平家物語巻第十二 三 平大納言の流されの事1
三 平大納言のながされの事 九月廿三日平家のよたうの、都のうちにのこりとゞま りたるを、みな国々へつかはさるべきよし、かまくらより...
平家物語巻第十二 付 紺掻の沙汰の事
付 こんかきのさたの事 ...
平家物語巻第十二 二 大地震2
世のめつするなどいふ事は、つねのならひなれ共、さすがき のふけふとは、思はざりし物をといひければ、わらんべ共はこれ を聞て、なきかなしむ事かぎりなし。法皇は新熊野...
平家物語巻第十二 二 大地震1
京都市平安京創生館平安京ジオラマ 白河六勝寺 二 大地震 去程に、平家ほろび、源氏の代になり...
平家物語巻第十二 一 重衡切られ
念仏によつて、九ほんれんだいに生をとぐべしとて、くびをのべ てぞうたせらる。日ごろのあく行はさる事なれ共、只今の御 有さまを見奉るに、数千人の大衆もじゆごのぶし共も、皆 よろ...
平家物語巻第十二 一 重衡切られ4
にぶしの手へかへされけり。ぶし是をうけ取て、木津川のはた にて、すでにきり奉らんとしけるに、す千人の大衆、しゆごのぶ し見る人幾千万と云数を知ず。こゝに三位の中将の、年比の侍 ...
平家物語巻第十二 一 重衡切られ3
ほれてさぶらふに、奉りかへよとて、あはせの小袖に、じゃうゑを そへて出されたり。中将これをきがへつゝ、もとき給ひたるしやう ぞくをば、是をかたみ...
平家物語巻第十二 一 重衡切られ2
し奉る。三位の中将なのめならずよろこび、これに大納 言のすけのつぼねの、御わたり候が、本三位中将殿のたゞ 今ならへ御とをり候が、立ながらげんざんにいらんと候と、人を いれ...
平家物語巻第十二 一 重衡切られ1
平家物語巻第十二 しげひら 一 重衡のきられの事 さるほど 去程に本三位の中将、しげひらの卿をば、かのゝ介むねもち にあづけられて、こぞよりいづのくに...
平家物語巻第十二 享保十二年 村上勘兵衛板本 蔵書
平家物語巻㐧十二目録 一 しげひらのきられの事 二丁目 二 大地震の事 七丁目 付タリ こんかきのさたの事 九丁目 三 平...