世界最大の地熱発電設備、富士電機がニュージーランドに設置
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1105/20/news016.html
地熱発電は二酸化炭素を排出せず、太陽光や風力と違って、天候や気象条件に左右さ
れない。ニュージーランドは原子力発電所を建設しておらず、再生可能エネルギーの
導入に熱心であり、地熱発電の規模も大きい。
出典は、「ITmedia」http://www.itmedia.co.jp/
【以下畑陽一郎,@IT MONOistを引用】
富士電機ホールディングスは、2011年5月17日、1基の発電能力としては世界最大の
出力(140MW)となる地熱発電プラントをニュージーランドに納入し、運転を開始し
たと発表した。これはニュージーランドの総電力需要の3%に達する規模だ。同社は
1988年からニュージーランドに3件の地熱発電設備を納入している。
世界最大の地熱発電設備、富士電機がニュージーランドに設置
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1105/20/news016.html
地熱発電は二酸化炭素を排出せず、太陽光や風力と違って、天候や気象条件に左右さ
れない。ニュージーランドは原子力発電所を建設しておらず、再生可能エネルギーの
導入に熱心であり、地熱発電の規模も大きい。
出典は、「ITmedia」
http://www.itmedia.co.jp/
【以下畑陽一郎,@IT MONOistを引用】
富士電機ホールディングスは、2011年5月17日、1基の発電能力としては世界最大の
出力(140MW)となる地熱発電プラントをニュージーランドに納入し、運転を開始し
たと発表した。これはニュージーランドの総電力需要の3%に達する規模だ。同社は
1988年からニュージーランドに3件の地熱発電設備を納入している。
同社は2008年3月に住友商事と共同で、ニュージーランド国有電力会社である
Mighty River
Powerから4億5000万ニュージーランドドルで地熱発電プラントを受注している。蒸気
タービンや発電機、プラント制御監視装置などの部材を提供したほか、プラント自体
の設計や据え付け工事、試運転など発電所稼働に至る工程を一括して請け負った。
Mighty River Powerは8つの水力発電所と4つの地熱発電所などを運営する発電企業
であり、同国の電力の2割弱を発電しているという。
再生可能エネルギーの比率が7割を超える
今回、富士電機ホールディングスが地熱発電プラントを設置したのはニュージーラ
ンド北島ワイカト地方に位置するナ・アワ・プルア(Nga Awa
Purua)地熱発電所である。ニュージーランドは日本と同様プレート境界に位置し、
火山国である。ナ・アワ・プルア地熱発電所はタウポ火山帯に立地する。
ニュージーランドは政策として再生可能エネルギーに力を入れており、総発電量の
57%を水力、11%を地熱、4.9%を風力で賄っている。再生可能エネルギーが総発電
量に占める割合は実に72.5%にも及ぶ(参考資料:ニュージーランド政府によるNew
Zealand Energy Data File
2010)。ナ・アワ・プルア地熱発電所内の地熱発電プラントが稼働したことで、地熱
が占める比率は14%に高まる見込みだ。
なお、地熱発電の規模が最も大きいのは米国であり、全世界の地熱発電量の約1/3
を占める。次いでフィリピン、インドネシア、メキシコ、イタリア、ニュージーラン
ド、アイスランド、日本などで普及が進んでいる。いずれも火山などの地熱資源が豊
かな地域だ。
このうち、総発電量に占める比率が2割を超えるのは、アイスランドとフィリピン
である。