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須江でダイビングをして撮ってきた水中写真、今日は”キタマクラ、オドリカクレエビにクリーニングしてもらう!!”の図です。
子供の頃から図鑑やら(学研の科学やら学習やら)なんやらで海中生物の間にはクリーニングという事柄があるらしい、という知識はあったのですが、初めてホンソメワケベラやらこのオドリカクレエビの行動を見たときには”なるほど、コレが噂に聞くクリーニングかいな”と思ったものです。
そして良いレンズを使って写真を撮るようになって、更に気づいたことがあります。今回のこのキタマクラなんか良い例なのですが(リサイズしているので見えにくいですが)、体がボロボロの状態なんですわ。拡大してみてみると胸鰭前方や体側に引っかき傷が入っていて、背鰭や体上面には寄生虫が見受けられます(体に傷がいって体表の防御力が落ちているからこそ寄生を許しているのだと思います)。
ここまで体が痛む原因は何なのでしょう?!他の魚との闘争、網にかかって逃げてきた、釣られて捨てられた、他にもいろいろ考えられるでしょう。
それはそれとして、僕が不思議に思うのは”オドリカクレエビやアカホシカクレエビにクリーニングをされている魚ってキタマクラしか見たことない”ということなんですわ。少なくとも僕はそうなのです。
キタマクラが他の魚と比べてドンクサくて体が痛んでエビに掃除してもらわなくてはいけない個体が人目につき易くなるほど多いのか?
ひょっとしてハゼとテッポウエビのような特殊な関係にあったりするのか?
それとも何かほかにあるのか?!
僕からしたらちょっとした謎ですわぁ。