
”おにぎりせんべい”といえばおそらく日本人の殆どが知っている押しも押されぬ国民的せんべい気味お菓子だと思うのです。僕は三重に来るまで知らなかったのですが、おにぎりせんべいを製造しているマスヤは赤福と関連がある会社だそうでおにぎりせんべいの生地と赤福は一緒だとかなんとか実しやかに囁かれていたりするのです。
そしておそらく誰もが知っているおにぎりせんべいの袋の裏側におにせんファミリーというかオニセンの兄弟というか、とにかくこの商品もよろしく!!みたいな感じで”ピケ8”というお菓子が紹介されているのです。ところが僕が生まれ育った神戸ではピケ8やなんてどっこにも売っていなかったのです(少なくとも僕の知る限り)。そんなわけで、ピケ8すなはちオニセンの裏に書いてあるので実在はするのであろうが、さっぱり実態の見えない幻のお菓子という図式が僕の頭の中で確立されていったのです。
その後、三重にやってきて嫁ハンと結婚して、日常会話の中で”ピケ8知っとお??”と聞いてみると返ってきた答えが”あれはピケハチではなくてピケエイトや”ということでした!!なんとピケ8はピケハチじゃなくて英語でやったんです!!なんちゅうても欧風せんべいらしいですから。
しかも三重では普通にそこらへんの主婦の店とかジャスコに売っているそうです。
イヤ、ホンマに所代われば品代わりよるですわ。もっと子供の頃に知りたかったです。おそらく少なくとも僕の周囲では”ピケハチを食った”という事実は尊敬に値するような偉業になったと予測されるからです。