっている感じです。
・・・なんか体重かけたら橋ごと落ちそうなんですけど…。柵こわれてるし。
「こりゃぁぁコワイわぁぁぁ」とかブツブツ言いながら、そぉ~っと早足で突破しました(笑)。
橋ごと崖下に転落する自分の姿が頭をよぎり、本気で死を覚悟しました。
そしてさらにイヤ~な事が。
この辺を歩くと、振動のせいなのか崖の方からパラパラという音が・・・(汗)。
く、崩れるんじゃないか…。
まさかこんなに危険な状況になっているとは思わなかった。
今回…生きて帰れるのか!?(^_^;)
クモの巣に怯えていた先ほどの状況が馬鹿馬鹿しく思えてきました。
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竜宮閣跡地の展望台前には、当時に建てられた祠がそのまま残っていて、これまた良い雰囲気です♪
せっかくなので2008年の写真と比べてみましょう。
(2008年) → (2014年)
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おやおや。意外と崩壊していない。というかほとんど同じですね(*^_^*)安心しました。
次回!
竜宮閣の痕跡を探します。
相変わらず命がけです!
続く。