日本列島を掠めるように北上し過ぎ去った行った台風16号...。暴風や波浪を避けようと
函館港外にはざっと数えて20隻余りの船舶が錨を下ろし避難の様子、その間を縫うように
青森に向かうフェリーが航行していた。そんな中に、海上自衛隊護衛艦“あさぎり”も錨を下
ろしている。えっ!! 護衛艦も避難?ファインダーを覗いていた知人のカメラマンに尋ねると、
今朝大湊港を出港して昼過ぎにアンカーを下ろしているので避難ではなさそう、とのこと...
なるほど、白波の立つ湾内を通船が走り、乗組員が漁港から上陸している...。それにして
も木造の小さな通船に20人ほどが乗船し、波が容赦なく船の中に入っている様子に、大丈夫
なんだろうかと心配しながらシャッターを押す。ところで“あさぎり”は、京都府舞鶴港を母港
にする海上自衛隊の護衛艦で、全長137m、基準排水トン3,500㌧、乗組員は220名...
( 白波をかき分けるようにプレジャーボートが、“あさぎり”の側を走り去る )
( ※ 小さな写真3枚は左クリックで拡大する。)